記憶の彼方
2010年02月10日
不思議な記憶がある。
一番古い記憶は保育所の年小組?でお昼寝をしている記憶だが、2番目に古い記憶が、たぶん保育園の年中組くらいだと思うが、これまたメルヘンなのだ。
お家からとっても遠い港?の防波堤のコンクリの先に、道路側からはみえないコンクリの地下空間があった。
子供ながらに小さな空間だったが、古い数段の階段をおりると、コンクリの床の真ん中が四角にきりぬかれていて、真下の海がきれいにみえたのだ。
まるで水族館のように海の中はきらきらとひかっていて、たくさんのお魚がいて、とってもきれいだった。コンクリのその小さな古びた空間は、海の光が反射して青色に染まりとても神秘的だった。
そこに男の子が一緒にいた気がする。男の子が教えてくれて、連れてきてくれたような気がする。誰か小さなお友達と一緒に透明な海の世界をのぞいていた。
幼稚園の頃にはそれはもう遠い思い出だったが、いつも思い出しては、いつかあそこにもう一度いきたいとずっとおもっていた。
大きくなって、中学生になったら、新しくできた湾岸線沿いの通学路にその港がありびっくりした。(湾岸道路ができるまではほとんど目立たない存在だったし、私は町へでることもほとんどなかったのだ)
コンクリの沖にのびる防波堤も記憶そのままで、私はうれしくて泣きそうになりながら突端に走った。
あそこにあのときのキレイな小部屋につなかる地下階段がある。道路側からはみえない、あの秘密の空間がある!
しかし、息をきらして着いた場所には地下階段もその形跡もなかった。
私はしばし呆然とたちつくした。
ではこの記憶はなんだ?あのときのキレイな海の記憶はどこなんだ?そもそも、この記憶は本当なのか?よく記憶された夢だったのか?
しかし目をつぶると、たしかに甦るのだ。
あのときの感激と興奮と喜びが。私とあの子だけの秘密の空間が。
海の底は青いのだと、お魚はこんなにいっぱいカラフルで、水が光で反射するときらきらゆれてキレイなのだと、誰が4歳ほどの幼い私にリアルに教えたのだろう。
そのあとテレビで水族館とやらの映像をみて、「あの小部屋から見た海はこんなものじゃない」と思っていたのだが。
なんとも不思議な記憶だ。
たまにはこんなことがあっても良い。
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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 01:13│Comments(0)
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