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ある女性の伝説 (隊長の話・番外編)

2010年09月17日

私のような浅はかな者が、これを語ることが許されるかどうかはわからない。

しかし、私はこれを記す。記すことが知った者の責務でもあると思うからだ。

















女性はとても愛深い人だった。

趣味のために年の三分の一を遠出してしまう伴侶を、一度も責めたことはなかった。

伴侶の分まで働き、昼も夜も働き、たくさんの子供たちを養った。

女性は齢80で亡くなるとき、先に亡くなった伴侶の遺影を示し、「おとうさん(旦那さん)の写真を一緒に棺にいれてほしい」と言ったという。それほどまでに伴侶を愛しいていた。

女性はとても愛深い人だった。

女性が人をなじったところ、人を責めるところを、わずかでも人を批判しているところを、見た人は村の中で誰ひとりいなかった。家族でさえそんなことをきいたことはなかった。どんなときでさえ女性はあたたかくやさしかった。

村人の中でも相当のワルたちでさえ、女性の言葉には無条件でしたがった。それほどに慕われ、尊敬されていた。

女性はどんな人も平等に、深く愛した。その人智をこえた愛情に村人たちもふりあげた刀を「あの人が言うのなら・・・」とおろしたことも一度や二度ではなかったという。




あるとき、ある神格化した存在が、荒ぶる神となってひどい障りをなした。

その神格化した存在の怒りと力はすさまじく、日本でも最高レベルの法力を持つ僧が六人(もちろんすべて大僧正クラス)集められたが、それでも押さえるのが精一杯で、調伏はとても不可能だった。

あまりにレベルが違いすぎたのだ。

そのとき、荒ぶる神の前に一人の女性がすすんだ。

少しでも霊的な感性を持つ者ならばその霊圧だけで発狂しかねない、まさに命がけの空気のなか、女性は

霊的にもまったく無防備な姿勢のままで結界をのりこえ、

荒神と自分を重ねた。

あまりの極限の行為に、誰もとめることはできず、ただ見ているばかりだった。

荒神は女性の中ですこしずつ鎮まり、それから、二度と荒ぶることはなかったという。


これがある宗派において、女人禁制でありながら、特例として彼女が僧として在籍を許されている理由だという。(あちらの宗派から請われて僧の免状を受け取った。宗派の本山が渡したがっていた大僧正の位は「学がないから偉い人になるのイヤ」といって本人が辞退した。なので僧の資格は下から2番目。)


荒ぶる神は、女性のなかで何を見たのだろう。日本最強クラスの法力をもつ僧六人に鎮められなかった荒ぶる神を鎮めた力とは?


「そりゃ、あんたたち幸福の科学がいうところの『愛』だろ。

祖母さんは、本当に愛のカタマリの人だったよ。

彼女は40のときに死ぬ運命だったのを地蔵菩薩に延命され、人々を苦しみを半分背負って救いなさいと言われた。

だから40で白血病に冒され、治ることもなく、なのに80まで生きたんだ。なぜかわかるか?

彼女はたとえ殺人鬼でも、我が子のように抱きしめられる人だったんだよ。」



そのとき隊長の師僧さま含む日本最高位の法力僧六人でさえも封じることができなかった神格存在、
お祖母様が胸の内に抱きしめることによって鎮めた存在こそ、

のちに隊長の守護神となる「白菊大神」である。





「俺がしてることは人助けなんかじゃない。祖母さんの継承さ。

祖母さんが俺にのこしてくれたのが、この道だからだ。それだけだよ」



そう語る隊長も、きっと『救われた側』なのだろう。

最大の感化力は『愛』なのだ。








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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 23:17│Comments(11)隊長(眷属さん)
この記事へのコメント
まさしく愛ですね。(>。<) すごいなぁと思いました。
 永遠の法の映画の中でナイチンゲール様が仰る言葉にこういうものがあります。
 「 私達はこの世界をユートピアにしたいと願われている存在の
 熱き念いを常に感じています。
 
  すべての人 すべての存在に対しいつも送り続けられている熱い念い

  その感触を その愛の感覚を 私達は知っています。

  だから私達も愛することを止められないのです。

  私達自身が熱い愛の念いとなって
 愛の風となって吹き渡ってゆくしかないのです。
 
 それが幸福になるということではないでしょうか。」
 
 怒りによって荒神となっていた人にも愛の思いがつたわってきたんでしょうね(^o^)愛はすごいですね。

 慈悲(愛)が広がるときに裏の不幸の予言はすべて外れていきます。
 アマミさんの、ブログを通して多くの方に愛の光や気づきを投げかけておられることに心より感謝いたします。
Posted by 777 at 2010年09月18日 06:32
おおおおおアテルイを鎮める技はこれか!!
私にはムリだ!
Posted by 涼風 at 2010年09月18日 09:40
「愛」という単語を、惰性で口にするばかりで、
本当の愛の力なんて全然分かっていない私にとって、非常に心揺さぶられるお話でした。
Posted by このブログ、好きです。 at 2010年09月18日 12:26
我が身を振り返り、考えさせられるお話でした。ありがとうございました。
Posted by 雅 at 2010年09月19日 23:43
>777さん
いえいえ、私のような者の影響などミジンコみたいなものです。
いつもありがとうございます。

>涼風さん
ははははは!私にもムリです!(笑)

>このブログ、好きです。さん
この話だけ、波動がすごいのがわかります?
私は書きながら手が震えました。

>雅さん
いえいえ。こんな本来秘されるべきお話を公開をお許しくださった隊長に感謝です。
Posted by アマミキョアマミキョ at 2010年09月21日 00:42
東京 あついっす! 32度!?

昼にカレー弁当(激辛)で汗噴出しながら読みました。

なぜか目からも汗出てきました。
Posted by フッキー at 2010年09月21日 12:37
実は昨日、中尊寺に行ってきたんです。
中尊寺自体はバリバリの観光地なんですけど;無料でお参りできる仏様と山の神様のところはお参りして来ました。
すると、その前に読んでぴんとこなかったこの記事が、違って見えてきました。
以前に隊長さんの幼稚園の子供の話読んだ時のように、すがすがしい寒気がしてきました。
きっとこの記事も同じように何度も読み返すと思います。

・・・それだけじゃないかもしれないけど、お山でなんか詰まってた物取ってもらったのかなと思いました。
Posted by もーむ at 2010年09月21日 13:11
ホント 何度読んでも涙出ます


愛の力の凄さを また勉強させてもらいました(嬉)


やっぱ愛やね

愛の神 バンザイ
\(^ー^)/
Posted by 宮崎 県太郎 at 2010年09月22日 01:33
このブログの中で愛(慈悲)について語っておられること、

特にこのような記事を書かれていること自体が

既に多くの人への愛になっています。(断言)

それが非常に嬉しかったんです。

 人に気づきを与える仕事は、それが何人であるかに関わらず大変な仕事です。

  だからアマミさんを通して、既に愛は流れています。是非こういった記事を書いていってくれるとありがたいです。(感謝)
Posted by 777 at 2010年09月22日 09:36
祖母は愛ある方ですよ 私の母は孤児でした父と結婚して祖母と出会い
愛の尊さを知ったといいます。
祖母が帰幽され葬儀もおわり出棺するとき母がだだをこねる子供のように
祖母の棺にしがみつき連れて行くなと泣きじゃくったことを 私は生涯忘れる事は無いでしょう。
私は極度の人間嫌いです。
白菊大神と同じ考えです 人の利己性をきらい他の生をないがしろにすろ
しかし祖母からは そうでもない一面が人にもあると学びました。
私は一生をかけて見極めたいと思っています。
Posted by 隊長 at 2010年09月22日 11:56
>フッキーさん
目から汗(笑)

>もーむさん
とれたのか、ご神仏から御光をいただけたのか・・・・
(・∀・)おめでとうございます!

>777さん
いえいえ、私のブログは遊びです(笑)
でも、ささやかでもお役に立てたら無上の喜びであります!

>隊長
一生かけなくても・・・・・
貴重なお話をいただきありがとうございます!
Posted by アマミキョアマミキョ at 2010年09月22日 23:17
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