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正しさの中にある我見の見抜き方 ~おさむん恐るべしの巻

2016年09月15日


先日の話。

実家で父の晩メシを作りながら(当時母は鹿児島に治療旅行中)雑談をしていた時のこと。

私「お父さん、反省はすすんでいますか!」

父「しらん」

私「正心法語を日々唱えていますか!」 
(注・正心法語とは幸福の科学の経文です)

父「たまにな」

私「全経文だよ全経文」

父「それはないな」

私「なんだと~(首しめ)よーし分かった。私がちょっと解説してしんぜよう。あなたの正心法語を貸したまへ(仏壇からごそごそ)」

父「お前が解説~?」

私「自慢ですが私の次第説法の解説はごく一部の信者さんから人気なんじゃぞ」

父「・・・・(嘲笑)」

私「そもそもお父さん、正心法語はですね、正心法語だけを読んじゃわからんのですよ。
次第説法読んでみてください。ここに正見について書いてるでしょ。正見て因果の理法を理解することなんですよ。(以下解説)だから邪見というものは因果の理法を理解しないこと、つまり因果の理法に合わない考え方をすることなんですよ。わかりますかお父さん」

父「なんかいやみったらしい言い方するなお前は」

私「ですから、自分の人生を因果の理法にあてはめて分析していくといいということですよお父さん分かりますかお父さん」

父「あー分かったわかった」

私「分かってないだろうがぁあああああ(首しめ)ですからね、まずお父さん、あなた自身の人生を因果の理法にそって振り返るといいらしいのです。分かりますか。」

(乱暴に話してるように聞こえますでしょうが、すべて冗談での会話です。次第説法の解説はちゃんと丁寧にしましたよ)

父「俺の人生か、振り返っても全然わからん」

私「たとえばあなたのその異常な怒りはどこからきたんですか。いつごろからですか。誰の影響からですか」

父「俺の怒りは・・・・うーん・・・・反抗期のときかなぁ」

私「反抗期?きっかけは?」

父「高校の頃、おふくろが被差別部落のことをあしざまにののしりやがって、ムカついた俺が家をめちゃくちゃにした時だ。俺の怒りはあれからだな」

私「・・・・(それ正しいじゃん・・・どうしよう、つっこめねぇ・・・)」






そこで話が終わってしまい、

そのことをさきほどおさむんに話しました。






私「かくかくしかじかで、これに対して私はどう理解したらいいのか・・・」

おさむん「簡単だよ。お祖母ちゃんがどうして被差別部落に対して差別意識をもってしまったのか、その原因である背景や立場を理解する努力をしたらいいんじゃないかな」

私「げぇえええええええええええええそうじゃああああああああああ」

おさむん「キミでも身内のことになると分からないんだね」

私「私も部落差別がキライだから、父の怒りに完全同調してたわ・・・でもあなたのおっしゃるとおり、まず相手を理解しないといけなかったんだね・・・」

おさむん「そう。お父さんはきっと尊敬していたお祖母ちゃんが、自分を小さい頃に貧乏人だ父なし子だといじめてた人たちと同じレベルの差別をしていたという事にショックを受けて、怒りが増幅してしまったんだと思うけど、でもお祖母ちゃんには差別する側になる立場や背景があったんだと思う。そこをまずお父さんが想像して理解したうえで、お祖母ちゃんに今の自分ならどう語りかけるかを振り返ったらいいんじゃないかな」

私「おさむんすげぇええええええええ」

おさむん「キミは他人の我見は見えるけど、自分と同じ思想を持ってるお父さんの我見は見えないんだね。それはキミ自身の我見なんだよ。たとえばキミは原発反対の人々にたいしては理解ができるでしょ?」

私「たしかに、私は元々反原発だったけど、原発の必要性が分かってから原発肯定になったから、だから今現在反原発の立場の人の善なる気持ちが分かるから、反原発の人を一方的に裁く気持ちにはならないですね」

おさむん「それと同じこと。わかるかな?」

私「分かったー!おさむんありがとー!!!うちの父に必要なのは、お祖母ちゃんの差別意識の背景にあった仏性の悲しみを理解することなんですね!」

おさむん「だから僕達は『他人に対して理解をし自分に対しては反省せよ』でしょ?」

私「おさむん惚れたー!!!ギューしてしんぜよう~~」

おさむん「いや、それはいいから・・・・」




というわけで、これ明日父上に話す~~~~。

父ちゃん待ってろよ~~~。










父の怒りの根源は

「尊敬していた祖母に失望した悲しみと、その感情が整理できない怒り」

だったんですが、

その背景にある

「自分が奄美大島出身者であることを鹿児島の人々に差別されながら、
同時に鹿児島在住の人間として被差別部落の人々に差別意識をもった、
祖母の人生の悲しみ」

(差別において被害者でありながら加害者でもあるという仏性の悲しみ)

を理解してあげられる優しさや配慮がなかったんですね。

それを今からでも父が行じること、つまり祖母の歩んだ人生の悲しみへの理解が、

父にとって祖母との時間を取り戻す秘法なのかもしれません。




ようやく私もわかったわー!!!

おさむんおそるべしー!!!








  


Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 20:22Comments(0)日々の出来事幸福の科学奄美拠点の日常