ボランティアの効用・周りからの影響
2010年02月23日
私は自他共に認めるダメ人間だが、お客様によくお褒めの言葉をいただくところがある。
それは言葉遣いの丁寧さと笑顔。
しかし、それは必ずしも自分の育ちではない。育ちはそりゃぁもうアラっぽくて、母がしつけてくれた作法をことごとく忘却の彼方に追いやった親不孝のカタマリである。
かーちゃん、ごみんなさーい!(´;ω;`)ぴー
それでも荒っぽい事この上ない私がどうしてお客様にお褒めの言葉をいただくまでになれたかと言うと、それは師匠の影響と宗派の寺でのボランティアのおかげだろう。
師匠はどんな人にも腰を低くして接する人だった。つねに配慮あるあたたかい言葉と笑顔を絶やさず、それがまったくいやらしくない方だった。従業員にはそりゃあ厳しかったが、それでも必ず間違いを道理を説いて叱っても決して人格を否定することはなかった。
宗派の寺でのボランティアも、実は師匠からの指示だった。仕事していると突然「いまから精舎(宗派では寺をそう呼ぶ)にボランティアにいきなさい。」
私( ;゚Д゚)ぽかーん
なにをするかというと、ひたすら施設内の掃除。そして参拝にいらした信者さんの接待。たしかに言葉遣いや笑顔はすごく勉強になった。しかし、どうもスッキリしない。
私、なにかヘマしたのか?これは左遷か?そうなのか?
そして悶々として帰ってくると、師匠は何も説明せず一言
「させていただいたことに感謝ですよ。」
正直私は「こっちがしてあげてるのに、させていただいたことに感謝とはこれいかに!?」と意味不明。
ますます納得できず悶々とする。
しかしある日、こんな事があった。
がらんとした寺の食堂でテーブルの拭き掃除をしていると、一人の女性が入ってきた。
食堂はティールームのようにもなっているのでよく会員同士の談話や勉強などに使われる。
この方もそうかな?とも思ったが、どうやらそうではないらしい。どこか雰囲気が落ち込んでいる。顔色がくらい。
私はいつものように笑顔で会釈をし、型どおりのボランティアとしての挨拶といくつかの言葉をかけた。
女性は近くの椅子に腰掛けると、しばらく窓の向こうを眺めていた。
そのうちにハンカチをとりだし、そっと目元を拭っていた。
私は女性の邪魔にならないように、黙々とテーブルを拭く。
五分くらいして、女性が立ち上がった。
女性「あの・・・・」
私「え?私ですか?」
女性「はい・・・ありがとうございました」
私「( ゚Д゚)? なにかございましたでしょうか?」
女性「・・・実は、会社の人間関係で疲れてて・・とうとう頭がおかしくなりそうになってさっき無理矢理早退してきちゃったんです。」
私「そうでいらしたんですか」
女性「でも、さきほどボランティアさん(私のこと)からすごいあったかい言葉をかけていただいて・・・なんか、すごい癒されました・・」
私「いえいえ、私ごとき、そんな・・・」
女性「いえ、ホントなんです。なんか、自分はこんな笑顔とか言葉づかいを会社でしてるかなって思ったら、全然できてないなって・・・そしたらなんかスッキリしたんです」
私「もったいないお言葉です。こちらこそありがとうございます!」
女性「ボランティアさんてすばらしいお役目ですね。私でもできますか?」
私「はい!一階の受付で職員さんにおたづねになられてください。オススメはトイレ掃除です!気持ちいいですよ~!」
女性「クスっ(笑)ホント、楽しそうですね。ちょっと行ってきます。ありがとうございました。」
なんか、すごいジーンとしました。ありがたいというか、丁寧な言葉と笑顔の影響ってすごいなと思いました。
師匠がボランティアに行かせてくださった意味はこれだったのかな?
もしかしたらもうすこし意味があるのかもしれませんが、いまのところわかるのはこれくらいですね。
いま、思い出した過去の出来事です。
それは言葉遣いの丁寧さと笑顔。
しかし、それは必ずしも自分の育ちではない。育ちはそりゃぁもうアラっぽくて、母がしつけてくれた作法をことごとく忘却の彼方に追いやった親不孝のカタマリである。
かーちゃん、ごみんなさーい!(´;ω;`)ぴー
それでも荒っぽい事この上ない私がどうしてお客様にお褒めの言葉をいただくまでになれたかと言うと、それは師匠の影響と宗派の寺でのボランティアのおかげだろう。
師匠はどんな人にも腰を低くして接する人だった。つねに配慮あるあたたかい言葉と笑顔を絶やさず、それがまったくいやらしくない方だった。従業員にはそりゃあ厳しかったが、それでも必ず間違いを道理を説いて叱っても決して人格を否定することはなかった。
宗派の寺でのボランティアも、実は師匠からの指示だった。仕事していると突然「いまから精舎(宗派では寺をそう呼ぶ)にボランティアにいきなさい。」
私( ;゚Д゚)ぽかーん
なにをするかというと、ひたすら施設内の掃除。そして参拝にいらした信者さんの接待。たしかに言葉遣いや笑顔はすごく勉強になった。しかし、どうもスッキリしない。
私、なにかヘマしたのか?これは左遷か?そうなのか?
そして悶々として帰ってくると、師匠は何も説明せず一言
「させていただいたことに感謝ですよ。」
正直私は「こっちがしてあげてるのに、させていただいたことに感謝とはこれいかに!?」と意味不明。
ますます納得できず悶々とする。
しかしある日、こんな事があった。
がらんとした寺の食堂でテーブルの拭き掃除をしていると、一人の女性が入ってきた。
食堂はティールームのようにもなっているのでよく会員同士の談話や勉強などに使われる。
この方もそうかな?とも思ったが、どうやらそうではないらしい。どこか雰囲気が落ち込んでいる。顔色がくらい。
私はいつものように笑顔で会釈をし、型どおりのボランティアとしての挨拶といくつかの言葉をかけた。
女性は近くの椅子に腰掛けると、しばらく窓の向こうを眺めていた。
そのうちにハンカチをとりだし、そっと目元を拭っていた。
私は女性の邪魔にならないように、黙々とテーブルを拭く。
五分くらいして、女性が立ち上がった。
女性「あの・・・・」
私「え?私ですか?」
女性「はい・・・ありがとうございました」
私「( ゚Д゚)? なにかございましたでしょうか?」
女性「・・・実は、会社の人間関係で疲れてて・・とうとう頭がおかしくなりそうになってさっき無理矢理早退してきちゃったんです。」
私「そうでいらしたんですか」
女性「でも、さきほどボランティアさん(私のこと)からすごいあったかい言葉をかけていただいて・・・なんか、すごい癒されました・・」
私「いえいえ、私ごとき、そんな・・・」
女性「いえ、ホントなんです。なんか、自分はこんな笑顔とか言葉づかいを会社でしてるかなって思ったら、全然できてないなって・・・そしたらなんかスッキリしたんです」
私「もったいないお言葉です。こちらこそありがとうございます!」
女性「ボランティアさんてすばらしいお役目ですね。私でもできますか?」
私「はい!一階の受付で職員さんにおたづねになられてください。オススメはトイレ掃除です!気持ちいいですよ~!」
女性「クスっ(笑)ホント、楽しそうですね。ちょっと行ってきます。ありがとうございました。」
なんか、すごいジーンとしました。ありがたいというか、丁寧な言葉と笑顔の影響ってすごいなと思いました。
師匠がボランティアに行かせてくださった意味はこれだったのかな?
もしかしたらもうすこし意味があるのかもしれませんが、いまのところわかるのはこれくらいですね。
いま、思い出した過去の出来事です。
二度目の退行催眠2020.10.22 ~カタリ派時代・古代エジプト(古代ギリシャ)
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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 22:42│Comments(0)
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