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ぽえむん「雨に呼ぶ」

2012年03月19日

雨のなかで

君の名を呼ぶ

女々しい自分が

雨に隠れるように

呼び声が

雨にかき消されるように

それでも

この思いは

抑えがたく

抑えがたく







雨よ

もっと降ってくれ

この思いが

すぐに流れてくれるように

届いてはいけない思いを

私の近くで

流し去れるように









もう梅の花は散っただろうか

自分の声が聞こえぬように

雨の音に託す

雨よ降り続け

この胸の思いも

すべてかき消してくれと







  


Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 20:05Comments(0)ぽえむん

ぽえむん「ある言葉」

2012年03月19日

女達も

こども達も

誰も助けることができなかった

打ちのめされたこの国の最後は

はいずってでもただ生きる道だった







生きて

生きて

生きて

語り継ぐ言葉を失っても

生きて

生きて

ひたすらにいのちを繋いで

すべてを

その先に預けた









そこの若い人よ

私達ができなかったことを

どうかやってくれるというなら

どうか

私達の忍従の日々が

無駄ではなかったのだと

どうか

伝えてほしい








あなたたちの世代でしか

できないことがあるという

それでも

私達は

こども達を愛していたと

どうか

伝えて欲しい









言葉がうまく伝えられない

語る言葉すら私達にはなかったのだから










だから

そこの若いひと

私の声が聞こえるなら

どうか

どうか

どうか

あなたのそのあったかい気持ちが

私に届いたように

たくさんの若いひとが

たくさんの私よりも言葉なき先輩たちに

そのあったかい気持ちを

届けられるように










若いひと

ありがとう

あなたの気持ちは

私達の人生が

私達の死が

無駄ではなかったと

それだけで

本当に

よかった





  


Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 13:28Comments(0)ぽえむん

塚原古墳にて(九州の旅・4日目)

2012年03月19日

熊本の超美人・Kさんにご案内いただいてまずいったのは、塚原古墳!

Kさん、このたびは本当にありがとうございました!!!!!!

出雲大社の勾玉お守り、大切にします!!!




そう、塚原古墳とは以前紹介したあの動画で、マクモニーグルさんが「ヤマト一族が奄美大島から上陸してしばらく住んでた」というところですね。

ちなみにマクモニーグルさん、いま改めて動画見直してみると、「ヤマト部族が拠点を築いたのは長崎・福岡・佐賀にまたがる有明海沿岸」と言われてますね。

へぇえええええええええええー。

しかしヤマト部族の歴史は弥生時代。私がグッときた北九州のあの土器は縄文中期。

つながらないなぁー。

あ、そんな話はおいといて、塚原古墳です。

熊本県は楠が県木らしい。楠はよく昔の神社のご神木にもなってるのだとか。

楠は隊長いわく「かなり力が強い木」だそうです。




しかもKさんによると、この一帯は昔から「火の君一族」と呼ばれる一族が統べていたのだとか。

それ、「火」じゃなくて「日」じゃね?と思ったのは私だけでしょうか。

まー、ここも神道のなりたちに大きくかかわる場所なんでしょうね。熊本県。



きちゃったぞ!熊本市塚原歴史民俗資料館!ジョーおじさんがシブすぎ!!!!(笑)




こんなデカいカメがあります。当時、もうこんな大きなカメをつくれる技術があったんですね。

このカメ、呪術かなんかにつかわれたんじゃね?と思ったら、学芸員さんいわく「キレイに割られて古墳の周りを破片が囲むようにしてまかれてた」らしいです。どーゆー意味なんでしょうね。




すごく細やかに、丁寧に、大事に発掘品が展示されています。

案内してくださった男性の学芸員さん(この学芸員さんのダジャレと遺跡にまつわる体験談は秀逸。ぜひ熊本県の方は塚原歴史民族資料館にいって学芸員さんの案内をお願いしよう!)のお話によると、開発ラッシュ当時、古墳を工事から守るために当時の学芸員さんがブルドーザーの前に身を投げ出し「これ以上荒らすなら俺をひき殺してからしろ!」と言って工事を中断させたとか。

その後、その古墳は保護が決まり、その古墳からは完全体の巫女と思われる女性の人骨が出土されたそうです。

それをきいて超胸アツ。(ノд;)





膨大な数の発掘品。どれだけの長い年月、ここにたくさんの営みがあったかを思います。
いまでも普通にこども達が弥生時代の矢じりとかを見つけるらしい。どんだけー!!!!!




勾玉。1500年前のものがこんなにもキレイにのこってるものなんですね。
ちなみに勾玉は子房さんいわく「当時の宝飾品で、お金と同じように使ってもいた」だそうです。
ほしいものがあったりしたときは首飾りをスルッとほどいて、勾玉をお金のかわりにしてほしいものを買ってたんだとか。へぇーーー。




すぐ近くにある古墳群。約50基もの古墳が発見され保護されています。

熊本県内で200基以上!!!!すごすぎるよ熊本県!!!!!

前方後円墳です。あまりに興奮してたので私の指まで映っちゃいました。てへ☆




見渡すかぎり古墳!古墳!すばらしい場所です!!!!!!




これだけの古墳があるということは、それだけ歴史を大切にしてこられたという証明でもあると思います。

奄美にもきっとこんな古墳や遺跡があるにちがいない!

あくまで私の憶測ですが、奄美の古墳はおそらく、山になってるのではないか、そう思います。だから見た目もうわからなくなってる。もしくは、山をくりぬいてつくったのではないか。そう思います。





これだけの生きた歴史にふれると、本当に感動でした!近くで家族連れがのんびりしてたり、ご老人達がグランドゴルフを楽しんでおられました。

歴史を大切にし、歴史と共に生きる。これって、本当にすばらしいことだと思いませんか?







この旅は、ありがたいことに四日間雲一つない青空でした。
おかげで直射日光に弱い左目が痛いいたい(笑)

九州の山並みは本当に気持ちいいです。九州サイコー!!!!!

  


Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 10:20Comments(0)日々の出来事旅の記憶