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隊長の話・苦難の意味(再掲載)

2012年03月05日

2010/07/14 23:45:45



「苦難が訪れると、みんなお祓いにいったり、外に原因を求めたりするだろ?」

「まぁそうですね。でも結局は自分がつくってるんですよね」

「そういう見方もできるな。だが、一言『反省しろ』って言ってきってしまえるほど単純なものでもない」

「え?」

「その苦難が『仁愛』からのものであることもあるってことさ」

「それは・・・・」

「たとえば、俺が見た例ではこういうのがあるな。
ある人が事業に失敗して借金で立ち行かなくなり、田舎に帰るしかなくなった。
その人にとって事業に失敗したこと、挫折して田舎に帰ったことはとてもつらい苦難だったわけだ。
でも、俺から見たら、『それ自体がご先祖からの愛』だったんだよ」

「では、もしそのまま順調にいっていたらその人は・・・」

「今頃気が狂っていただろうな。死んでいたかもしれない。
少なくともその時の彼は、先が長くないところが見えていたからな。
その『最悪の事態』を回避させるために、あえてご先祖が彼を助けるために『彼がそこにいられない状況をつくった』んだ。
彼はそれによって本当は助けられたんだよ。」

「本当にそんなことがあるんですね!」

「そう。最悪の状況を助けるために、あえて大難を中難にしてとどめようとする。それはご先祖の愛なんだよ。
つまり。自分が厄難と思い不幸と思い苦々しく思った過去の出来事が、実はご先祖からの護りだったことも本当はすくなからずある。
本当に赤心に立ち返り、我が身を見、ご先祖の心をおもいはかれば、みえてくるはずなんだ。
それらの出来事を自分本位の見方だけで「苦難」と思い「不幸」と思いこんでいる自分に愚かさがあるんじゃないのか?
それに気付く視点も大事なんじゃないかと、俺は思うけどな」

「すごい視点ですね!」






そこでかなり昔、スピリチュアル関係の本で読んだことを思い出しました。

たしかこういうエピソードだった。

ある家族の話。長女の女の子がどうしようもなく荒れ、どの霊能者に見せても「この子はもうダメだ。心が地獄になっている。もうすぐご先祖がこの子を(あの世に)連れにくる。」としか言われなかったらしい。

それでも長女を愛していた両親は、長女のために一生懸命にあらゆる宗派の神様に祈り続けたらしい。
長女があのようになったのは私たち両親の不徳です。
私たちの命を失ってもかまいません。
どうか長女を地獄につれていかないでください。
あの子が心をひらいてくれることを信じています、と。

するとある夜母親の夢に、ある神様が立った。

一言「聞き届けた」と言われたという。

その朝、長女が事故にまきこまれた。大事故だった。両足切断。

二度と自分の足で立つことができなくなった長女ははじめて、
「今まで自分がしてきたことの罪の重さ」と「このような姿になっても変わらず愛してくれる両親への感謝」で泣き崩れたという。

それから長女は人格が一変した。

今では長女はいつも笑顔をたやさず、家庭の灯台になっているという。そんなお話。






このお話を読んだとき、「神様の視野のデカさ」を知った気がした。
人間の一時の幸不幸ではなく、長期的な目でみて「そのときのどのような結果が総合的にみて本人のよりよい未来につながるのか」、
その一手を知りながら、「あえて個々人の修行のために」本人や縁者の意志判断にまかせる。その忍耐強さ。

また縁者の無私なる祈りが神様からの加護につながるという「愛されるという徳」の大切さ。

苦難は実は苦難ではなく、それ自体が「愛」であることもある。そしてそれは通常の愛よりも遙かに深く尊い。親が愛する子供のためにあえて子供の頬を張るてのひらの痛みも、この愛の比ではないだろう。

私たちの人生は、どれだけの「愛」をいただいているか。そこに思いを向けることも人生には必要なのだと思う。

苦難は本当は苦難ではなく愛でもある。これは人生の道理でもあり真理であると思う。










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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 01:29│Comments(0)隊長(眷属さん)
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