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昔とあるサイトに投稿した話 [霊山・湯湾岳にて★]

2010年02月04日

アマミキョさんからの投稿


久しぶりに投稿させていただきます。

私は仏教系新興宗教を学んでいますが、元々奄美の神様が大好きで、いまでも何かの折りには必ず霊山にお参りさせていただいております。

奄美には北にアマンデー、南に湯湾岳と二つの神域があり、それぞれが奄美の始祖神アマミコ降臨の地とされ、古くは琉球神道の女性祭司ノロしか立ち入りが許されていませんでした。

しかし今はその教えも廃れ、地元の神々への感謝の参拝をされる人もごくわずかで、それをさみしく思ったり…。

すみません、話がそれてしまいましたね。

その日は当時ただの知人だった主人を誘い、車で一時間ほどかかる奄美大島南部の湯湾岳にむかいました。

すると、いつもは向かうにつれて厳粛な気持ちが高まってくるのに、この日にかぎってどうにもその独特の感覚がいつまでたってもおきません。

それどころか、近づくにつれ違和感がもぞもぞおきはじめました。

「?」と思いながら山道に入ると、なんと、車道のど真ん中に山鳩がこちらに正面を向いて座り込んでいるではありませんか。

普段は人の気配があるだけで逃げる気の小さな山鳩が、まるで車の道行きをふさぐかのように、じっとこちらを睨み、手前に車が迫るまで動かないのです。

しかも三回も。ありえないことでした。

「そうだ!」私は思い出しました。「今日は霊山への立ち入りが禁じられてる日だった!」

主人にそれを伝えると「もうすぐそこなんだし、いこうよ」

しかし、入り口までたどりつき車から下りた私たちを待っていたのは、登山口から先をすっぽりと、まるで『壁』のように頂上をふさいでいる濃霧でした。

「あー、これは本当に入っちゃダメだよ、引き返しましょう」そうしてしぶる主人を引っ張って車をださせると、振り返った私の目には霧がまたまく間に晴れていく湯湾岳の姿。

私は不思議の連続に感動しつつ、奄美の神々に「大変失礼いたしました。本日はこのままかえります。」と合掌しました。

その時、脳裏にあるイメージが流れ込んできました。

私達の車とすれ違うように反対側の車道を歩く、白装束の行列。みんな子供のような背丈で手には行李や山菜や海の幸を持ち、頂上を目指して黙々と歩いている。

「ああ、このようなちいさな信仰者達のために、この日があるんだなぁ。」

私はこの映像を見せてくださった存在にもう一度手を合わせつつ、むくれてしまった主人の機嫌をなだめる方法をかんがえはじめていました。





注・この話の投稿のあと、ある別のサイトで、霊能者の話として動物たちの霊山巡礼の霊的姿がまったく同じ描写で書かれてありました。



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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 12:54│Comments(0)奄美スピリチュアル・オカルトエピソード
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