奄美「女神の島」ビジョン構想 おおまか(追記アリ)
2015年08月03日
奄美「女神の島」ビジョン構想
主旨
奄美大島のイメージコンセプトを「女神」にすることで、
奄美のアンデンティティを明確化・ビジョン化し、
過去と未来を繋ぐ奄美の自然・歴史文化・時代精神のシンボルとすることで、
奄美大島における様々な企画・事業・文化・魅力の発信源となる
Q:なぜ奄美にイメージコンセプトが必要なのか?
A1:本土の観光のプロが奄美大島に対して指摘する意見
「奄美にはイメージコンセプトがない」
「自然は素晴らしいがいまいち奄美の個性が分かりづらい」
→奄美にイメージコンセプトがあると本土の方に奄美の魅力が伝わりやすい、またそのニーズが強い
A2:奄美の人々にある潜在的自己喪失感、その理由として考えられる郷土奄美の帰属する歴史や地理的位置づけの曖昧さ
(鹿児島と沖縄の狭間にあり歴史的にも地政学的にも境界線が曖昧)
→奄美の独自性を強く明確化することが奄美の人々にとって自信となり誇りの主体的創造を強く意識する鍵となる
Q:なぜ「女神」をイメージコンセプトにするのか?
【歴史・文化・伝統(過去)】
A1:奄美開闢神話の女神「アマミコ」(神話は文化の基であり共同体における帰属意識の重要な概念)
さらに女神アマミコが奄美の名前のルーツとなっている可能性(奄美は女神の名を持つ島ではないかという仮説)
A2:奄美に古来より伝わる「姉妹(ウナリ)神信仰」(女性が生き神となって男性を守るという民間信仰)
A3:「琉球神道」(琉球王朝の国家宗教であり女性神官ノロが集落の祭祀を司る)のルーツが奄美ではないかという研究者の説
A4:奄美古来の「島唄」(本土にも沖縄にもない、女性の声質に男性が合わせる独自音階)
A5:女性が1000年継承してきた大島紬(奄美から献上された絹織物の記録は正倉院にも残る)
A6:古代において宝物であった夜光貝の産出・加工地
(平等院鳳凰堂の螺鈿細工も奄美の夜光貝が用いられている。
中尊寺金色堂の螺鈿細工は当時の奄美の職人の手による。
また平安貴族の夜光貝細工への憧れは清少納言「枕草子」にも出てくる)
A7:奄美各地に伝わる「アモレウナグ(天女)」伝説
A8:「母父(アンマとジュウ)」「妻夫(トゥジウトゥ)」など、女性を先に呼ぶ方言呼称(「行きゅんにゃ加那節」)
A9:古代奄美において女性が手の甲に施す「ハズキ(刺青)」(成人女性の証)
これらをまとめると、奄美は女性性と繋がる神話・歴史・伝統工芸・文化があまりにも多い
一つ一つは他の地域にもあるかもしれないけれども、
ここまで多岐にわたるのは稀ではないか
それらの神話・歴史・伝統工芸・文化をくくるキーワードは「女神」がふさわしいのではないか?
【観光・商業・島内におけるシンボルイメージとして(現在)】
A1:「南国の楽園」沖縄や「歴史ロマン」鹿児島に重ならない奄美独自のイメージコンセプトの必要性
A2:奄美研究者から指摘されている「奄美独自の世界観としての《陰影から望む光》」
(例・島尾敏雄・田中一村など)
奄美独特の「翳(かげ)からの世界観」を、女神というイメージコンセプトを通す事によって「神秘性」に昇華させる
A3:「女神」というイメージコンセプトにより、女性が求める「美」や「癒やし」「優しさ」「寛容さ」「調和」「自然」「スピリチュアル」とつなぎ合わせ、
女性を惹きつけ女性に喜んでもらえる環境づくり・商業の方向性・地域理念で統一する
A4:「女神」は日本本土の「天照大御神信仰」ともつながるので、シンボルとしての女神信仰を大きくアピールすることにより、日本本土との一体感を潜在的に可視化できる
→過去像と現在像を正しく結び、共通の理念や姿勢を強く肯定することで、奄美における魅力的未来像を企画・構築できる
→また過去を良い意味で見つめ直すことにより伝統や自然や文化を保護する意識啓発と取り組みにもつながる
A5:奄美自然世界遺産登録推進のための取り組みとして、奄美の自然の象徴を「女神」とすることで奄美の自然イメージをシンボリックに可視化できる
→本来、古代信仰は自然信仰をルーツとすることが多いため、「伝統」「自然」「調和」「古代」への意識啓発は奄美世界自然遺産への取り組みとも合致する
(山の神は古来より女神とも言われる、海も「母なる海」という表現が使われる。
よって奄美大島の大自然をシンボル化したものが女神アマミコであるという仮説が成り立つ。
この解釈により、奄美の自然や伝統や神話=「古き良き奄美」を残すことの重要性を地元奄美の人々に周知徹底させるためのシンボル ともなりえる。つまり女神という概念を古代信仰や神秘性のみで捉えるのではなく、奄美の自然そのものの象徴としてシンボル化する)
【「女神」をイメージコンセプトにした時のメリットとデメリット】
《行政》
メリット
・奄美大島の共通シンボルを創ることにより、各市町村(笠利町・奄美市・龍郷町・住用町・宇検村・瀬戸内町・大和村)で
一致した町づくり・景観づくり・地域おこしイベントが可能となる
・「女神」をイメージシンボルにすることにより、各市町村の女性職員活躍の場を創設し、
また女性職員の地位向上につながる
・「女神」をイメージシンボルにすることにより、「女神」から連想されるキーワード「高い美意識」「美」「調和」「自然」「歴史」「優しさ」「神秘性」「奄美の歴史」などが行政の働きとリンクする部分も多いため、
行政にとってそれらのキーワードが新たな行政目標とリンクしなおかつ視覚化できる
・「女神」をイメージシンボルにすることにより、「女性に住みよい町づくり」「女性が魅力を最大限に生かせる町づくり」としての方向性ができる
(「女性が活躍できる町づくり」という方向性は本土から見てもかなり魅力的ではないだろうか?)
デメリット
・女性職員を重用しすぎると、男性職員が嫉妬しサポタージュする可能性がある(結構大きな問題)
・「女神」というイメージコンセプトで奄美大島を統一した場合、各市町村で「女神」に個性化をつけないと、
均一化しすぎた場合各市町村の個性が埋没してしまい、面白味がなくなってしまう
《観光業》
メリット
・奄美のイメージコンセプトを「女神」とすることで、宣伝活動が飛躍的にスムーズになる
(奄美のキャッチコピーを「女神の島・奄美」とするだけでも効果アリ)
・自然をウリにしている場所はたくさんあるが、観光においてはストーリーをつける必要がある。
奄美では「女神神話」や「宝飾品系特産品や美に関わる特産品」が女神イメージと結びつけやすい
・奄美において主力となる特産品である大島紬・奄美真珠・夜光貝・アーダン化粧品(絹)・ハナハナ化粧品(クマタケラン)・その他潜在商材や、
ノロなどの奄美の古代信仰の歴史やユタなどのスピリチュアル、パワースポットブームなどを「女神」というキーワードでうまくまとめられる
「女神イメージ」について信仰的な部分に偏りすぎではないかという懸念もあるようだが、すでにパワースポットブームや神話ブームなど、現代人においてはスピリチュアルは信仰としての限定的な認識ではなく一つの個性・魅力として捉えられている。
例:愛知県豊川市の公式ゆるキャラ「いなりん」(日本三大稲荷と言われる豊川稲荷の神使である狐霊をゆるキャラ化。外見ダサかわ)
デメリット
「女神」というキャッチコピーはハイクラスなセンスを期待しやすい言葉なので、
センスがあまりに土着的ダサさであったり民芸品レベルの場合には
観光客を失望させ、悪評につながる場合もある
【奄美「女神の島」計画における注意点】
・「女神」を名乗るからには、ダサいものは許されないという厳しい美意識を持つ
・そのためにも、本土からのアドバイスや助力を進んで取り入れる
・奄美における「女神イメージ」を一から構築しそのイメージを共有していくことをくり返し、
まず奄美島民が「女神」というイメージを認識・理解・肯定できるようにする
・「奄美」のイメージコンセプトを「女神」にすることにより、
「女神」というシンボルのもとに奄美がより豊かに、より美しく、より調和された、より優しい島になる」と、
一人でも多くの島民と本土の人々が思い信じれば、
奄美はその理想に必ず追いつく。
このイメージの共有が何よりも大切である。
・「奄美大島」が、奄美内外にどのような善なる影響を与えるかを中心軸にして考えるべき。
主旨
奄美大島のイメージコンセプトを「女神」にすることで、
奄美のアンデンティティを明確化・ビジョン化し、
過去と未来を繋ぐ奄美の自然・歴史文化・時代精神のシンボルとすることで、
奄美大島における様々な企画・事業・文化・魅力の発信源となる
Q:なぜ奄美にイメージコンセプトが必要なのか?
A1:本土の観光のプロが奄美大島に対して指摘する意見
「奄美にはイメージコンセプトがない」
「自然は素晴らしいがいまいち奄美の個性が分かりづらい」
→奄美にイメージコンセプトがあると本土の方に奄美の魅力が伝わりやすい、またそのニーズが強い
A2:奄美の人々にある潜在的自己喪失感、その理由として考えられる郷土奄美の帰属する歴史や地理的位置づけの曖昧さ
(鹿児島と沖縄の狭間にあり歴史的にも地政学的にも境界線が曖昧)
→奄美の独自性を強く明確化することが奄美の人々にとって自信となり誇りの主体的創造を強く意識する鍵となる
Q:なぜ「女神」をイメージコンセプトにするのか?
【歴史・文化・伝統(過去)】
A1:奄美開闢神話の女神「アマミコ」(神話は文化の基であり共同体における帰属意識の重要な概念)
さらに女神アマミコが奄美の名前のルーツとなっている可能性(奄美は女神の名を持つ島ではないかという仮説)
A2:奄美に古来より伝わる「姉妹(ウナリ)神信仰」(女性が生き神となって男性を守るという民間信仰)
A3:「琉球神道」(琉球王朝の国家宗教であり女性神官ノロが集落の祭祀を司る)のルーツが奄美ではないかという研究者の説
A4:奄美古来の「島唄」(本土にも沖縄にもない、女性の声質に男性が合わせる独自音階)
A5:女性が1000年継承してきた大島紬(奄美から献上された絹織物の記録は正倉院にも残る)
A6:古代において宝物であった夜光貝の産出・加工地
(平等院鳳凰堂の螺鈿細工も奄美の夜光貝が用いられている。
中尊寺金色堂の螺鈿細工は当時の奄美の職人の手による。
また平安貴族の夜光貝細工への憧れは清少納言「枕草子」にも出てくる)
A7:奄美各地に伝わる「アモレウナグ(天女)」伝説
A8:「母父(アンマとジュウ)」「妻夫(トゥジウトゥ)」など、女性を先に呼ぶ方言呼称(「行きゅんにゃ加那節」)
A9:古代奄美において女性が手の甲に施す「ハズキ(刺青)」(成人女性の証)
これらをまとめると、奄美は女性性と繋がる神話・歴史・伝統工芸・文化があまりにも多い
一つ一つは他の地域にもあるかもしれないけれども、
ここまで多岐にわたるのは稀ではないか
それらの神話・歴史・伝統工芸・文化をくくるキーワードは「女神」がふさわしいのではないか?
【観光・商業・島内におけるシンボルイメージとして(現在)】
A1:「南国の楽園」沖縄や「歴史ロマン」鹿児島に重ならない奄美独自のイメージコンセプトの必要性
A2:奄美研究者から指摘されている「奄美独自の世界観としての《陰影から望む光》」
(例・島尾敏雄・田中一村など)
奄美独特の「翳(かげ)からの世界観」を、女神というイメージコンセプトを通す事によって「神秘性」に昇華させる
A3:「女神」というイメージコンセプトにより、女性が求める「美」や「癒やし」「優しさ」「寛容さ」「調和」「自然」「スピリチュアル」とつなぎ合わせ、
女性を惹きつけ女性に喜んでもらえる環境づくり・商業の方向性・地域理念で統一する
A4:「女神」は日本本土の「天照大御神信仰」ともつながるので、シンボルとしての女神信仰を大きくアピールすることにより、日本本土との一体感を潜在的に可視化できる
→過去像と現在像を正しく結び、共通の理念や姿勢を強く肯定することで、奄美における魅力的未来像を企画・構築できる
→また過去を良い意味で見つめ直すことにより伝統や自然や文化を保護する意識啓発と取り組みにもつながる
A5:奄美自然世界遺産登録推進のための取り組みとして、奄美の自然の象徴を「女神」とすることで奄美の自然イメージをシンボリックに可視化できる
→本来、古代信仰は自然信仰をルーツとすることが多いため、「伝統」「自然」「調和」「古代」への意識啓発は奄美世界自然遺産への取り組みとも合致する
(山の神は古来より女神とも言われる、海も「母なる海」という表現が使われる。
よって奄美大島の大自然をシンボル化したものが女神アマミコであるという仮説が成り立つ。
この解釈により、奄美の自然や伝統や神話=「古き良き奄美」を残すことの重要性を地元奄美の人々に周知徹底させるためのシンボル ともなりえる。つまり女神という概念を古代信仰や神秘性のみで捉えるのではなく、奄美の自然そのものの象徴としてシンボル化する)
【「女神」をイメージコンセプトにした時のメリットとデメリット】
《行政》
メリット
・奄美大島の共通シンボルを創ることにより、各市町村(笠利町・奄美市・龍郷町・住用町・宇検村・瀬戸内町・大和村)で
一致した町づくり・景観づくり・地域おこしイベントが可能となる
・「女神」をイメージシンボルにすることにより、各市町村の女性職員活躍の場を創設し、
また女性職員の地位向上につながる
・「女神」をイメージシンボルにすることにより、「女神」から連想されるキーワード「高い美意識」「美」「調和」「自然」「歴史」「優しさ」「神秘性」「奄美の歴史」などが行政の働きとリンクする部分も多いため、
行政にとってそれらのキーワードが新たな行政目標とリンクしなおかつ視覚化できる
・「女神」をイメージシンボルにすることにより、「女性に住みよい町づくり」「女性が魅力を最大限に生かせる町づくり」としての方向性ができる
(「女性が活躍できる町づくり」という方向性は本土から見てもかなり魅力的ではないだろうか?)
デメリット
・女性職員を重用しすぎると、男性職員が嫉妬しサポタージュする可能性がある(結構大きな問題)
・「女神」というイメージコンセプトで奄美大島を統一した場合、各市町村で「女神」に個性化をつけないと、
均一化しすぎた場合各市町村の個性が埋没してしまい、面白味がなくなってしまう
《観光業》
メリット
・奄美のイメージコンセプトを「女神」とすることで、宣伝活動が飛躍的にスムーズになる
(奄美のキャッチコピーを「女神の島・奄美」とするだけでも効果アリ)
・自然をウリにしている場所はたくさんあるが、観光においてはストーリーをつける必要がある。
奄美では「女神神話」や「宝飾品系特産品や美に関わる特産品」が女神イメージと結びつけやすい
・奄美において主力となる特産品である大島紬・奄美真珠・夜光貝・アーダン化粧品(絹)・ハナハナ化粧品(クマタケラン)・その他潜在商材や、
ノロなどの奄美の古代信仰の歴史やユタなどのスピリチュアル、パワースポットブームなどを「女神」というキーワードでうまくまとめられる
「女神イメージ」について信仰的な部分に偏りすぎではないかという懸念もあるようだが、すでにパワースポットブームや神話ブームなど、現代人においてはスピリチュアルは信仰としての限定的な認識ではなく一つの個性・魅力として捉えられている。
例:愛知県豊川市の公式ゆるキャラ「いなりん」(日本三大稲荷と言われる豊川稲荷の神使である狐霊をゆるキャラ化。外見ダサかわ)
デメリット
「女神」というキャッチコピーはハイクラスなセンスを期待しやすい言葉なので、
センスがあまりに土着的ダサさであったり民芸品レベルの場合には
観光客を失望させ、悪評につながる場合もある
【奄美「女神の島」計画における注意点】
・「女神」を名乗るからには、ダサいものは許されないという厳しい美意識を持つ
・そのためにも、本土からのアドバイスや助力を進んで取り入れる
・奄美における「女神イメージ」を一から構築しそのイメージを共有していくことをくり返し、
まず奄美島民が「女神」というイメージを認識・理解・肯定できるようにする
・「奄美」のイメージコンセプトを「女神」にすることにより、
「女神」というシンボルのもとに奄美がより豊かに、より美しく、より調和された、より優しい島になる」と、
一人でも多くの島民と本土の人々が思い信じれば、
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このイメージの共有が何よりも大切である。
・「奄美大島」が、奄美内外にどのような善なる影響を与えるかを中心軸にして考えるべき。
各市町村はすでに神話を観光宣伝に使っているので奄美も神話押しでいかが
29日・30日の「うさとの服と島ののの展 と ゆらい処」&「愛かな工房祭」私もブース出店いたします✩
奄美で真剣にこれを応用したい。『80歳でパソコン・タブレットを使いこなす「葉っぱビジネス」の達人おばあちゃん』
久々のアマンデー清掃奉仕
古神道口伝に残されていた『海神国』の場所 ~第73代武内宿禰こと竹内睦泰さんの書籍より
女神アマミコ・男神シニレクのキャライラストができました!!
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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 01:30│Comments(0)
│奄美女神の島プロジェクト~THINK BIG AMAMI 奄美発展計画
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