しーまブログ 日記/一般奄美大島 ブログがホームページに!しーま新機能のお知らせ! さばくる~イベント情報受付中!~

【natsuさん】シリア問題にみる、日本の外交問題問題に対してのバランスの悪さ

2013年09月08日

natsuさん、この度はご寄稿ありがとうございました!

時事問題に鋭く切り込むnatsuさんご自身の姿勢の背景までも理解できるお話であると感じます。

このシリア問題が、一つの日本や日本人の観察眼や言論の転換点になるように思います。

エネルギー問題・中東紛争、大国のパワーバランス、ひいては今後の世界情勢そのものに直結するシリア問題であり、

それだけに、日本や日本人が「国際的に脱皮するために」より大きな視点で問題を分析し、

自らの立場・意見を明確化することの必要性を学びました。

natsuさん、重ねてありがとうございました!


____________








【開店休業親父の戯れ言:natsu】

以下の文章はブログ主のアマミキョではなく
natsu(別人)が文責を負います。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
シリア問題にみる、日本の外交問題に対してのバランス感覚の悪さ。

日本のエネルギーは中東に依存しています。
ですから、中東の問題、中東の政治的安定というのは、非常に大きな問題のはずです。
にも関わらず、政治家の発言にはキレがありません。

「俺達はアジアの人間だから。シリア(中東)よりも北朝鮮だよ」
こんな感じを私は受けます。

確かに遠くの国のことであります。
しかし中東の問題は、アメリカ--ロシアの問題であり日本の資源問題でもあり、、
と考えると、非常に重要な問題なのです。
(経済的には、今後は石油に依存しない安全な電力供給の原子力発電の有望なお客様候補)

今の日本のスタンスは
・アメリカ(オバマ大統領)もナーバス(微妙)な問題なのだから、
・アメリカより先に日本が意見を出すのは得策ではない
・中東諸国(アラブ圏 イスラエル)に対しては刺激をしたくない
などがあるとは思います。

意見を明確にしない、というのが「日本の明確なスタンス」なのでしょう。


さて、私もHSの会員なので、HSに関わる部分で意見を述べます。

ます政党として明確な意見表明を出していない。
※一応はあります
http://hrp-newsfile.jp/2013/958/


あまりにも「党としての戦略」がありません。
それとも<明確にしないという明確さ>で深遠なる「謀」をおこなっているのでしょうか。

国際社会における正義とは軍事力を担保にした力に他なりません
にも関わらず、日本の自衛隊をどのように扱うべきか?という議論は出ていません。

先の
アルジェリア人質拘束事件の結果を受けて、実現党はどちらかというと「安倍首相は優柔不断である」という
意見を表明していました。
ならば、今のシリアの問題に対しても、先じて明確な意思を表明すべきだと私は思います。
後出しジャンケンでリスクを取らないというのは、賢明ではなく狡猾に過ぎないのではないでしょうか。

また、大川隆法総裁の意見が出てこなければ、誰も何も言わないという状態なのでしょうか。

一般には、これが幸福実現党は「幸福の科学(宗教団体)の傀儡ではないか」という一般の目を強めるのではないでしょうか。
政党があり、党首がいるのならば、党首としてシリアに対してスタンスを明確にするべきだと私は思います。
神祭一致の政党というのは、神の言葉を受けるまでは、地上の人間(実現党)は、何も動けないことを
意味しているのでしょうか?

少なくとも私にはそう見えます。

こうなると今の日本の議会制民主主義、国民主権では、多くの国民は私達の意見よりも
目に見えない、数多存在する、神々のバラバラな意見で、この地上の国民は右往左往させられる、という
意識(イメージ)をもっても不思議ではありません。

先ほど上げた、シリアに対しての実現党の方の意見は、あくまでもシリアが何かしらの平定をしてからという意見です。

たしかに、それは一理はあります。
しかし一番大切なことは、現在の騒乱に対して、血を流し、恨みを買ってでも「シリアという国はこう安定させるべきだ」という
軍事的な戦略のヴィジョンです。

その最も誰もがリスクを負う意見の部分を通りすぎて、アメリカやロシアの出方を伺い
漁夫の利のような視点で、アラブ国家を安定させるために経済的支援などという意見は
「自らの手を汚さない」という日和見主義といえるでしょう。

アメリカもロシアも、戦争に関わることを積極的に意見を表明すれば、何らからのリスクを負うことは十分に
承知しています。
しかし、各々が自国にとっての国益を求めてスタンスを決めています。

このスタンスがないならば、この先の国連の常任理事国になる意味は、どこにあるのでしょうか?

「試合が終わったあとのグランドの整備」を「これが最も大切なのだ」というような日和見主義は
現在のグローバルな国際状況では極めてプレゼンスが低いままでしょう。







同じカテゴリー(natsu さん)の記事画像
natsuさんがロゴを作ってくださいましたー!
【natsuさん】メディアの本質
同じカテゴリー(natsu さん)の記事
 【natsuさん】自己実現について (2016-03-11 18:59)
 【natsuさん】マイナス金利について (2016-02-05 18:41)
 【natsuさん】ネット上での誹謗中傷について (2015-09-05 11:57)
 【natsuさん】質問に答えて (2015-07-22 22:39)
 【natsuさん】ギリシャ問題、中国問題、株価など (2015-07-15 02:05)
 【natsuさん】ギリシャの姿は日本の対岸の火事ではない (2015-07-09 11:51)

Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 18:16│Comments(2)natsu さん
この記事へのコメント
ナツさんの御意見、もっともだなと感じました。
たしかに、HSの意見は内戦が終わったあとのこと。

地球上の他のどの国よりも、自由な意見が言える日本が、解決のための具体的な意見が出ないのは不思議ですね。

でも、シリア内戦の後ろ盾になっている大国(米・ロ・中)の思惑が、どういうふうに絡んでいるのか、そして、国連事務総長の発言……

考え方をまとめるには、まだまだ時間が必要なのでしょうか?
Posted by がみちゃん at 2013年09月09日 10:29
>がみちゃんさん
いつもコメントありがとうございます!
HSは少し慎重なのかもしれませんが、
natsuさんのような方から見ると、少しお尻が重く見えるのかもしれませんね。
natsuさんはいつもハードル高いからなぁ~~~
Posted by アマミちゃんアマミちゃん at 2013年10月09日 11:33
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
【natsuさん】シリア問題にみる、日本の外交問題問題に対してのバランスの悪さ
    コメント(2)