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奄美が女神の島である理由③奄美の使命とは「女性性(霊性の優位)2」

2013年09月27日

集中力がきれてすみませんねー。どんだけ集中力いるって思うねーん。(笑)










奄美の神性・理念を探るにおいて、

最も近くにあるものは、たくさんの女神達の思いではないかと、私は先の稿でのべさせていただきました。

この奄美を護り、育み、導いてきた、たくさんの女性達の想い。

では、それらの女神達の想いとは、どのようなものだったのでしょうか。





煌々と闇夜を照らす月は、太陽のような強い輝きはなくとも、母性の優しさ・・・未熟さや闇を許容しながらも、闇を包み込むかのごとき優しさに満ちているようにも感じられます。

また、月の波長は、万象万物を生かしめ、育む、太陽にさえも並ぶもう一つのとても大切な自然界の生命力の源となっています。

女性とはそのような、優しさ、寛容さ、許し、愛、調和、生命力、母性、神秘性を有しているように感じられます。



私は奄美を思うときに、どうしても、月の姿を重ねてしまいます。

月は太陽のような力強さを持たず、堂々とした力強き存在感も持たず、ともすると太陽に隠れ、昼間の明るさに隠れ、また闇夜の雲間に隠れ、完全にその姿がないようにも見えます。

しかし、月はたしかにそこに在り、月の存在なくして、生命は本来のバイオリズムを保つことはできません。

奄美とは、月のように、歴史の栄光の影に隠れ、その姿は見えずとも、

太陽の影から、闇夜の向こうから、

そっと、日本という国を照らし続けてきたのではないでしょうか。





奄美を幾世代もの長きにわたり、護り、育んできた、数え切れないノロ(女性神官)達の思いも、

そのような、月のような存在に私は感じます。

多くの豊かさを無条件に享受できる、現代という太陽の如き繁栄の時代の恩恵のなかで、

現代の奄美の人々の心においては、女神達の存在を忘却という闇夜に塗りつぶしても、

奄美の人々を愛し護り続けた、多くのノロという女神達の思いは、

たしかに、奄美の神山に、また赤土に宿り、存在し続けています。







では、ノロ達の思いの根源にあるものとは、なんでしょうか。

それは「姉妹(ウナリ)神信仰」ではないかと私は感じております。

「姉妹(ウナリ)神信仰」とは、

以前こちらでも述べさせていただいたこともあるかと思いますが、


【奄美の誇りとは②奄美の姉妹神信仰と霊性尊重の文化(再掲載)】
http://amamikyo.amamin.jp/e351590.html

簡潔に申しますれば、「女性には男性を護る呪力・霊力がある」という考え方であり、

その意味においては、女性は男性から尊重される立場でもあるということです。

歴史の様々な苦難のなかで、いつしか、この国は男尊女卑の考えがはびこり、

腕力や武力によって劣る女性を護る男性の優位のみがさも正当なものとしてまかり通っておりますけれども、

本来は、それはあくまで一側面にすぎず、

むしろ、霊的なる世界においては、女性がこそ男性を護り得る存在でありました。

古代における調和と発展とは、

男性によるこの世的なる腕力の力と、

女性による、霊的なる祈りの力の

二つの力によって、もたらされるものであったのです。

この奄美こそは、古代における女性の使命と役割を、

最も色濃く継承する地であり、

その思いを最も純粋に、忠実に受け継ぎ、伝え続けてきたのが、

女性神官・ノロではなかったのでしょうか。






しかるに、奄美における神性・理念とは、なんであるのか。

それは、

「神々の声を聞き、神々と人々とを繋ぐ生き神の復権」であり、

「男性を霊力によって護る女性の霊性の優位と尊重」であり、

「神と霊の世界への無条件の肯定と尊崇」であり、

「祈りによって、神と人々を繋ぐ姿の美しさ」であり、

「誰かを護るための祈りの大切さ」ではないでしょうか。







ゆえに、奄美とは、

無私無我にして利他の祈りの島であり、

神々と人々を繋ぐ女神の島であり、

最も無神論・唯物論から遠き島であり、

人々の記憶から忘れ去られた女性の霊性の偉大さが、

最後まで守られてきた島であると、私は感じます。







奄美の皆様にも、

日本の皆様にも、

この奄美の神性・理念が、

忘却の闇夜の雲間から、

たとえひと時の月の薄明かりのようにも見えても、

たしかに、

皆様の元に届きますことを、

切に祈るものです。











この度は、このような機会をいただけましたことを、

天の親神様に、心より、感謝申し上げます。

ありがとうございました。


















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