【natsuさんより】ヘルマニビスの匙加減:vol.1
2011年10月14日
【【ヘルマニビスの匙加減:vol.1】
文章を書かせて頂くに当たり、何らかの”題名”が欲しいなと思っていまして、、、
【ヘルマニビスの匙加減】
というものを使うことに決定致しました。
大した意味はありませんが興味のある方は考えて見て下さい。
さて前置きはこの辺にして、書いてみましょうか・・
<汝、富みたくば言語能力を磨け>
えー最初から、大層な内容を選択してみました(笑)
アマミキョさんから、豊かになりたい・したい、という言葉を
再三再四に聞いておりまして、誰でも分かりやすい内容で考えたところ、この”言語の問題”が浮かびました。
私の経験上の話ですが、思考力が高くて、口から出る言葉の能力が低い、
という人にあまり巡り会ったことがありません。
またサラリーマンなどの上のレベルの富裕層の人々は、
礼儀という意味でも、どういう言葉を相手に使用するのか非常に気を遣っています。
貧困層の人達は、総じて言葉の種類:語彙数が少ない状態で生活しています。
これはどこの世界でも共通と思われます。
東京などの、超一流企業と言われる日本の会社なのでも良くある話なのですが
「自分自身が、おかしな日本語を使っていることを自覚していない人が多い」という事実があります。
「私は、あなたと、今日は元気ですか?」
上の文章は日本語という言語は使っていますが、文章としては間違っています。
まるで、日本語を学んでいる外国人が作ったような文章です。
そして自分自身は気がついていないが、上と同じような間違った文章や言葉を使っている人というのは
世の中に非常に多いというのが事実です。
普通の人であれば、自分が一日の二四時間の中で話した声を録音して
自分が発した言葉を聞くという経験はしたことはないでしょうから、気にしないかもしれませんが
もし、それを行い、文字として読んだならば、主語は抜けている、あれ、これ、の
指示語ばかり、なんてことに気がつくでしょう。
小学生などの教育を語るときによく言われる言葉ですが、
算数や理科などの問題が解けない子供の多くは、何を質問されていて
どの様に答えたら良いのか?の日本語が分かっていないと言われます。
同様に、日本人は「阿吽の呼吸」という考え方を、
”素晴らしい!”と評価をする文化を持っているので
あれこれと正確に日本語を使うこと=下衆の勘ぐり、なんて事を言われたりします(笑)
下衆の勘ぐりの使い方がそのものが間違っていることも知らずに、使う人なんて大勢存在します。
もし、私が奄美の政治家ならば、東京などの進学(予備)校から高給を払ってでも
日本語を教えている優秀な教師を招聘します。
小学校、中学校では、何よりも日本語を徹底的に磨き上げます。
+αのお金があれば、同時に英語の優秀な教師を招聘します。
これを20年も続けたら、間違いなく豊かになると思います。
もしくは優秀な人材が必ず育ちます。
言語を使いこなすレベルが高いということは、何が問題点なのか?
そして、どんな解答方法があるのか?を自分で解決出来るようになります。
さらには、英語がそこそこ堪能であれば、現代ではネット上から
日本のメディアに曲げられていない情報(一次情報)をダイレクトに大量に得ることが出来ます。
もっとも優れた投資は「人材」に対しての投資とよく言われますが
どこかの額に飾ってあるような言葉ではなくて、
「言語を徹底的に磨き上げて、考える力を持つ人材を育てる」と具体的な目標に
すれば必ず成果は上がると思います。
昔から「本を読みなさい」と言われるのは、多くの正しい日本語に
触れることによって、語彙数の増加と言語を正確に使えることよる
思考能力が上がるという効果を意味しています。
日本語は”あいまいな表現”には、適していますし、それが素晴らしい面も
多々ありますが、現代では、正確に使用できる能力も非常に大切かと思います。
natsu
※豆知識ですが、表彰等の際に渡す”賞状”には句読点は打ちません。
これは表彰をされる人は優れているので、句読点を打つ必要がないという
考え方からきているようです。】
文章を書かせて頂くに当たり、何らかの”題名”が欲しいなと思っていまして、、、
【ヘルマニビスの匙加減】
というものを使うことに決定致しました。
大した意味はありませんが興味のある方は考えて見て下さい。
さて前置きはこの辺にして、書いてみましょうか・・
<汝、富みたくば言語能力を磨け>
えー最初から、大層な内容を選択してみました(笑)
アマミキョさんから、豊かになりたい・したい、という言葉を
再三再四に聞いておりまして、誰でも分かりやすい内容で考えたところ、この”言語の問題”が浮かびました。
私の経験上の話ですが、思考力が高くて、口から出る言葉の能力が低い、
という人にあまり巡り会ったことがありません。
またサラリーマンなどの上のレベルの富裕層の人々は、
礼儀という意味でも、どういう言葉を相手に使用するのか非常に気を遣っています。
貧困層の人達は、総じて言葉の種類:語彙数が少ない状態で生活しています。
これはどこの世界でも共通と思われます。
東京などの、超一流企業と言われる日本の会社なのでも良くある話なのですが
「自分自身が、おかしな日本語を使っていることを自覚していない人が多い」という事実があります。
「私は、あなたと、今日は元気ですか?」
上の文章は日本語という言語は使っていますが、文章としては間違っています。
まるで、日本語を学んでいる外国人が作ったような文章です。
そして自分自身は気がついていないが、上と同じような間違った文章や言葉を使っている人というのは
世の中に非常に多いというのが事実です。
普通の人であれば、自分が一日の二四時間の中で話した声を録音して
自分が発した言葉を聞くという経験はしたことはないでしょうから、気にしないかもしれませんが
もし、それを行い、文字として読んだならば、主語は抜けている、あれ、これ、の
指示語ばかり、なんてことに気がつくでしょう。
小学生などの教育を語るときによく言われる言葉ですが、
算数や理科などの問題が解けない子供の多くは、何を質問されていて
どの様に答えたら良いのか?の日本語が分かっていないと言われます。
同様に、日本人は「阿吽の呼吸」という考え方を、
”素晴らしい!”と評価をする文化を持っているので
あれこれと正確に日本語を使うこと=下衆の勘ぐり、なんて事を言われたりします(笑)
下衆の勘ぐりの使い方がそのものが間違っていることも知らずに、使う人なんて大勢存在します。
もし、私が奄美の政治家ならば、東京などの進学(予備)校から高給を払ってでも
日本語を教えている優秀な教師を招聘します。
小学校、中学校では、何よりも日本語を徹底的に磨き上げます。
+αのお金があれば、同時に英語の優秀な教師を招聘します。
これを20年も続けたら、間違いなく豊かになると思います。
もしくは優秀な人材が必ず育ちます。
言語を使いこなすレベルが高いということは、何が問題点なのか?
そして、どんな解答方法があるのか?を自分で解決出来るようになります。
さらには、英語がそこそこ堪能であれば、現代ではネット上から
日本のメディアに曲げられていない情報(一次情報)をダイレクトに大量に得ることが出来ます。
もっとも優れた投資は「人材」に対しての投資とよく言われますが
どこかの額に飾ってあるような言葉ではなくて、
「言語を徹底的に磨き上げて、考える力を持つ人材を育てる」と具体的な目標に
すれば必ず成果は上がると思います。
昔から「本を読みなさい」と言われるのは、多くの正しい日本語に
触れることによって、語彙数の増加と言語を正確に使えることよる
思考能力が上がるという効果を意味しています。
日本語は”あいまいな表現”には、適していますし、それが素晴らしい面も
多々ありますが、現代では、正確に使用できる能力も非常に大切かと思います。
natsu
※豆知識ですが、表彰等の際に渡す”賞状”には句読点は打ちません。
これは表彰をされる人は優れているので、句読点を打つ必要がないという
考え方からきているようです。】
【natsuさんより】自己紹介
2011年10月14日
natsuさんが私からの度重なる再三再四の要望により、とうとう重い腰をあげてくださいました!
natsuさん、本当にありがとうございます!!!!
この文章の徹底した冷たさがたまらない!(笑)
でもチャットでからむと非常に優しい方です(笑)
この落差に(*´Д`*)ハァハァ
__________
皆様 改めまして、natsuでございます。
縁ありましてアマミキョさんのblogを一部をお借りして
私見披露をさせていただくことになりました。
どの程度の頻度でネタを提供出来るか分かりませんが
一週間に一度ぐらいは勝手気ままな文章を書かせて頂こうかと
考えております。
軽い自己紹介も含めて現時点での”事実”を書かせて頂きます。
36才、既婚、子供あり。
幸福の科学会員、宗教法人を所得以前に入会。
入会時は15才。
20年以上末席にふてぶてしく居座っている。
アマミキョさん、隊長、秋介さんなどの方々とは直接お会いしたことはない。
意味のないことは嫌い。
理由のないことは嫌い。
キャバクラは、サービス悪くコストパフォーマンス悪いから嫌い
(私の方が酒の作り方が上手いと感じるところには行かない)
匂い、色彩の感度は敏感な方。
霊感などは、妄想レベルではあるかもしれません。
虚言症があるかもしれません。
仕事は、過去に建築設計などをしていました。
世の中でもっとも嫌いなもの「馬鹿」
世の中でもっとも怖いと感じるもの「馬鹿」
いささか偏った人間ではございますが、お付き合いの程
どうぞ宜しくお願い致します。
natsu
natsuさん、本当にありがとうございます!!!!
この文章の徹底した冷たさがたまらない!(笑)
でもチャットでからむと非常に優しい方です(笑)
この落差に(*´Д`*)ハァハァ
__________
皆様 改めまして、natsuでございます。
縁ありましてアマミキョさんのblogを一部をお借りして
私見披露をさせていただくことになりました。
どの程度の頻度でネタを提供出来るか分かりませんが
一週間に一度ぐらいは勝手気ままな文章を書かせて頂こうかと
考えております。
軽い自己紹介も含めて現時点での”事実”を書かせて頂きます。
36才、既婚、子供あり。
幸福の科学会員、宗教法人を所得以前に入会。
入会時は15才。
20年以上末席にふてぶてしく居座っている。
アマミキョさん、隊長、秋介さんなどの方々とは直接お会いしたことはない。
意味のないことは嫌い。
理由のないことは嫌い。
キャバクラは、サービス悪くコストパフォーマンス悪いから嫌い
(私の方が酒の作り方が上手いと感じるところには行かない)
匂い、色彩の感度は敏感な方。
霊感などは、妄想レベルではあるかもしれません。
虚言症があるかもしれません。
仕事は、過去に建築設計などをしていました。
世の中でもっとも嫌いなもの「馬鹿」
世の中でもっとも怖いと感じるもの「馬鹿」
いささか偏った人間ではございますが、お付き合いの程
どうぞ宜しくお願い致します。
natsu
【櫻井よしこ】野田首相に 未来開く大戦略語れ
2011年10月14日
【櫻井よしこ 野田首相に 未来開く大戦略語れ
2011.10.13 03:10
10月11日、野田佳彦首相が11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)が政
権の「ヤマ」だと語った。それまでに環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)と税と社
会保障の一体改革に結論を出すという。
野田政権の喫緊の課題には武器輸出三原則の見直しもある。前原誠司政調会長が米国
講演で主張したように、同三原則の見直しなしには日本の防衛産業は国際的な共同開発
に参加できず、技術革新からも取り残される。
政権発足からひと月余り、党内融和優先で事実上何もしない「安全運転」を止めて、
APECを皮切りに野田政権らしさを打ち出すというが、日本にとっては民主党政権の
下でずっと危機の「ヤマ」が続いていることを、首相は忘れてはならない。
国家機能を失ったかのような日本の事態は深刻で、課題は重い。融和策で乗り切るこ
となどできないと、首相は心せよ。
小手先の融和策の弊害は、日米安保体制を揺るがし、国益を損ね続ける普天間飛行場
移設問題に明らかだ。
「国外・県外移設」公約の間違いを認識した鳩山由紀夫元首相は、2009年12月
には記者団に「辺野古は生きている」と語り始め、移転先は辺野古に戻すしかない旨、
記者発表しようとした。
だが社民党が反対し、政権基盤を失うことを危惧した北沢俊美防衛相が首相を説得し、
記者会見を取り止めた。結局、鳩山政権は翌年5月まで方針転換できず、辞任に追い込まれた。
菅直人政権下の武器輸出三原則も同様だ。2010年12月、民主党は同三原則見直
しを防衛計画の大綱に明記するはずだった。自民党も実現できなかった課題を民主党が
解決していれば、自民党の存在感は完全に失われていただろう。
だが、またもや社民党が反対し、民主党は妥協した。北沢防衛相は 「大事なものを
犠牲にしてでも、3分の2(の議席確保)を取れ」(「朝日新聞」10年12月8日朝
刊)と、菅首相に助言したが、大事なものを犠牲にした鳩山・菅両政権は何ひとつ成し
遂げられずに終わった。
民主主義は数の論理の上に成り立つが、価値観が守られて初めて、数に意味が生まれ
、その意義も評価される。民主主義においては価値観こそ最も大事で、価値観なき融和
など、どこまで行っても不毛なのだ。
首相は、日本が守り続けるべき価値観に目を向け、不毛は何も生み出さないことを、
くれぐれも心に刻みつけよ。そのうえで、私たちの信ずる民主主義体制を脅かす力が、
日本周辺で日々、強大化している事実に備えよ。対応を間違えることの許されないこの
状況を読みとって、戦略を構築せよ。
辛亥革命から100年、胡錦濤国家主席は10月9日、「中華民族の偉大な復興」と
の表現を23回も繰り返して演説した。
「愛国主義の偉大な旗印」「愛国主義は全民族を動員し、結果として中華振興のために
奮闘させる強大な精神力」と謳(うた)い上げ、「平和的な方式での統一実現」は
「台湾同胞を含む全中国人民の根本的な利益に最も合致する」として、中台統一への決意を見せた。
台湾の現状は危うい。2040年頃には西太平洋とインド洋から米海軍を排除すると
の長期戦略を描く中国は、異常な軍拡をいまも続行中だ。
日本列島、沖縄諸島、台湾、フィリピンを結ぶ第一列島線の確保に自信を見せ、
尖閣諸島周辺の日本領海を度々侵犯する。南シナ海の領有権も傲慢に主張する。
台湾海峡の軍事バランスはすでに中国優位に傾いている。米国は中国の軍事力を
自国への脅威と認めるが、台湾海峡、南シナ海、そして東シナ海も尖閣諸島も、
秩序の維持には米国の揺るがぬ関与が必要だ。
にも拘(かか)わらず、米国は台湾の求めていた最新鋭戦闘機F16C/D66機は
売却しないと決定した。米国議会は、中国への過剰な配慮を反映したこの決定が中国を
誤解させかねないと激しく批判したが、中国はさぞ、自信を深めていることだろう。
台湾はこの局面で、米国の決定は台湾の安全を揺るがすとして怒るべきだった。だが
、馬英九総統は大人しく納得し、怒ったのは中国のほうだった。張志軍外務次官が米国
の駐中国ロック大使を9月21日深夜に呼びつけ、「強烈に憤慨しており断固反対する
」「誤った決定を撤回せよ」と言い渡したが、まるで逆ではないか。
今回、台湾も米国も明らかに対中融和策で失敗した。今回の失敗は、あるいは、後に
ひとつの大きな転換点と位置づけられるかもしれないほど深刻である。
財政赤字に苦しむ米国は今後10年間、大幅な国防費削減を迫られる。アフガンから
撤退し、中東への関与を最小にとどめ、台湾、南シナ海におけるプレゼンスの低下が予
想される。つまり、中国を誤解させる安全保障上の空白が生まれやすい状況なのだ。そ
の危険な局面の最前線に位置するのが日本である。
率先して、国際社会の常識に基づく中国牽制(けんせい)の政治的軍事的枠組みを、
米国、インド、豪州などとの連携で作らなければならない。
大戦略を踏まえて初めて、TPPや武器輸出三原則の緩和など個々の政策が日本の未
来の可能性を開くことに有機的につながっていく。大戦略の基盤となるのが自国の歴史
と価値観への信頼であるのはいうまでもない。
首相の靖国参拝への姿勢が厳しく問われる理由もそこにあるのである。
隊長の話・ある人形の顛末
2011年10月14日
「人形の話をしようか」
「にんぎょう・・・すでに怖い・・・」
「人形といっても形があるわけじゃないから、木偶だな」
「それはどれくらい前のお話ですか?」
「修験の師僧と一緒に行ったときだから・・・そうだなぁ、俺が20代後半だったから、もう20年前だな」
「それはまたずいぶん昔ですね」
「そうだな。まぁ、ある由緒正しい家から相談を受けて、師僧と一緒に行ったわけだ。
そしたら恭しく木偶を出されてな、相談者がいろいろ話しはじめるわけだ。」
「ふむふむ」
「でも師僧もそうだと思うけど、俺もパッと見でもう全部わかっちゃったわけだよ」
「は?」
「その木偶に入ってるモノの正体とか経緯がさ」
「おおおおおお」
「おそらくは数代前のその家の先祖だな。病気平癒の祈祷か何かを受けていたが結果的にそのまま病死してるな。
本来なら霊璽か位牌に魂を移すんだが、当時の祈祷師の判断でその木偶に魂を移したんだろう。
で、供養のために祀られたら本人が自分は神か何かエラい奴だったんだと勘違いして、少しでも粗末にすると祟るようになったんだな。
まぁ、よくある話だ。増長した先祖霊だよ。」
「なんでもかんでも祀るとよくない典型ですね」
「そうだな。特にそいつは何の護りも利益ももたらさず、粗末にすれば祟るだけのくせに自分を神だと思ってやがる超勘違い野郎だったからな。
もうその木偶からそいつの「俺は神だ、俺を祀れ」って思いがぷんぷん臭うんだよ」
「ゲスですね、ゲス」
「で、大体のことは見ればわかったのに、相談者がな。
その木偶を前にして「これのいわれはそもそも・・・」とか「これを粗末にすると祟るのでうちでは代々・・・」とかな。もう話が長いんだよ。
だから、俺は一点確認したわけだ。このお人形をどうされたいのですかと。
そしたら相談者は、できることならそちらのお寺で預かっていただけないかと。以後の管理はそちらにまかせたいと。
でもそのあとも喋りが延々つづくんだよ。なんかしらねーけどな。もう内容も忘れた。
俺はもういいかなと思ってさ、ふと相談者がしゃべってる最中に目の前にあった木偶をひょいと手にとったわけだ。以後の管理はまかせるって言ったよな?と。
で、その家の庭にはちょうど落ち葉燃やしてた焼却炉があってな・・・」
「ひー! せめて最後まで話きいてあげてー!というか大事な過程いろいろはしょりすぎー!!!」
「お前、すごいな!焼却炉って言っただけなのにわかるのか!(笑)」
「わかるわい!(笑) オニめ!オニめぇ!」
「(笑) で、俺は相談者がこっちに手を伸ばして「あ」と言いかけてるのを背にそのままスタスタ庭に出て右手の木偶を焼却炉の中にポイっと・・・・」
「ドSめ!このドS!」
「その木偶が馬鹿(霊)の依代になってるんだろ?依代なくせば、俺の中に(霊を)いれればいいじゃん。もういちいちめんどくさいだろ?」
「あのー、お師匠様のリアクションは・・・・」
「ああ、師僧笑ってたよ。苦笑いだけど。(笑) おそらく心の中で「ばかもん」と言ってたんじゃね?」
「お師匠様、いろいろひどい弟子ですみません!(笑)」
「師僧は優しいからずっと話きいてあげるんだろうが、どうせ帰ったあとすることは同じだって。(笑)
お炊き上げの順番がいくらか早まっただけだよ、問題はない」
「すくなくとも相談者の気持ちが腑に落ちない!(笑)」
「で、相談者には「この人形は最初から何も入ってない」ということにして、次にご先祖のお墓を見せてもらったよ。その間に木偶から俺にいれた馬鹿を俺の中でボコボコにしたけどな。
連れていってもらったお墓で霊を供養するという形をとって、お墓のご先祖達にその馬鹿を引き渡したよ。お墓のご先祖達にだいぶキツく説教されたみたいだな。
これでこの件は終わり。見た目には何も無い。」
「すごいけど尊敬できない!(笑)」
「なんでだよー。木偶があると相談者が不安がるだろ?目の前で燃えてなくなれば安心するじゃないか。なぁ?」
「まぁ、それはそうですが・・・・その馬鹿な先祖はもう干渉してこないですかね」
「わからん。ほとんどないとは思うが、確実に二度としないという保証はできないな。人間と同じで、いつ心変わりするかわからないからな。二度としないと信じたいがね」
「それも含めて生々しいですね。お墓のご先祖様方に説教されてたというのもお話として斬新です!」
「説教されてたな、だいぶ(笑)」
木偶に入ってた(隊長にボコられた)霊のご冥福をお祈りします。
(n‘∀‘)η
「にんぎょう・・・すでに怖い・・・」
「人形といっても形があるわけじゃないから、木偶だな」
「それはどれくらい前のお話ですか?」
「修験の師僧と一緒に行ったときだから・・・そうだなぁ、俺が20代後半だったから、もう20年前だな」
「それはまたずいぶん昔ですね」
「そうだな。まぁ、ある由緒正しい家から相談を受けて、師僧と一緒に行ったわけだ。
そしたら恭しく木偶を出されてな、相談者がいろいろ話しはじめるわけだ。」
「ふむふむ」
「でも師僧もそうだと思うけど、俺もパッと見でもう全部わかっちゃったわけだよ」
「は?」
「その木偶に入ってるモノの正体とか経緯がさ」
「おおおおおお」
「おそらくは数代前のその家の先祖だな。病気平癒の祈祷か何かを受けていたが結果的にそのまま病死してるな。
本来なら霊璽か位牌に魂を移すんだが、当時の祈祷師の判断でその木偶に魂を移したんだろう。
で、供養のために祀られたら本人が自分は神か何かエラい奴だったんだと勘違いして、少しでも粗末にすると祟るようになったんだな。
まぁ、よくある話だ。増長した先祖霊だよ。」
「なんでもかんでも祀るとよくない典型ですね」
「そうだな。特にそいつは何の護りも利益ももたらさず、粗末にすれば祟るだけのくせに自分を神だと思ってやがる超勘違い野郎だったからな。
もうその木偶からそいつの「俺は神だ、俺を祀れ」って思いがぷんぷん臭うんだよ」
「ゲスですね、ゲス」
「で、大体のことは見ればわかったのに、相談者がな。
その木偶を前にして「これのいわれはそもそも・・・」とか「これを粗末にすると祟るのでうちでは代々・・・」とかな。もう話が長いんだよ。
だから、俺は一点確認したわけだ。このお人形をどうされたいのですかと。
そしたら相談者は、できることならそちらのお寺で預かっていただけないかと。以後の管理はそちらにまかせたいと。
でもそのあとも喋りが延々つづくんだよ。なんかしらねーけどな。もう内容も忘れた。
俺はもういいかなと思ってさ、ふと相談者がしゃべってる最中に目の前にあった木偶をひょいと手にとったわけだ。以後の管理はまかせるって言ったよな?と。
で、その家の庭にはちょうど落ち葉燃やしてた焼却炉があってな・・・」
「ひー! せめて最後まで話きいてあげてー!というか大事な過程いろいろはしょりすぎー!!!」
「お前、すごいな!焼却炉って言っただけなのにわかるのか!(笑)」
「わかるわい!(笑) オニめ!オニめぇ!」
「(笑) で、俺は相談者がこっちに手を伸ばして「あ」と言いかけてるのを背にそのままスタスタ庭に出て右手の木偶を焼却炉の中にポイっと・・・・」
「ドSめ!このドS!」
「その木偶が馬鹿(霊)の依代になってるんだろ?依代なくせば、俺の中に(霊を)いれればいいじゃん。もういちいちめんどくさいだろ?」
「あのー、お師匠様のリアクションは・・・・」
「ああ、師僧笑ってたよ。苦笑いだけど。(笑) おそらく心の中で「ばかもん」と言ってたんじゃね?」
「お師匠様、いろいろひどい弟子ですみません!(笑)」
「師僧は優しいからずっと話きいてあげるんだろうが、どうせ帰ったあとすることは同じだって。(笑)
お炊き上げの順番がいくらか早まっただけだよ、問題はない」
「すくなくとも相談者の気持ちが腑に落ちない!(笑)」
「で、相談者には「この人形は最初から何も入ってない」ということにして、次にご先祖のお墓を見せてもらったよ。その間に木偶から俺にいれた馬鹿を俺の中でボコボコにしたけどな。
連れていってもらったお墓で霊を供養するという形をとって、お墓のご先祖達にその馬鹿を引き渡したよ。お墓のご先祖達にだいぶキツく説教されたみたいだな。
これでこの件は終わり。見た目には何も無い。」
「すごいけど尊敬できない!(笑)」
「なんでだよー。木偶があると相談者が不安がるだろ?目の前で燃えてなくなれば安心するじゃないか。なぁ?」
「まぁ、それはそうですが・・・・その馬鹿な先祖はもう干渉してこないですかね」
「わからん。ほとんどないとは思うが、確実に二度としないという保証はできないな。人間と同じで、いつ心変わりするかわからないからな。二度としないと信じたいがね」
「それも含めて生々しいですね。お墓のご先祖様方に説教されてたというのもお話として斬新です!」
「説教されてたな、だいぶ(笑)」
木偶に入ってた(隊長にボコられた)霊のご冥福をお祈りします。
(n‘∀‘)η