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具合が悪くなったときの対処法 伯母さんからきいた話

2011年08月15日

母の姉であるM伯母さんはなかなかに霊的な人で、霊は見えないもののかなり霊的存在を意識した生活をしている。

たとえば、すこし具合が悪くなるときにはすぐに感づいて声をかけ、体を「バシッ!」と思い切り三回たたく。これでキツケと霊はずし(体の中に入らないうちはこれで大体はずれる)を兼ねているわけだ。実際、これでかなりよくなるらしい。

お盆の間私も一度急にギックリ腰の前兆のような症状がでたが、そのときハッと気付いて

「誰が私に憑けと言ったか!!」

と思い切り怒鳴ってグッと体に力をいれたら一瞬でなおった。たぶんあのときにはずれたのだろう。

うちの母もお盆の最中二度ほど腰がキツくなったので、私がすぐに腰を叩いたらすぐに治った。オバケか生き念か他の邪気かはわかりませんが、きた瞬間に叩けばすぐにはずれます。

コツは「具合が悪いと思った瞬間に気合いをいれてたたくこと」。これをそのまま我慢して放っておくと体の中に入られます。そうすると体の外に追い出すのがかなりめんどくさくなる。

こーゆーやり方を教えてくれる伯母さんなわけです(笑)

幸福の科学の会員さんなら「おかしいと思った瞬間に脊髄反射なみの早さでファイト」ですね(笑)

また、伯母さんはつねに塩を常備している。山に入るときや海に入るときにはかならず声にだして

「山の神様、海の神様、どうか入らせてくださいませ。この山やこの海を荒らしたりいたしませんので、どうか私達に災いがないようにお守りくださいませ(方言を標準語訳)」

と祈りの言葉を唱えながら塩をふる。伯母さんいわく「これをしてから入ると、おかしくなる前(災いの前兆)がわかる」らしい。きっとキチンと礼を立てたので神様が教えてくださるのだろう。

M伯母さんはそーゆー人なので、「おかしくなる前」と感じたらすぐに動く。

母や親戚達と海に入っているときもそうだったという。その日、M伯母さんと母はみんなから少し離れたところにいたらしい。

そこはたくさん貝がいて、母は喜んで夢中で採っていた。

すると、熱心に貝を採る母の背中をM伯母さんがつついたのだという。

「どうしたの?」と母がきくと、M伯母さんはひとさしゆびを口に当てた。しゃべるな、と。

そのジェスチャーは「空気がおかしい」ときにしかしない。それを見て母は察したという。

M伯母さんは黙ったまま指を他のみんながいる方向にむけた。そのまま二人でその場を離れたのだという。


帰りの車のなかで母がきいた。「なんであのとき離れたの?」

M伯母さんは淡々と答えたという。

「すこし沖側のサンゴの上に猫がいてずっとこっちを見てた。あんなところに猫がいるなんて長く海にでてるけど見たことがない。不自然なものを見たらすぐに離れなさい。かならずあとでおかしいことになるから」

後に、その場所で最近貝拾いの男性が亡くなっていたことを知ったという。

ちなみに「おかしいこと」というのは「災い」を遠回しに表現したM伯母さんなりの言葉だ。

M伯母さんは「クチンバチかぶる(悪い言霊は現実になる)」と言って、なるべく悪いことは直接的な表現はしない。

空気が不自然だったり、おかしいと感じる場所では口をきかずにすぐに離れること。これがM伯母さんの鉄則だ。

親戚の親子数組とピクニックにいったときもそうだった。

ある海辺の涼やかな木の木陰お母さんと赤ちゃん達をおいてしばらく離れて戻ると、赤ちゃんの一人の顔にすこし発疹がでていることにM伯母さんが気付いた。木を見上げると、その木はガジュマルだった。ガジュマルはケンムンという妖怪が宿るとされている。ケンムンはよくイタズラをすると言われていた。

「これはおかしい!すぐその木から離れなさい!」

M伯母さんは赤ちゃんを木陰から離すと「この子は神様の子だからさわったらバチかぶりになるよ!」と唱えながら赤ちゃんに塩をかけた。

しばらくして発疹がひくと、M伯母さんは「七つまでの子供は弱いからすぐ帰そう」とみんなで今日は帰ることを提案した。

発疹がでた赤ちゃんの両親はすぐに同意したが、他の人達やなにもなかった赤ちゃんの両親は露骨にいやがった。どうしてそんなことを言うのかという顔で「せっかくきたんだからまだいる」とのこった。

結局、発疹のでた赤ちゃんの両親とM伯母さんだけがすぐに荷物をまとめて帰ったという。

その日の夜、のこった方の赤ちゃんが高熱を出した。高熱は3日もひかず、一時は危険な状態までいったのだという。

「だから、おかしくなりそうな空気を感じたらすぐに移動するか帰りなさい。特に子供は弱いから、油断してはいかんよ」

とはM伯母さん談。

M伯母さん、カッコイイっす!







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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 11:44│Comments(5)奄美スピリチュアル・オカルトエピソード
この記事へのコメント
M伯母さんスゲーと感心しながら読んでいたら、

自分も入られそうになった時に、無意識に胸をげんこつで何回も叩いていたのを思い出しました。

柏手もそうですが、霊は物を打ち合わせる衝撃に弱いんですね。
Posted by ピアニスト健太郎 at 2011年08月15日 12:13
俺は呼吸法で外すことを高校時代に1度だけ襲われた金縛りで覚えました

それ以来 金縛りでも日常でも来そうになったら呼吸法で外せます

自分の心が呼び込んだのは 来ること自体に気付かないから要注意ですが(笑)
Posted by 宮崎 県太郎 at 2011年08月15日 18:58
あー!
拍子木とか太鼓とかりんとか、みんな打ち合わせて音を出すものだ!

しかしM叔母さんすごいですね。
Posted by もーむ at 2011年08月15日 21:05
ごめんなさい;
伯母さんですね; 誤字失礼しました!
Posted by もーむ at 2011年08月15日 21:19
私は、真似をして、失敗した事があります

私の友達は霊能者ですが

彼女が、「何もしないのに、手などが突然痛く成ったら、見えなくても、直ぐに振り払ったら良い、そしたら、くっついていた物は、飛ばされてしまう」と、常々言っていたので

ある時、何もしないのに、突然手が痛くなったので

「チャンス到来!」とばかりに、振り払いました

そしたら、背後から、「ガオー!」と、見えない大熊のようなものに襲われました

未熟者には、生兵法でしたね~
Posted by 子羊のピッポ at 2011年08月16日 11:27
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