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自分への根拠のない自信を恥じる

2011年07月20日

どうも幼い頃から、私は自意識過剰だった。いじめられた劣等感の反動のせいもあるかもしれないが、小さい頃から「自分は周りとは違う人間」という妙な意識があった。

「自分は本当はすごい力のある人間で、でもそれを出すと周りに迷惑をかけるから本当の自分を出してはいけない」などという根拠のないキモい思いに囚われ続けていた。

20代になってようやく「あ、本当にたいしたことないんだな私」と等身大の自分に気付いたが、それでも小さい頃に植え付けた根拠の無い自意識はなかなか消えるものではない。

それは卑屈さになり、今でも表に堂々と出るべき部分になると途端に萎縮してしまう。たとえば自分のための料理ならすぐにつくるが、他人様に出す料理となると評価への恐怖心で途端に何も手につかなくなる。

これは卑屈なのだが、本当はとんでもない驕りであり、隊長からもさんざん指摘されてきた。

「キミはずっと自己卑下が強いと思ったが、違うんだな、自分への縛りが強いんだ。それはある種の驕りだな」

本当に周りのためを思うなら自分の殻などぶち破ることを優先すべきなのに、それができないのは我であり、自己保存欲である。それを知った上で自分への縛りを許しているということも、また「驕り」なのだ。

他人様がどうかは知らないが、どうも自分という人間は巧妙に自分を正当化させるものだ。

私はこんなに頑張ってる、私はこんなに役に立った、私はこんなに可哀想、私はこんなにいろんなものが見える、私はこんなにエライ人を知っている。

それはすべて周りから認められたい心、周りを意識する心、即ち「我」から発生している。

師匠はいつも繰り返し私に教えてくださった。

「アマちゃん、その「我」をつみとりなさい。「我」を無くしなさい。その「我」が悪霊や邪気を引っ張るのですよ」

また、師匠はこうも言われた。

「周りからの評価を求めてはいけません。主と共にありなさい。つねに主に問いなさい。」

この言葉はまだ私には難しすぎる。だが、30すぎてようやくわかったのは、師匠の言葉が私の人生の命綱であるということだ。

この「我」をなくすにはどうしたらいいのか。それが見えないということは、私はまだ自分の内なる腐臭から目を背けているのだろう。

もっと自分をえぐりださないといけない。

もっと自分を知らねばならない。


愚かな自分に頭をかかえながらも、まだ「周りへの感謝」に涙をおとすことができない自分の慢心を恥じる。

私の涙はまだ自分のものでしかないのだ。それが、たまらなくなさけない。

自意識というこのウザい衣を脱いでみたいとつくづく思う。

何事にもとらわれない、風のようなあたたかな心で生きてみたいと願う。








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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 23:27│Comments(1)つぶやき
この記事へのコメント
『自分は本当は凄い力のある人間で…』


基本ご自身で知覚している通りでないか。

ただし思いの方向として反省による軌道修正すべき点であるのかもしれませんが、意外に根拠がある事かもですねその思いは。
Posted by 大壕院と呼ばれた男 at 2011年07月20日 23:37
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