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とある方(笑)から聴いた話・信仰者に及んだ小さな奇跡

2011年06月17日

信仰は気休めだとか、弱い人間が頼るモノだという意見がある。

私はその意見も否定はしない。

ただ、「大いなる恩恵に対して敬いの心を持つこと、感謝すること」が、

信仰だとしたら、

それが、大きな心の支えになるのだとしたら、

それは、人として美しい心の姿ではないだろうか。



「今度の東日本大震災でな」

「うちの宗派もいっぱい奇跡ありました!会員さんがいっぱいありえない奇跡で助かってます!」

「まぁ聴け。これはとある複数の神社のお話だ。」

「(`・ω・´)シャキーン」

「ものすごい被害がでた●●●●市な。そこのある町にある複数の神社、ものすごく昔から敬虔で信仰篤いところなんだが、そこの関係者、氏子さん達含め、死者0だ」

「ぎぇええええええええええ」

「ほぼ全員、なんらかのタイミングでその時間帯だけ町の中心部を離れなければいけないことになったみたいだな」

「・・す、すごすぎ・・・」

「偶然だろ偶然」

「偶然にしてはあれだけ壊滅的被害を受けたところで数百人の氏子さんも含めて関係者全員無事って、どんだけできすぎた偶然ですか!」

「ああ、もちろん複数の神社も無事だぞ。建物は使える状態だ。周りの家はなくなったりしてるがな」

「信仰の奇跡ですね・・・・」

「どうだろうな。そうそう、こんな話がある」

「は?」

「ある神社の敬虔な氏子のご一家でな。特にお爺ちゃんが、とても熱心に氏神様を敬っていたらしい。」

「ふむふむ」

「しかし、ある日を境に、お爺ちゃんがアルツハイマーになったんだよ」

「(´;ω;`)」

「お爺ちゃんの息子さん夫婦はとにかく嘆き悲しんだ。何度も神社に祈祷もした。しかし一向にお爺ちゃんはよくならない。奇行は増えていき、頑張って介護したが、限界もきてな。とうとうご夫婦は泣く泣くお爺ちゃんを病院にいれることにしたんだ」

「・・・・つらいですね」

「内陸部の病院につれていったその日が、3月11日だったんだよ」

「!!!!!!!」

「息子さん夫婦がなんとかして数日後に●●●の自宅に戻ったときは、自宅だったところは更地になってたそうだ」

「それは・・・つまり・・・」

「お爺ちゃんがボケなければ、家族そろって今頃いなかった可能性が大だったらしいな。日ごろはほとんど生活圏内がかぎられた暮らしをしてたらしい」

「一番信仰心篤いお爺ちゃんが、氏神様と共に、我が身を呈してご家族を護ったんですね・・・」

「少なくとも、ご夫婦はそういう気付きと感謝を得たらしいよ。

すべては偶然かもしれない。祈っても良くならない病気もあるだろう。祈っても目に見える奇跡は起きないかもしれない。

でもな、最終的にどうなっても、それは、最後には感謝なんだよ。

大難を小難に。小難を無難に。その目に見えない恩恵に、感謝しかないんだ。

これが信仰じゃないかな。俺はそう思うよ。」



みたされた時のみでなく、

日常からも、

目の前の苦難からも、

恩恵と感謝を見出し、幸福をいただく。

この心を、『小さな奇跡』と私は呼びたい。

信仰とは、小さな奇跡であるのだ。








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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 18:02│Comments(6)隊長(眷属さん)
この記事へのコメント
沢山奇跡があったと思いますよ。
いろんな方から色んなお話を聞きました。
何が助けになったか、何が危機を回避させたか。
すごい紙一重とか一杯ですよ。
偶然でもいいんですよ。
こうして生きていることに本当に感謝しています。
私も家主も家族も、
その日その時間、行く方向や行く順番が違っていたら、
車ごと流されてたかもしれなかったんです。
はすかしながら、自殺願望があったんですが;
震災のあと日がたつにつれてますます、冗談にも死のうなんて思わなくなりました。
Posted by もーむ at 2011年06月17日 20:07
久しぶりに島に帰ってきました。なんかクソ暑いのにまだ梅雨明けしとらんのね。


>もーむさん
自殺考えるほどきつかったんですね…あなたのような徳のある人でも死にたくなることがあるんですね。それだけ被災地は大変ってことか。


まあでも今は落ちついてるならよかったですね。気概を持って生きることは、気概を捨てて死ぬことの一万倍(適当)ぐらい大変ですが、被災地の人が希望をもたねば、支援する人も頑張れない。逆もまた然りかと思います。

次は東北の早期復興という奇跡を見たいね。
Posted by 一般人 at 2011年06月17日 22:36
私の息子、児童だが3/11の第1波は下校途中だった。
小学校の隣が神社なんだが、学校からまっすぐ帰宅せず、
神社の中の雪山(札幌なので)の上で寝そべってたらしい。で、あの何十秒も続いた大きな揺れを「知らない」と言っている。
帰宅後、これまた長くて大きい2回目の揺れの時は母親に抱きついて怖がったという。
母親、つまり俺のカミさんは「神社のパワーね」みたいなことを言っていた。
Posted by うああ at 2011年06月18日 02:08
一般人さん
 私に徳があるとかとんでもないですよ!
 こんな本物の徳を積んでいらっしゃる方々が来られるところで恐れ多い@@;
 お得な情報には強いですがw

 私のはあれです、ただの甘えです>自殺願望
 自分でこさえた面倒を死んでチャラにできるとかバカな事考えたことがあるんですよ;
 ほんと情けない話ですが、やっと、そんなことでいいのかって自分に言えるようになりました。

 見たいですね、早期復興。
 実現させなきゃです!
 
Posted by もーむ at 2011年06月18日 02:28
すごすぎ((゚д゚)))
Posted by ぶどうぐみ at 2011年06月18日 06:39
親戚の岩手県のお寺は、もちろん地理的な事もありますが、
[大昔から津波は山門前でピタッと止まる]と、子供の頃、母親から聞かされてました。
今回も同じでした。

すでに亡くなった祖父母達や、前住職や寺関係者が総出で山門に降りてきては、ご遺体をお守りしてる映像が、私には感じられました。
おばあちゃんがちょっと若返った姿で降りてきて、檀家さんのお名前を呼びながら救助に大活躍しいてる姿も見えました。おばあちゃんは、ご詠歌が素晴らしく上手で、檀家のご詠歌隊長でした。
本堂には、もちろんお釈迦様のご本尊があります。
お寺の大いなる力を感じてしまいます。

釜石がんばれ。
東北がんばれ。
奄美もがんばれ。
私も頑張って、応援するぞ!
Posted by 奄美三世 at 2011年06月18日 09:57
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