ぽえむん 「沈黙の愛」
2010年12月28日
悲しみの底にいたとき
私をはげます言葉はうわべだけの繕う言葉だと思った
私を心配する人々の労りは偽善に見えた
ささやきは私を蔑む声に聞こえた
笑い声は私への嘲笑に感じた
しかし 世間はそれほど自分に関心すらも向けていないと知ったとき
自分の悲しみも絶望もただの一人芝居の道化だと知ったとき
自分の愚かさに ただただ泣き笑いするしかなかった
しかし あたたかな愛はたしかにあったのだ
沈黙のなかに
黙して ただ 私と共に泣いていたのだ
泣いてくれていたのだ
一人芝居の道化は
本当は
こんなにも愛されていたとは
黙して語らない言葉がある
そのとき 伝えたくとも 耐え難き思いでも
伝えられない言葉がある
それは 私がその言葉を空虚に受け取ってしまうから
だから共にただ泣いてくれるのだ
私よりも 私自身よりも
数千倍も すべてをわかった 深い愛の悲しみで
因果をわかっていて
それが今の私には避けられないもので
私の悲しみの意味もわかっていて
私には気付かれることがなくとも
それでも 私のために泣いてくれる
沈黙の涙を
沈黙の愛を
誰かのために
流せる私になりたい
かつて私自身が
その愛にすくわれたのですから
そしていつか 共に泣いてくれた天上の友へ
「ありがとう」と伝えたいのです
私をはげます言葉はうわべだけの繕う言葉だと思った
私を心配する人々の労りは偽善に見えた
ささやきは私を蔑む声に聞こえた
笑い声は私への嘲笑に感じた
しかし 世間はそれほど自分に関心すらも向けていないと知ったとき
自分の悲しみも絶望もただの一人芝居の道化だと知ったとき
自分の愚かさに ただただ泣き笑いするしかなかった
しかし あたたかな愛はたしかにあったのだ
沈黙のなかに
黙して ただ 私と共に泣いていたのだ
泣いてくれていたのだ
一人芝居の道化は
本当は
こんなにも愛されていたとは
黙して語らない言葉がある
そのとき 伝えたくとも 耐え難き思いでも
伝えられない言葉がある
それは 私がその言葉を空虚に受け取ってしまうから
だから共にただ泣いてくれるのだ
私よりも 私自身よりも
数千倍も すべてをわかった 深い愛の悲しみで
因果をわかっていて
それが今の私には避けられないもので
私の悲しみの意味もわかっていて
私には気付かれることがなくとも
それでも 私のために泣いてくれる
沈黙の涙を
沈黙の愛を
誰かのために
流せる私になりたい
かつて私自身が
その愛にすくわれたのですから
そしていつか 共に泣いてくれた天上の友へ
「ありがとう」と伝えたいのです
Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 23:11│Comments(4)
│ぽえむん
この記事へのコメント
お願いだから書かないでよ。
気持ちが荒れてて、想念悪くて、
こんな詩、読みたくなく、
でも、つい読みながらジーンと来て、
でも、ありがとうとは、まだ言えなくて、
ほんとは判っているのに。
気持ちが荒れてて、想念悪くて、
こんな詩、読みたくなく、
でも、つい読みながらジーンと来て、
でも、ありがとうとは、まだ言えなくて、
ほんとは判っているのに。
Posted by とおりすがり at 2010年12月28日 23:54
現実、その人を目の前にして、苦しみの思いのたけを全身で伝えた時、その人は声を震わせて、共感して泣いて下さいました、私の為に。その姿に心より癒され、もうこれで充分だと思いました。有り難かった出会い。絶対忘れません。
Posted by 鹿屋のショコラケーキ at 2010年12月30日 00:38
すんばらすぃ!\^o^/
Posted by りある at 2010年12月30日 19:32
一人芝居の道化と、見破れるものは、
漆黒の闇から抜け出し
浮上したものが、振り返ったときに、限られるだろう。
彷徨う者にとって、遠くに輝く明かりは、目を引きはするが、星のように小さく、とらえどころがない。
その明かりをはるか遠くに見ながらも、
ひざを抱えて震えているか、
暗闇の中で、手当たり次第に暴れているか。
投げかけられる愛に、疑問と否定と依存を繰り返し、もがき続ける。
漆黒の闇から抜け出し
浮上したものが、振り返ったときに、限られるだろう。
彷徨う者にとって、遠くに輝く明かりは、目を引きはするが、星のように小さく、とらえどころがない。
その明かりをはるか遠くに見ながらも、
ひざを抱えて震えているか、
暗闇の中で、手当たり次第に暴れているか。
投げかけられる愛に、疑問と否定と依存を繰り返し、もがき続ける。
Posted by hara at 2011年01月07日 09:56
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