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自分のこころを知るという効能

2010年02月02日


高校のころ、私は興味本位で占いの本を読みあさったことがありました。

気学、六星占術、姓名判断、西洋占星術、四柱推命、いろんな本を読んでは自分や家族、クラスの生徒などを占ってたのしんでいました。

ちなみに、タロットは全然ダメでしたね。私が扱ってもまるでデタラメな内容しかでない。タロット見た瞬間扱いが説明書みなくてもわかったというアッチ系の後輩には、

「アマ先輩、カードに嫌われてますよー」

うーむ。S師匠からのパワーストーン禁止令といい、このころから道具系には嫌われてたんだな・・・。

そんなとき、ある姓名判断の本を読んでいたときのことです。このような記述に目がとまりました。

「明治初期に姓名判断を公にひろめた高名な大家によると、実は姓名が人生に及ぼす影響力は多くとも30%である。あとの70%をかえるのがむずかしいのだ云々」

そのとき私は、ちがう霊能者の本の記述をおもいだしました。

「人生の割合は運命(前世からの宿業や魂の傾向性)30%、先祖や神仏、土地の因縁などの外部からの霊的影響30%、現世での主体的な本人の自己実現40%できまる云々」

つまり、姓名は運命だとすれば、あとの70%のうち30%は霊的影響、にしても、やはり一番大事なのは本人がどう生きるかの40%、どのような自己実現の方向性で道をすすむかなんだな。

おつむのすこし弱い私ですが、それだけは納得できました。

人生の方向性をプラスかマイナス、どこに向けるか。そのエネルギーの割合によっては霊的なプラス存在も味方につけられるし、その二つが合わさってマイナスを相殺したとき、かならず運命とやらはかえられるんだな。

そう納得できたとき、いままで不可避と思われていた運命というものの不安定さと、それを左右するほどの大きさでありながらあまりに迷いやすい心の方向性というものの神秘に、はじめて「心の方向性が人生を変える」という事実の重さをまのあたりにして、戦慄しました。

それから私の中では急速に占い熱が冷め、かわりにいろんな方法からの自己分析と、しずかな祈りによって得られるインスピレーションによってよく自分を振り返るようになりました。

「自分とは何者か、どのようなすばらしさをもち、どのようなマイナスの部分をもっているのか。執着していることは何か。越えられない壁とはなにか。どのような公への奉仕の信念をもっているか。このままだと未来はどのようになるか。過去をどのように整理統合し、未来に向けてどのようにあるべきか」

眠れない夜に紙にむかって、よく考えるようになりました。

よく振り返ってみると、それから父と母の気持ちがものすごくわかりやすくなったり、自分の思いを表現する上での語彙をおぼえたり(社会人になってからは、それが人とのコミュニケーションにとても役立っている)、すこしずつですが周りに対して協調性のようなものがでてきたように思います。

人間はそのままでは自分の思いや個性、本音をほとんど知らないということもそのときに気づき、「これを知らないままでいけば自分はどうなっていたか」と思うと、今でもおそろしいものがあります。

まだまだ自分のすべてを知るにはいたりませんが、その泥沼に手を伸ばすたびにかならず何かをつかみとれる「自分を深く探っていく」という作業、もうそろそろ、また必要な時期なのかもしれません。

いまのままではまだまだですが、いつか蓮根畑くらいにはしたいですね!(笑)


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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 20:30│Comments(0)自分がたり
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