コーガン(川蟹)の季節!!!
2013年12月17日
このブログに度々登場する不思議なおっさん・石橋和夫さんから、
今年もコーガン(川蟹)をいただきました。
この石橋さん、なんと千葉出身なのに、地元奄美の人間よりも奄美の野草や自然に詳しい人。(笑)
コーガンは奄美全土で採れます。石橋さんからいただくコーガンは、毎年この季節になると採れる冬の味覚。
雨の日の夜になると川に降りてくるんだそうです。

コーガンを持つ母の手。(笑)
小さい頃からガスランプ片手に山に入ってコーガンを採っていたという、うちの母は、扱い方も慣れたもの。
私は怖くて袋のなかでハサミをチョキチョキしてるコーガンに「ひー!!!!」と怯えっぱなし。(笑)
母「もっと早く写真に撮るって言ってたら、大きなヤツを残してたのに」
この時点で、もうデカいコーガンは最優先でグツグツ鍋の中。(笑)
昔は大人の男性の手のひらほどの胴体のコーガンがうじゃうじゃいたそうですが、
今は全体的に小さくなってしまったと、母がポツリ。
大人の男性の手のひらほどの胴体って・・・・((((;゚Д゚))))ガクブル・・・・・・・。
母によると、コーガンは茹でてから冷凍した方が、身が痩せないで美味しく食べられるそうです。
ズダ袋に入ったコーガン達が、

グツグツ茹でられ、

こうなります。

茹でると足はすべて取れてしまいますが、もちろん、足にも身はついてますので、のちほど足も美味しくいただきます。
母が、特に美味しいメスのコーガンを食べさせてくれました。
メスは採れる量も少ないので、とっても貴重。

甲羅を開ける母。手馴れたもの。

開けるとこんな感じ。

母と二人で美味しくいただきました。
ミソも身も濃い味で、無茶苦茶美味しかったです。

ちなみに私はいちいち細かく殻を剥くのがめんどいのと、小さい身が殻と一緒に取れてしまうので、
ある程度剥いたら、薄い殻ごとバリバリ食べます。(笑)
この方が身が美味しく感じます。(笑)
母「野蛮人みたいな食べ方しなさんな」
私「なるべく身を残さず食べるのが蟹さんへの供養です」
蟹さんに感謝して、ありがたくいただきました。
残りは冷凍して、冬の間のときどきのお味噌汁や鍋になります。
コーガンをいれたら、お味噌汁やお鍋のお味がとっても美味しくなるんですよ。
体もとっても温まります。
石橋さん、ご馳走様でした。
蟹さん、命をいただきありがとうございました。