第三回隊長講演会 講演録(2)
2014年02月28日
僕はあの、なんていうのかな。旅行とかで第三国に行ったりするんですよ。メキシコとか。
ストリートチルドレンとかいたりして、親がいないんですよ。小銭をせがんできたり。
お金上げようとしたら、タクシーの運転手から止められたんですよ。やるなと。
あんたが一生面倒見れるならやっていいって。できないんだったらやるなって。
自分達で生きていく術を覚えなきゃいけないんだって。
それが彼らが生き残る唯一の手段だって言われたんです。
タクシーの運転手から怒られて、教えられて、なんておごった男なんだ、俺はって自分で思いましたよ。
日本人であるが故に見えない部分があったんですね、やっぱり。
ここですよ。自分じゃ、やれていると思ってたらそうじゃないってこと。私がそうなんですよ。
だから皆さんにもぜひともそういう風に思ってほしいんですよ。
人生変わると思いますよ。
人は鏡って言いますね。どういう意味かわかりますか。
人が自分に接する姿っていうのは、本当に間違いなくですよ、自分がその人に接している姿です。
私はこういう性格ですって言う人がいるでしょ?そんな性格、存在しません。その人に対して自分がどういう性格を持っているかってのが本当の話なんですよ。
一人一人違うんです、接し方が。だからAさんだと思って電話で話してて、Bさんだったらものすごく気まずくなったりびっくりしたりするんですよ。
でも私は常に変らないんだったら、びっくりする必要はないですよね。
なぜびっくりしちゃうかというと、繕っている自分がそこに存在するんですね。思いません?
で、相手の態度を見て、この人態度が悪いと思うってことは自分がその人に対しての態度が悪いってことに気付くべきなんです。なるべく早く。
好き嫌いを自分で作ったということに気付くのが、前世を知るよりも大事なこと。
だと思いません?
あそこの奥さん、あそこの旦那さん性格が悪かけんって、ま、特別変っている人もいはするんですよ、確かにね。
いはするけど、でも自分がそういうふうな先入観をもって接しているっていうことも忘れちゃいけないってこと。
いつの間にかそういう目で見てるし、レッテルを貼っている。
その人に修復させるチャンスを与えていないのは自分です。
ですね。
自分が接する方法を変えていけば、その人の接し方も変ってくると思うんですよ、全然。
敵を作るのは人じゃないです。自分です。自分が敵を作ってるんです。それを変えるのも自分です。わかります?
大事なこと。これもさっき言った心の平穏を作ること。
悔やむでしょう?あの人に会いたくないとかなれば。憂鬱~、また会わないかんとかなれば?
たまに円形脱毛症ができるんですけどね。もう大変なんですよ。
いろんな人と電話してて、悩みを言われて、その悩みが僕に伝染っちゃってハゲるんですね。どんどん太るし(笑)
ま、太ってるのは自分の自己管理が悪いんですけどね。ご飯がすごく美味しくてですね。
さっきも言われたんですけど、一回り大きくなりましたねって。いや、器ですかって聞いたら、体がって言われて(笑)どうしようかなぁ(笑)
ちょっと悲しい話だったですね。ま、医者からもう心臓に悪いからこれ以上太るなって言われてますんで、そろそろダイエットしようかなと。
明日のマラソンに出ようかなとかって考えてるんですけどね。(注・次の日が桜マラソンだった)
奄美を穴だらけにするのもいけないから、やめときます。島が揺れるといけないからですね(笑)
前世というのは、だからそういうことです。
ないわけじゃないんです。ありはするけど、それを意識しながらの人生を送る必要はないということ。
確かにそこに存在したのかもしれないけど、それは反省する部分ではあるのかもしれないけれど、
悔やんで一生を引きずるためのものではないということ。これを認識してほしいんですね。
大袈裟に考えないでください。ものごとのとらえ方は、前向きに考えるのが一番いいんです。
いや、本当に後悔しなきゃいけないことをやった時は、後悔しなきゃいけませんよ。反省もする必要があるでしょう。
だけどそれで終わらせるんじゃなくて、前に進むための原動力が絶対いるんですからね。
そのためにはどうしたらいいか、っていったら前に進むためのエネルギーを自分で開放してやることですよね。
誰もがしてくれないです。自分がしないと。知ってますか?
だれかが何とかしてくれるんじゃないんですよ。
自分が何とかしないと、なんにもなりません。
人の悪口は言っちゃいけません。
自分の身なりを直しましょう。
だれそれが自分の意見と違うからって、その人が良くないって思うのも辞めましょう。
そうじゃない。その人の意見と自分の意見が食い違って当たり前。人間の性格は違うんだから。それはそれで尊重しましょう。
そうすると気が楽になります、すごく。反対する気持ちもあるかもわからんけど。でも本当のことですよ。
どんだけ、何十年って軋轢があって仲が悪かった人でも誤解があるんですからね。
一言しゃべっただけで、あ、全然違う性格だったじゃんって思って、じゃあその十五年なら十五年の無駄をどうするのって話ですよ。
もったいないでしょう。
修正してください、自分で。直りますから。
今言ってるのは友達とかなんとかだけじゃないよ。旦那に対してもそうだし、お母さんお父さんに対してもそうだし、娘さんやお孫さんに対してもそうですよ、同じこと。
自分の先入観を捨てて、考え方を硬直させるのではなくもうちょっと受け入れるという形をとってみてやられたらいいんじゃないかな。
だからつって苦労をしょってでもしろといっている訳じゃないですよ。借金を代わりにしてやったりとか、そういうのは論外の話だから。
そういう勘違いは絶対駄目です。相手のことを思えばこそ、心を鬼にしなきゃいけないって時も必ず出てくる。それはそれで別ですよ。
そういう自分に対しての厳しさを持たないかん。相手に対するものじゃなくてね。相手に言う台詞なんだけど、自分に厳しくないと言えないですよね。
そういうので私は人がいいからっていって結構流れちゃう人、それは人がいいんじゃなくて人が弱いんです。
相手のことを思えば言えるはずなんです、絶対に。
で、自分がして欲しくないことは、して欲しくないってはっきり言えばいいんです。
したら相手が何が嫌だったかわかるんだから。そしたら次からしないでしょ?
言葉が出るし、口があるんだから言えばいい。
お化けさんもそう。心の中を全部見透かした神様みたいな存在だと思ったら大間違いよ。
中には成りたての初心者マーク付けてるお化けだっておるわけで、しゃべったってわからない、しゃべんなきゃわからない。
心の中なんか見えないって人(お化け)も結構おるわけで。
だから、やっぱり自分の思いのうちっていうのは口に出してしゃべるべきなんですね。
お墓に行って、独り言みたいにしゃべっている人がいるでしょ。
俺は、いいと思いますよ。しゃべりましょ、どんどん。ご先祖さんとお話していいじゃないですか。
長崎の方はね、お盆になると花火をするんですよ、お墓の前で。知らないでしょ?
爆竹だけじゃないんですよ。爆竹もやるんですけどね。
それとは別にお墓参り行った時に花火するんですよ。ご先祖さんが喜んでくれるだろうって。
本当に真剣に考えてやってます、みんな。提灯上げてね。
いいじゃないですか、一年に一回ぐらい、そういうふうにして信仰したって。
したらご先祖さん達だって、少しはこいつらのためにしてやろうかなという気になりますよ、でしょ?
守護霊がどうのこうのとか背後霊がどうのこうのとかって、自分の後ろにいる人たちを背後霊じゃなくて守護霊にしたい、どうすればいいんだって言う人もいるんですけど、
自分がその人たちの面倒を見る気持ちにならないんだったら、その人たちが自分達のことを助けてくれる訳ないじゃないですか。
当たり前に考えれば分かる。
そういうのも同じ。普段からどのくらいよくできるかってことでしょ?
でもやっぱり可愛いから。色々教えてはくれますよね。だけど度合いが変ってくる。なんでかって言ったら、信じる気持ちの度合いで変わるわけだから。
これは、なんていうかな。日本人、特に強いんですけど、鬼悪魔は信じても、神様信じないんですね。怖いものは信じるんですよ。
写真に写ったおばけが怖いって、それは信じるけど、でも神様が空にいてって話は聞かないんですね、今、あんまり。
でも、これ逆にすれば、そんなに怖がる必要はないんですよ。
一番大事なこと、悪い方だけを信じちゃダメです。良い方も信じなきゃ。
そうすることによって自分の行いや考えも変ってきます、おのずと。
(3)に続く