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宗教者が戒めるべき地獄の世界

2010年07月10日

この事を書くのは勇気がいる。

でもアマミちゃんは空気読めない子なんで書きます。てへ。





「宗教者にとっての地獄とは自分の正しさ以外を認めない盲信」だと書きましたが、その具体的な話をします。





一つは母の話。


私の母は幼いころ住用のある集落に住んでいたが、当時一家である宗教を拝んでいた。

それは拝んでいたというより、半強制で「拝まされていた」。

集落に一つしかない売店がその宗教の熱心な信者で、集落の人々は自動的にすすめられるまま入信した。

そこに入信しないことは「売店がモノを売ってくれなくなること」=集落からの追放を意味していた。

当然ながら家族は誰も祭壇にむかうことなどなかったが、何事にも信仰深いきこりの祖父と、その祖父に似た母だけは毎日手を合わせて熱心に拝んでいたという。それをみて家族は「またやってる・・・(笑)」と半ばあきれていという。


それから数年後、旧名瀬市内に引っ越すことになった。祖母は「引っ越したらもうこれをもっている必要はないから」と、当時高校生の伯父と中学生だった母に、「ご本尊を責任者の人にかえしてくるように」と預けた。

母と伯父は子供心に気が引けたが、祖母の言うことだからしょうがないと、当時の地区の責任者のところに本尊を返しにいった。

でてきた中年の男性は、引っ越すので返しに来たと事情をきくやものすごい顔で怒り狂った。

「バカが!お前達、こんなことが許されると思ってるのか!!お前もお前の父も母もろくな死に方せんぞ!仏罰があたるぞ!おぼえておけ!地獄におちるからな!覚悟しろよ!」

生まれてはじめて大の大人に玄関先でさんざんに怒鳴られ罵倒され、中学一年生だった母はあまりのショックにガタガタ震え、泣きじゃくりながら兄に支えられてやっと帰ったという。


これが私の母が現在もその宗派を死ぬほど嫌う理由だ。







もうひとつ。これはうちの宗派の話だ。宗派の者としてこれはあえてふれる。

これは東京の店にいたときにきいた。

ある会員さんがとても人柄の良い知人女性に、勇気をだしてうちの宗派の本をさしあげようとしたらしい。

宗派の本を見た瞬間、あきらかに女性の目が「恐怖」にかたまったのがわかった。

「・・・ごめんなさい・・・」

女性からきいた話にその会員さんは衝撃をうけたらしい。


数年前、女性のご両親はある自営業をしていた。

仲の良かった取引先A社の代表が、最近ある宗教をしはじめたという。

熱心にその宗教を拝んでいるらしい。取引先A社からその宗派の本も数冊いただいた。家族みんなで読んで、「いい教えだね」と言い合っていたという。

しばらくして、取引先A社の代表が挨拶にきた。そしてきりだされた。

「どうです?素晴らしい教えでしょう?入信してみませんか?」

両親は即答はまだ早いと思い、「・・・少し考えさせてください」と答えたという。

そのとき相手の方が見せた表情が忘れられないと、のちに両親は語っていたらしい。

次の日から、あれほど頻繁にあったA社からの注文が突然止まった。しばらくして取引先A社の代表から電話がきた。

「あんたんところとは今後一切取り引きはしません。」

と今まで聞いたことのない冷たい声で一方的に言われて電話はきられたという。

その後からなぜか他社からの注文までもが目に見えて減っていった。経営は目に見えて苦しくなり、何がおきたのか家族の誰にもわからなかった。

やがて違う件で訪れていた取引先B社の担当者が言いにくそうにきりだした。

「・・・あんた達、変な宗教してるんだって?」

両親は愕然とした。「何の話ですか?!どういうことですか!?」

担当者は心苦しそうに

「A社の社長が少し前からあちこちに触れ回ってるよ。あそこは変な宗教してて様子がおかしいからかかわらないほうがいい、経営も苦しいみたいだぞって・・・・。それでうちも少し距離おいたんだけど…でも違うところからはA社の方が先になんかの宗教にハマッてたってきいてたし…

本当はどっちが正しいんだい?」


両親は怒りというより、絶望したという。

その夜、A社の代表からもらった宗派の本は全部捨てた。

「書いてることは素晴らしいけど、拝んでるひとは最低だ…」

父親はそれから体調が崩れてしまったという。


「…すみません…そちらの宗教もあなたも悪くないってわかるんですが…

そちらの本だけはうけとれません…」


女性の言葉に、会員さんは何も言えなかったという。






宗教者が宗教をつかって人を傷つけることがある。その独善ゆえに。

それはひとにぎりの人の言動なのだろう。それでも、これを宗教者は厳に戒めなければならないと思う。

あなたが正しいと思うその目線の先の世界は、あなたの信仰や思想を理解しない人をも幸福にするものであるのか?

多角的な視野を、なによりやさしさをもって生きねばならないと、思う。





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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 22:58│Comments(6)つぶやき
この記事へのコメント
わたしは、このアマミキョさんの記事に悲しみを覚える者です。
7月11日は参議院選挙の投票日です。
この日を目前として、このような記事があえて書かれたことが悲しいです。
多くの霊人が、この日本の国の危機を訴えていました。
そして、幸福実現党についても、今回の選挙で当選者が出ないであろうことが幾多の霊人から予言されていました。
また、選挙後には、マスコミが、幸福の科学の大バッシングを始めるであろうとの予言もありました。
しかし、その前に、このブログで、幸福の科学のバッシングがなされるとは。
悲しいです。
事実は事実としてあったかもしれません。
しかし、私の心も傷つきました。
私は幸福の科学の会員番号が6000番台でした。
かなり初期の会員でした。
しかし、同じ会員の言動により心傷つき、会を去りました。
私の元には幸福の科学の会員誌は郵送されてこなくなりました。
その後、心を入れ替え、三帰誓願しました。
私自身、他の人を傷つけたことはあったでしょう。
今もあるかもしれません。
しかし、他の人の言葉に傷つき、心を痛めた者であるからこそ
他の人の心の痛みも考えるようにはなったのです。
私は、しばらくの間、このブログに対してコメントを出しませんでした。
なぜなら、このブログの雰囲気が、以前と変わり、私の心と通じなくなったからです。
だから、あえてコメントはしなかった。
けれども、私はこれ以上は見過ごすことはできませんでした。
だから、今、コメントを書いています。
私のコメントが、誰かを傷つけることがあるかもしれません。
しかし、私は黙っていることはできない。
このブログはかつて光に満ちていた。
輝かしい言葉に満ちていた。
しかし、今はその輝きがない。
わたしは悲しい。
再び、このブログに以前のような輝きを取り戻したい。
光溢れる言葉を取り戻したい。
それが私の
今の気持ちです。
Posted by まっちゃん at 2010年07月11日 00:33
アマキヨさんは、えらいですね!人は自分が選択した事には 肯定的になりやすいです、否定するのは なかなか難しいです!すると少しずつ自分に都合よくなってきます。中道からズレてしまいがちです!中道からズレないためには、自分を律する心と常に本当にに、この道でよいのか悩む心が大事だと思います。その結果色々言われる事もあると思いますが、アマキヨさんが、楽な方向に流れないで、あえて頑張って書いている事は、わかっている人は沢山いると思います。わたしなどは、いつも沢山の勇気をいただいています。ありがとうございます。
Posted by 徹男 at 2010年07月11日 02:19
まっちゃんさんへ
宗派のバッシングとは言えないんじゃないですか~?
ここはアマミキョさんのお部屋ですよ~。宗派を広げる為の場でもないし、あなたのための場という訳でもないんですよ~。
もし、まっちゃんさんのコメントの方が宗派に対して誤解を受けることになったら大変ですよ!(そんなことないとは思いますが)
(b^ー°)

自分の心と通じなくなったと感じるのなら黙って去るということもできますよ。人は自分の思い通りにはならないものです。(ごめんなさい)
m(_ _)m

まっちゃんさんのお気持ちもわかりますが、やはりここはアマミキョさんのお部屋であり、お庭であるんだし、そんな(どんな?)アマミキョさんが好きだという方々が集まってくるというのでいいのではないかと私は思うのですが…。私はいろいろと勉強になってます!
o(`▽´)o

自分が正しいという思い(独善)で人を裁いてはいけない、多角的視点と優しさを持とう、というお話ではなかったですか?難しいことですね!

アマミキョさんがコメントしてないのは、きっと、まっちゃんさんに対する優しさなんだと思いますよ~。

アマミキョさんも、私のコメントも違うな~?と思われたら、さっさと削除しちゃって下さいませ。KYで二重にご迷惑かけてたらごめんなさい。
m(_ _)m
Posted by 小夏 at 2010年07月11日 02:28
恥を公にして 会の一信者して懺悔するのは大いなる勇気ですよ。
こういう人もいた その行動は間違っていた。
そのために この大事な時に足を引っ張る結果として 今なお残り続けている真実。
だからこそ 信者はその宗教観において 『大いなる常識人』とならなければいけないという戒めですよ。
臭いものには蓋をするとは 一般の人がすること。
正しい宗教を興じるものは 心と行いにおいて正しきことをせねばならない。
嫌な思いを持ってしまわれた方には 心から謝意を表する。
Posted by 涼風 at 2010年07月11日 21:12
宗教を避ける人の気持ち、分かります。
独善的になってしまう人が多すぎる。本当に。
もちろんそうじゃない方も沢山います。むしろそういう人のほうが多いはず。
ごく一部の行き過ぎた人が宗教と名のつくものをゆがめているのは本当だと思います。

自分の話で恐縮ですが、ちょっとさせていただきますね。
私の父は神学校に行った神父でしたが、女性関係がだらしなく;
ふられた腹いせに宗教家やめて、そんなに好きでもなかったけど目立ってたうちの母と結婚しても、
ずっと内縁関係の女性がいましたし;(結局その人のところに行きましたが;)
高校生のころ募金をしたら、もっと大きなお金を入れてくれとかセミナーに来ませんかとしつこく言われて、何かと思ったらオ○ムだったとか。
悩んだ結果聖書の勉強をやめたら、『世の人』だからと交友を絶たれたり(これはまあ仕方ないかもしれませんが;)。
友人のご両親はある振興の宗教の信者で、そのお陰で病気が治ったと信じていて、
子供の頃訳も分からず入信させられた友人が脱会するのを許さなかったですし、
上の人が毎日のように連絡してきて、どうしても友人がやめるというと『地獄へ堕ちる』と言い出しました。脅しですよね。
それは誰が決める事なんだよ。とすごく腹が立ちました。
アマミキョさんのお話にもあったように、断ったから嫌がらせとか本当に聞きます。
その前に誘った人数でランク?が上がるとかその中で地位が上がるとか訳わかんないですけどね;

信じている人には、すごいいい教えで、すごいいい神様かもしれない。実際そこにはありがたいものがあると思います。
人間には霊的な指導は必要だと思いますしね。
でも、そこに集まる人が悪くする。
その宗教の『顔』であり、ある意味ですべての宗教の『顔』になってしまうのが、信徒・信者さんなので・・・;

わたしはアマミキョさんのところでアマミキョさんの宗派のお話にも触れる事ができて、
まだ宗教への偏見がなくなった訳ではないけど(ごめんなさい;)、
幸福実現党は応援してます。
Posted by もーむ at 2010年07月12日 12:21
>まっちゃんさん
どうかお察しいただけましたら幸いです。

>徹男さん
ありがとうございます。
私は宗派を信じていますが、だからこそ、宗派にも世間様にも公平な目を持ちたいですね。それが宗教にとってすごく大事なものだと思います。

>小夏さん
ありがとうございます。
感謝感謝です。

>涼風さん
ありがとうございます。
情報公開し、正していく勇気。
その勇気が当会にはあると信じています。

>もーむさん
もーむさんのおっしゃるとおりだと思います。
一部の人が宗教をゆがめてしまう。
それはとても悲しいことですね。人間ですから未熟な部分が多いのはわかりますし、そのための宗教でもあるんですが・・・・・
人間とはとても不器用な生き物なのだと思います。
いえいえ、宗教への見方はそれぞれですから。どうか私なぞに謝らないでください。てゆーか、もーむさんのパパンすごすぎ!(笑)
幸福実現党を応援していただき、本当にありがとうございます!
(´;ω;`)ぴー
Posted by アマミキョアマミキョ at 2010年07月12日 22:44
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