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隊長の話・「呪」について

2011年10月07日

このお話は

隊長との話・「来る者拒まず去る者追わず」の意味
http://amamikyo.amamin.jp/e146224.html

の続編になります。



「この前、強いこだわりは『呪』になるって言ったろ?」

「ええ、聞きました」

「「一番短い『呪』は名前」だって安倍晴明が言ってるだろ?」

「あー、映画『陰陽師』で言ってましたね」

「あれはどういうことかというと、『呪』は「縛り」であり「支配権」になるんだよ。
親が生まれた子供に名前をつけるだろ?それは「これは自分の子供」という『呪』になり「縛り」になる。
上下関係もその意味では『呪』だな。
だから、『呪』と一言で言っても悪いものとはかぎらない。
『呪』はあくまで「支配・保護」という力の作用・働きを意味しているからだ。」

「『呪』はそう考えるとたくさん世にあふれてますね。なるほどー」

「そう。呪文とか呪術とか、よくわかんねー超能力だと思ってる人が多いが、そんなことはない。
その作用を多かれ少なかれみんな普段から使ってるんだよ。」

「それは気付かなかったです」

「一番わかりやすいのは、名前とかジンクスとかだな。
あれなんかは明らかな『呪』だ。
そうだと決めつけることでそれが「縛り」になりやすい。
でもすべてが悪い内容じゃない。いい方向に使うこともたくさんあるわけだ」

「たしかに!」

「だから、やはり一番短い『呪』であるとことの『名前』は短縮したあだなはよくないと思うな。
なぜなら、『名前』は、一番最初に親が自分の幸福を願ってつけてくれる『呪』だからだ。
だからあだ名で呼ぶのはなるべくは控えた方がいいと思うよ。
それは、相手の名前にこめられた『呪』の効果をうすれさせることになるんだ。
名前は親がつけた幸福な人生のための呪であり、呪のこめられた名前はちゃんと尊重したほうがいい。
だから相手の名前を呼ぶときもなるべくちゃんと名前を呼んだほうがいいと思うよ。」

「そうなんですね!」

「そう。だから前回は「自分に『呪』という縛り・とらわれをなるべくかけない人生も大事」だと言ったが、もう一方で、「いい『呪』をいかに上手に使うかも、また大切なのかもしれない」というところかな。
物事はすべて対極なんだよ。一方だけが正しいんじゃない。もう一方にも正しさがあり、すべてはバランスなんだ。
そのバランス・中道をどうとるというのが大事なんじゃないかな?」

「なるほどー。難しすぎてわけわかめ!」

「お前なー」




こだわりすぎない(『呪』にとらわれすぎない)心と、
いい意味での決まり事や名前(良い『呪』)を大事にし、その精神・効力を高めようとする心。
その両方のバランスが大切というお話ですた。

これからは私をきちんと名前で呼んでね、おさむん!(笑)







  


Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 18:51Comments(4)隊長(眷属さん)