【natsuさん】2013年と2014年について思うところ
2013年12月30日
【開店休業親父の戯言】
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
この文章が年内にUPされるかどうかはブログ主のさじ加減なので、時期的にずれた内容でしたらご容赦下さい。
ブログ主より許可を頂いて、第三者の意見をこちらに表現させて頂き、皆様の御目を汚しております。
読んで下さっている皆様には、本当に感謝しております。
ありがとうございます。
年末ですので、2013年と2014年について、思うところを書いてみたいと思います。
<2013年>
政治的には安倍政権の一挙手一投足が目立った年でした。
経済では、円安になり株価は比較的高くなり、消費税UPが決まりました。
災害では、雨風(台風)に関わるニュースが多かったように思えます。目を見張る豪雨を東京でも何度か経験しました。
フィリピンの台風は今年一番の台風に関わるニュースではないでしょうか。
(私の子供二人が通っている英会話の先生がフィリピン出身で、やはり親族が被災し台風後にフィリピンに行きました。
聞いたところでは、空港に降り立った瞬間から死臭が漂うような酷いような状態だったということです。)
個人的には、2013年の日本人は「復興」ということを強くイメージしたのではないかと思っています。
「もはや戦後ではない」は東京オリンピックを強く推し進める言葉でした。
そして、バブル崩壊からの長期低迷、デフレ、東北沖地震や重なる記録的な自然災害からの「復興」という思いを
2020年の東京オリンピックへ投影し、日本人の気持ちが昂った年になったと思います。
<2014年>
そして来年はどのような1年になるのか?
個人的には中国に関してのニュースが大きくなるのではないかと思っています。
理由はいくつかあります。その中の大きなものでは、中国の経済成長率の鈍化です。
ここ10年の中国の経済成長率の伸びは、戦後の日本をイメージさせるような内容でした。そして、今は頭打ちになっています。
(http://ecodb.net/country/CN/imf_growth.html)
少し前までは、中国人が現金で日本の不動産(1億以上の高級マンション)などを買う姿が目につきましたが、現在はそういった話題は上がってきません。
今までは国内の不満は経済成長というアメで抑えられましたが、世界中の大企業が中国での工場生産から手を引き出している現在は、
その不満のエネルギーは「奪うという暴力・侵略」という方向へ流れやすい状況となっています。
(意外と知られていないことですが、軍事戦争というのは、大義名分(国民が思う正しい理由)が必要です。
その大義名分に国民の多くが納得しなければ戦争は始められません。
現在、生活が困窮しており、かつ戦争(奪う)というものに対して、勝利=生活が豊かになるという予想がついた場合
簡単に戦争に踏み切る可能性があります。)
中国人の一人っ子政策、官僚制度、共産党支配、経済的頭打ち、、、
北京オリンピックを過ぎリーマンショックが起こったあとは、中国経済というのは非常に苦境に立たされています。
(米国のスポーツメーカー NIKEは、世界最大の工場を中国→ベトナムに移しています。ベトナム人の方が給与が安いも大きな理由です。)
先進諸国は、中国人が物を買ってくれるお客とは見ていますが、中国人に仕事を与えて豊かにするという発想からは手を引いています。
となると、中国人が物を買うためのお金はどこから出てくるのでしょうか?・・・今は、中国国内にある今までの貯金を切り崩しているような段階かもしれません。
すると、その貯金が極めて目減りすれば、次の手は、、(暴力?)と考えるのは普通です。
中国に関しては、自由経済ではないので事業を行う会社を作るためには、公社といって、必ず売上の半分は中国行政に入るようにする必要がありました。
こういったことも、人件費が高くなり製品が安く作れないならば、別の国へ撤退と動きが出てくる理由の1つかもしれません。
2014年の経済に関しては以下の日本のシンクタンクの発表資料を読んでいも良いと思います。
<http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/research/r130301forecast.pdf>
<http://www.murc.jp/thinktank/economy/economy_prospect/short/short_1312.pdf>
<http://www.smbc-consulting.co.jp/upload/netpress_9115_.pdf>
ただし、これは経済のみの話で軍事的な視野は入れていませんので、ご注意下さい。
2014年はTPPを中心とした、米国、日本、そして中国の綱引きが今まで以上に出てくると思っています。
TPPは米国が重要パートナーとして、日本を取るのか?中国を取るのか?という綱引きでもあります。
<http://sankei.jp.msn.com/world/news/131007/chn13100723110004-n1.htm>
<http://sankei.jp.msn.com/world/news/130828/chn13082811060002-n1.htm>
<http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2011/12/tpp-2_1.php>
現在の日本の景気は諸外国の動きを強く受けます。
個人的には2014年は、生活コストの上昇が強い年になると思われます。
理由は2つ。
・円安による原油を中心としたエネルギー高騰
・消費税UP。
現在日本人の生活必需品は意外と安くすることが可能です。(極端な話、モノは100円ショップ、ユニクロで生きていけます)
問題は人件費(労働者給与)です。
経営者側からみた人件費というのは、従業員が企業で働く労働の賃金で生活していけるか?という意味でもあります。
労働者が給与が安すぎて生活できないと考えれば、別のところで働くようになるからです。
優秀な人材がいなくなれば、企業は瓦解します。
親から見た、子供が生まれて〜社会人になるまでの、学校を中心とした育成費用を考えると・・大学卒業時に就職できない、
又は生活していけるだけの給与の仕事につけないということは、非常に問題なのですが、これを考えることから
目を逸らしているように私には思えます。
昭和のビジネスモデルである、大量の単純作業の労働者を必要とするビジネスは崩壊しています。
にも関わらず、今でも新しいビジネスモデルは生み出されておらず、大企業は安い人件費を求めて世界を彷徨います。
現代の日本人は、自分の生活の場を海外に移転するための力は非常に弱くなっています。
(主には言語の問題)
良くも悪くも日本という国のシステムにすがらなくては生きていけません。
2014年は・・・
・今までの方法で耐える人たち
・今までに無い方法でリスク(ハイリスク・ハイリターン)を取る人たち
の2種類が大きく分かれて来るような気がします。。。
私は今までの方法では「ジリ貧」という状態になってしまうと思っています。
皆様にとって素晴らしい2014年になることを記念しております。
長文を読んで下さいまして、ありがとうございました。m(__)m
<余談>
政治的には、消費税UPが決まるまでは、自民党の麻生さんが話題になることが多くありましが
最近は出てきません。
また、報道されていますが、消費税UPの中で生活必需品は税率を今のまま”据え置き”となる部分があり
あらゆる業界が、据え置きにしてくれ!と政治家(官僚)に擦り寄っています。
財務省は、このカードを上手く使いながら新聞発行企業に対して税率軽減をチラつかせていると聞きます。
なので、新聞・TVだけの情報にすがるのは危険ですよ。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
この文章が年内にUPされるかどうかはブログ主のさじ加減なので、時期的にずれた内容でしたらご容赦下さい。
ブログ主より許可を頂いて、第三者の意見をこちらに表現させて頂き、皆様の御目を汚しております。
読んで下さっている皆様には、本当に感謝しております。
ありがとうございます。
年末ですので、2013年と2014年について、思うところを書いてみたいと思います。
<2013年>
政治的には安倍政権の一挙手一投足が目立った年でした。
経済では、円安になり株価は比較的高くなり、消費税UPが決まりました。
災害では、雨風(台風)に関わるニュースが多かったように思えます。目を見張る豪雨を東京でも何度か経験しました。
フィリピンの台風は今年一番の台風に関わるニュースではないでしょうか。
(私の子供二人が通っている英会話の先生がフィリピン出身で、やはり親族が被災し台風後にフィリピンに行きました。
聞いたところでは、空港に降り立った瞬間から死臭が漂うような酷いような状態だったということです。)
個人的には、2013年の日本人は「復興」ということを強くイメージしたのではないかと思っています。
「もはや戦後ではない」は東京オリンピックを強く推し進める言葉でした。
そして、バブル崩壊からの長期低迷、デフレ、東北沖地震や重なる記録的な自然災害からの「復興」という思いを
2020年の東京オリンピックへ投影し、日本人の気持ちが昂った年になったと思います。
<2014年>
そして来年はどのような1年になるのか?
個人的には中国に関してのニュースが大きくなるのではないかと思っています。
理由はいくつかあります。その中の大きなものでは、中国の経済成長率の鈍化です。
ここ10年の中国の経済成長率の伸びは、戦後の日本をイメージさせるような内容でした。そして、今は頭打ちになっています。
(http://ecodb.net/country/CN/imf_growth.html)
少し前までは、中国人が現金で日本の不動産(1億以上の高級マンション)などを買う姿が目につきましたが、現在はそういった話題は上がってきません。
今までは国内の不満は経済成長というアメで抑えられましたが、世界中の大企業が中国での工場生産から手を引き出している現在は、
その不満のエネルギーは「奪うという暴力・侵略」という方向へ流れやすい状況となっています。
(意外と知られていないことですが、軍事戦争というのは、大義名分(国民が思う正しい理由)が必要です。
その大義名分に国民の多くが納得しなければ戦争は始められません。
現在、生活が困窮しており、かつ戦争(奪う)というものに対して、勝利=生活が豊かになるという予想がついた場合
簡単に戦争に踏み切る可能性があります。)
中国人の一人っ子政策、官僚制度、共産党支配、経済的頭打ち、、、
北京オリンピックを過ぎリーマンショックが起こったあとは、中国経済というのは非常に苦境に立たされています。
(米国のスポーツメーカー NIKEは、世界最大の工場を中国→ベトナムに移しています。ベトナム人の方が給与が安いも大きな理由です。)
先進諸国は、中国人が物を買ってくれるお客とは見ていますが、中国人に仕事を与えて豊かにするという発想からは手を引いています。
となると、中国人が物を買うためのお金はどこから出てくるのでしょうか?・・・今は、中国国内にある今までの貯金を切り崩しているような段階かもしれません。
すると、その貯金が極めて目減りすれば、次の手は、、(暴力?)と考えるのは普通です。
中国に関しては、自由経済ではないので事業を行う会社を作るためには、公社といって、必ず売上の半分は中国行政に入るようにする必要がありました。
こういったことも、人件費が高くなり製品が安く作れないならば、別の国へ撤退と動きが出てくる理由の1つかもしれません。
2014年の経済に関しては以下の日本のシンクタンクの発表資料を読んでいも良いと思います。
<http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/research/r130301forecast.pdf>
<http://www.murc.jp/thinktank/economy/economy_prospect/short/short_1312.pdf>
<http://www.smbc-consulting.co.jp/upload/netpress_9115_.pdf>
ただし、これは経済のみの話で軍事的な視野は入れていませんので、ご注意下さい。
2014年はTPPを中心とした、米国、日本、そして中国の綱引きが今まで以上に出てくると思っています。
TPPは米国が重要パートナーとして、日本を取るのか?中国を取るのか?という綱引きでもあります。
<http://sankei.jp.msn.com/world/news/131007/chn13100723110004-n1.htm>
<http://sankei.jp.msn.com/world/news/130828/chn13082811060002-n1.htm>
<http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2011/12/tpp-2_1.php>
現在の日本の景気は諸外国の動きを強く受けます。
個人的には2014年は、生活コストの上昇が強い年になると思われます。
理由は2つ。
・円安による原油を中心としたエネルギー高騰
・消費税UP。
現在日本人の生活必需品は意外と安くすることが可能です。(極端な話、モノは100円ショップ、ユニクロで生きていけます)
問題は人件費(労働者給与)です。
経営者側からみた人件費というのは、従業員が企業で働く労働の賃金で生活していけるか?という意味でもあります。
労働者が給与が安すぎて生活できないと考えれば、別のところで働くようになるからです。
優秀な人材がいなくなれば、企業は瓦解します。
親から見た、子供が生まれて〜社会人になるまでの、学校を中心とした育成費用を考えると・・大学卒業時に就職できない、
又は生活していけるだけの給与の仕事につけないということは、非常に問題なのですが、これを考えることから
目を逸らしているように私には思えます。
昭和のビジネスモデルである、大量の単純作業の労働者を必要とするビジネスは崩壊しています。
にも関わらず、今でも新しいビジネスモデルは生み出されておらず、大企業は安い人件費を求めて世界を彷徨います。
現代の日本人は、自分の生活の場を海外に移転するための力は非常に弱くなっています。
(主には言語の問題)
良くも悪くも日本という国のシステムにすがらなくては生きていけません。
2014年は・・・
・今までの方法で耐える人たち
・今までに無い方法でリスク(ハイリスク・ハイリターン)を取る人たち
の2種類が大きく分かれて来るような気がします。。。
私は今までの方法では「ジリ貧」という状態になってしまうと思っています。
皆様にとって素晴らしい2014年になることを記念しております。
長文を読んで下さいまして、ありがとうございました。m(__)m
<余談>
政治的には、消費税UPが決まるまでは、自民党の麻生さんが話題になることが多くありましが
最近は出てきません。
また、報道されていますが、消費税UPの中で生活必需品は税率を今のまま”据え置き”となる部分があり
あらゆる業界が、据え置きにしてくれ!と政治家(官僚)に擦り寄っています。
財務省は、このカードを上手く使いながら新聞発行企業に対して税率軽減をチラつかせていると聞きます。
なので、新聞・TVだけの情報にすがるのは危険ですよ。
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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 17:24│Comments(0)
│natsu さん
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