井戸の話~土建業してるおじさんより
2015年01月04日
久々にスピリチュアルエピソードです(^ω^)
先日、父の友人のおじさん夫妻が実家に新年の挨拶にこられた。
そこでおじさんから面白いお話をうかがった。
おじさんは今まで二回、井戸埋めの工事に関わったらしい。
一つはかなり昔のこと。
あるホテルの建設予定地に古井戸があったのだという。
その古井戸は水脈が変わったためか近くの海のものと思われる潮水がまじり、すでに死んでいた。
そこで井戸を埋めようと現場の上司に聞いてみたところ、
「井戸は絶対に粗末にしちゃダメだ、完全に埋めるな、空気穴をつくれ」
「井戸の中に入れるのも土は使うな。何が『入ってる』か分からんから。
入れるなら綺麗な浜の砂にしろ」
おじさんはびっくりしながらも、上司の言うとおりに従った。
その井戸はかなり深く、40メートルほどあったらしい。
まず、その井戸の底に届くように、ビニールパイプを何十本も繋いで、空気穴をつくったらしい。
そして、パイプの周りにはすべて綺麗な海砂をいれたとのこと。
その空気穴は、いまも残ってるそうです。
もう一つは、某集落の工事だった。
とある大手から受けた仕事で、建築工事だったが、
その区画の隅に井戸があり、その井戸も潰す計画になっていたという。
すると、工事関係者が井戸を見てる目の前で、
一匹のハブがどこからともなく現れ、
井戸に入っていった。
おじさんは「この井戸は潰さない方がいい」と、現場の責任者に上申した。
責任者の方は困った顔をしていた。
そこで元請けの本社に電話をして、説明したところ、
すぐに「そこはふれないように」と言われたとのこと。
人々を長く潤わせてきた井戸には、神様が宿るんでしょうね。
粗末にしてはいけないと、改めて思うお話でした。