ぽえむん 「おとこといふもの」
2010年08月10日
惚れた男がいる
自己弁護をしない背中
底知れぬ情愛
誰も気付かないほどのこまやかな配慮
気さくでわけへだてない眼差し
語らぬ悲しみ
まっすぐな志
折れても立ち上がる強さ
ユーモアという優しさ
惚れた男たちがいる
なまぐさい恋情などでなく
その人格に
その痛みに
その悲しみに
その背中に
だから私はかたるのだ
私も照らされるのだ
男はやっぱカッコいい。
自己弁護をしない背中
底知れぬ情愛
誰も気付かないほどのこまやかな配慮
気さくでわけへだてない眼差し
語らぬ悲しみ
まっすぐな志
折れても立ち上がる強さ
ユーモアという優しさ
惚れた男たちがいる
なまぐさい恋情などでなく
その人格に
その痛みに
その悲しみに
その背中に
だから私はかたるのだ
私も照らされるのだ
男はやっぱカッコいい。
ぽえむん 「月と潮騒」
2010年08月10日
苦しみを語ればきりがない
抑圧を語ればきりがない
反発を語ればきりがない
不満を語ればきりがない
誰もが 自分なりの苦しみを背負い
誰もが その器にいっぱいの喜怒哀楽をもち
誰もが 自分という人間に振り回されながらいきている
私にはなにができるでしょう
批判するほどえらくはないですし
なぐさめるほど思いあがることもできませんし
せめて察してやりましょう
自分を見通すその目線だけ
他人さまの心も察することもできるでしょう
悲しくもあり いとおしくもある
ああ この箱庭の世界よ
一番はやはり未熟な私なんです
もっともっと器をひろげたいのに
つまらんことで揺れ動いては
自分のこともまだわかってやれないで
だから
せめて察してやりましょう
私の苦しみ あなたの苦しみ
私の悲しみ あなたの悲しみ
そしてただただ 手を合わせて
「あなたに幸あれ」
とあたまをたれてつぶやくのです
夜の暗がりに 声をしぼって
自分の心の狭さをなげきながら
こころの表面をたたく雑多な思いは
ぜんぶ 都合の悪いことのごまかし
遠くで潮騒の音がきこえる
〝さっさと自分を愛せばいいだけだろうが〟
と、
月のあかり
月のあかり
素直になれぬ
わたしを照らす
抑圧を語ればきりがない
反発を語ればきりがない
不満を語ればきりがない
誰もが 自分なりの苦しみを背負い
誰もが その器にいっぱいの喜怒哀楽をもち
誰もが 自分という人間に振り回されながらいきている
私にはなにができるでしょう
批判するほどえらくはないですし
なぐさめるほど思いあがることもできませんし
せめて察してやりましょう
自分を見通すその目線だけ
他人さまの心も察することもできるでしょう
悲しくもあり いとおしくもある
ああ この箱庭の世界よ
一番はやはり未熟な私なんです
もっともっと器をひろげたいのに
つまらんことで揺れ動いては
自分のこともまだわかってやれないで
だから
せめて察してやりましょう
私の苦しみ あなたの苦しみ
私の悲しみ あなたの悲しみ
そしてただただ 手を合わせて
「あなたに幸あれ」
とあたまをたれてつぶやくのです
夜の暗がりに 声をしぼって
自分の心の狭さをなげきながら
こころの表面をたたく雑多な思いは
ぜんぶ 都合の悪いことのごまかし
遠くで潮騒の音がきこえる
〝さっさと自分を愛せばいいだけだろうが〟
と、
月のあかり
月のあかり
素直になれぬ
わたしを照らす