11月25日の事(秋介さんのオカルト話)
2010年12月09日
国難のいま、このお話のたたえる悲しみは切実だと思うのです。
________
[11月25日の事]
皆様お疲れ様です。また不動産の話かって?いやいや、私だってたまにはねえ(笑)
さて昭和45年11月25日って何の日?三島由紀夫と盾の会の会員森田必勝氏が割腹自決した日なんです。
盾の会ってメンバーは学生が殆どでね。
反左翼学生が作った日本学生同盟ってのから殆ど入会してんですよ。早稲田が中心でね。
日本学生同盟メンバーは早稲田ハウスって寮を根城にしてた。
決起の日は早稲田ハウスに一杯学生が集まり牛込警察に行った。
両者の遺体が一時収容されると聞いて焼香と合掌する為にね。
森田氏は日学同の幹部だったしね。三島も日学同に講演したりと縁があったんですよ。
その夜早稲田ハウスに数名の学生が泊まり、その内の一人のAさんは押し入れの上段に寝た。そこは森田氏愛用の寝台でもあってね。
夜中Aさんはザッザッザッって足音に目を覚ました。規則的なリズムで聞こえて来る音はなかなか止まない。それは、まさに階段を駆け上って来る軍靴の音だったと云う。
「森田さんの霊が帰って来たんだ」
何かAさん霊気に打たれたようになってね。
押し入れの下に居るBを起こし「Bさん靴靴の音ですよ」と伝えたがBさんは聞こえないと云いまた眠った。
Aさんは闇に目を凝らすと壁に黒い羅紗紙が目についた。白墨で満州の「建国宣言」が書いてある。早大防衛部の研究発表の掲示だ。
目を凝らすと白い文字が薄ぼんやりと見えその上に燐が燃えるような青い紫がかった光芒が放たれたと思うと人の横顔のようなものが映った。
森田氏の顔ではなく憂いに沈んだような三島由紀夫の顔だった。
ハッキリ見ようと目を凝らすと心臓の鼓動が激しくなり憑き物が落ちたように我にかえった。
再び見ると三島の輪郭が段々明確になって来る。
が、それにつれてまた心臓が波打ち苦しくなる。
後日、軍靴の音は壊れた風呂場の水道の水がベニヤに当たる音と判明したと云う。
Aさんは皆にショックが尾を引いて見た夢だと云われたと笑った。
いや、夢じゃないと私は思う。きっと三島氏も森田氏も来ていたと思うと云うと、Aさんは、ニッコリ笑って
「秋介の云う通りかもな」とビールを飲み干した。
これは、酒場のうだ話かもしれないですね。いかがでしたか?
アマミキョ2009年01月20日 17:24
>>秋介さんへの感想
とっても不思議なお話です。
自決なさったあとの三島氏の憂いに沈んだ顔・・・
私はそこに軽々しく言葉をいれてはいけない気がいたします。
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[11月25日の事]
皆様お疲れ様です。また不動産の話かって?いやいや、私だってたまにはねえ(笑)
さて昭和45年11月25日って何の日?三島由紀夫と盾の会の会員森田必勝氏が割腹自決した日なんです。
盾の会ってメンバーは学生が殆どでね。
反左翼学生が作った日本学生同盟ってのから殆ど入会してんですよ。早稲田が中心でね。
日本学生同盟メンバーは早稲田ハウスって寮を根城にしてた。
決起の日は早稲田ハウスに一杯学生が集まり牛込警察に行った。
両者の遺体が一時収容されると聞いて焼香と合掌する為にね。
森田氏は日学同の幹部だったしね。三島も日学同に講演したりと縁があったんですよ。
その夜早稲田ハウスに数名の学生が泊まり、その内の一人のAさんは押し入れの上段に寝た。そこは森田氏愛用の寝台でもあってね。
夜中Aさんはザッザッザッって足音に目を覚ました。規則的なリズムで聞こえて来る音はなかなか止まない。それは、まさに階段を駆け上って来る軍靴の音だったと云う。
「森田さんの霊が帰って来たんだ」
何かAさん霊気に打たれたようになってね。
押し入れの下に居るBを起こし「Bさん靴靴の音ですよ」と伝えたがBさんは聞こえないと云いまた眠った。
Aさんは闇に目を凝らすと壁に黒い羅紗紙が目についた。白墨で満州の「建国宣言」が書いてある。早大防衛部の研究発表の掲示だ。
目を凝らすと白い文字が薄ぼんやりと見えその上に燐が燃えるような青い紫がかった光芒が放たれたと思うと人の横顔のようなものが映った。
森田氏の顔ではなく憂いに沈んだような三島由紀夫の顔だった。
ハッキリ見ようと目を凝らすと心臓の鼓動が激しくなり憑き物が落ちたように我にかえった。
再び見ると三島の輪郭が段々明確になって来る。
が、それにつれてまた心臓が波打ち苦しくなる。
後日、軍靴の音は壊れた風呂場の水道の水がベニヤに当たる音と判明したと云う。
Aさんは皆にショックが尾を引いて見た夢だと云われたと笑った。
いや、夢じゃないと私は思う。きっと三島氏も森田氏も来ていたと思うと云うと、Aさんは、ニッコリ笑って
「秋介の云う通りかもな」とビールを飲み干した。
これは、酒場のうだ話かもしれないですね。いかがでしたか?
アマミキョ2009年01月20日 17:24
>>秋介さんへの感想
とっても不思議なお話です。
自決なさったあとの三島氏の憂いに沈んだ顔・・・
私はそこに軽々しく言葉をいれてはいけない気がいたします。
【秋介さん】一心寺の骨仏
《秋介さん》金正恩の病気に思う
《秋介さん》近況報告
【秋介さんご寄稿】ためになる話
【秋介さんご寄稿・豪華ゲストお写真を追記して再アップ】民族の意志同盟関西政治集会
【秋介さん】廃虚探訪
《秋介さん》金正恩の病気に思う
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【秋介さんご寄稿】ためになる話
【秋介さんご寄稿・豪華ゲストお写真を追記して再アップ】民族の意志同盟関西政治集会
【秋介さん】廃虚探訪
Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 23:36│Comments(4)
│秋介さん
この記事へのコメント
故三島由紀夫氏の周辺には生前からオカルトめいた話は多いみたいです。
氏の友人とゆうか愛人、いや恋人でもあった丸山あきひろ(美輪あきひろ)さんは、パーティーの席上で、突然三島氏に向かい、
「…あなたの肩に226事件の兵隊がいる!」
と言ったそうです。
その後の氏の行動を見ると、そのエピソードはあながち嘘じゃないと思います。
因みに、三島氏ってUFOにもはまってたようです。
三島氏の「鏡子の家」は忘れられません。
…あ!じ、上記の表題、け、決して今の事言ってるんじゃありません(笑)
氏の友人とゆうか愛人、いや恋人でもあった丸山あきひろ(美輪あきひろ)さんは、パーティーの席上で、突然三島氏に向かい、
「…あなたの肩に226事件の兵隊がいる!」
と言ったそうです。
その後の氏の行動を見ると、そのエピソードはあながち嘘じゃないと思います。
因みに、三島氏ってUFOにもはまってたようです。
三島氏の「鏡子の家」は忘れられません。
…あ!じ、上記の表題、け、決して今の事言ってるんじゃありません(笑)
Posted by 喜界島のプレアデス清二 at 2010年12月10日 06:29
「鏡子の家」は力作なのに当時の文壇では評価が真っ二つに分かれた作品ですよね。
僕が大好きな三島作品は「仮面の告白」と「禁色」です。
僕が大好きな三島作品は「仮面の告白」と「禁色」です。
Posted by ピアニスト健太郎 at 2010年12月10日 14:50
これも、アマちゃん保存してたんだ…私は三島作品では、豊穣の海の暁の寺が大好きです。
Posted by 秋介 at 2010年12月10日 17:24
うーん、幸福の科学の会員は…知的で素晴らしい。
これは世界宗教になる。
これは世界宗教になる。
Posted by 喜界島のプレアデス清二 at 2010年12月10日 22:25
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