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硫黄島の上の重なり(再再掲載)

2010年12月11日

皆既日食の前に、隊長と話していたのだ。

何かの話のおり、私は隊長におたずねしてみた。 (隊長は防衛上の機密にもなぜか詳しい)

硫黄島になぜ一般人が立ち入りできないのか?元住民でさえも、お墓参りすらできない。どのような防衛上の理由があるのか?さては旧日本軍の生物兵器でも隠されてる?それとも米軍持ち込みの核でも隠されてる?

生物兵器?そんなもんあったら硫黄島の戦闘はもうすこし効率的にできてたよ。

核?原潜はいりまくってんのに、いまさらなんで硫黄島なんかに置く必要があるんだ?

隊長は、深いため息一つついてから、答えてくださった。

硫黄島の戦闘はな、本当に地獄だったんだよ。

どういうことかわかるか?

いまだに、あそこでは本土防衛のための決戦がつづいてるんだよ。

毎日、だ。

俺は正直、テレビでほんの少し硫黄島が写るだけでもキツいよ。すさまじい光景がひろがってるからな。キミには普通の景色なんだろうが。

あそこは沖縄なんか目じゃない。

立ち入り禁止の理由?簡単だよ。そして明解だよ。決して公にはされないけどな。

明らかな霊障があるからだ。硫黄島で戦ってる旧軍の兵士がリアルに見えるからだよ。

霊感があるなしの問題じゃない。それだけの戦いだったんだ。洒落にならないレベルのな。

あそこは、いまだに天皇が慰霊するんだ。その意味がわかるか?

天皇の慰霊によってしか鎮められないんだよ。それだけの・・・・。

わかるか?ほとんど食い物も水もないなかで、灼熱の硫黄島で、ガリガリの日本兵が、気力だけで正確に夜襲しかけてくるんだぞ。米兵にとっては悪夢だろうな。相手は人間かどうかもわからない。

日本兵たちを動かしていた思いはなんだ。

日本兵たちは、栗林中将から、勝手に死ぬなと命令されてたんだ。死ぬことすら許されない。死ぬなら米兵を10人殺してから死ねとな。

その理由はなんだ。本土防衛のためだ。愛する家族のためだ。日本国のためだ。天皇のためだよ。

だから、天皇でしか鎮められない。あそこだけはな。




国を護るために修羅となって戦い、今も戦い続けている方々がおられる。

そのうえにかかった、雲がかくすことさえできなかった皆既日食に、私は

『我々を忘れるな』

との、国を護る無言の言葉をみる。





Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 09:42│Comments(3)
この記事へのコメント
このお話、再掲されたのって今年の夏ごろでしたっけ?

ちょうど終戦の頃、オカ板とかで硫黄島のお話を幾つか呼んで、
冷たいお水を供えてあげて、というのがありました。
遠く離れていて、硫黄島でなくなられた兵隊さんに縁のある人はいないかもしれないけど、
ほんの少しでも慰めになるのなら、してあげたいと思いました。

アマミキョさんのブログ読み出してから、
いつか必ず靖国神社に行こうと思うようになったんですよ。私。
Posted by もーむ at 2010年12月11日 12:34
戦争で戦ってくれた方々がいるから、今の日本があるんですもんね。


今、現在も戦い続けてる方々が終戦を迎える事ができる日が一日でも早くくればいいのに・・・と、思います。
Posted by ぶどうぐみ at 2010年12月11日 14:28
>もーむさん
ありがとうございます!!
私もいつか靖国神社に感謝の参拝にいくのが夢です。

>ぶどうぐみさん
本当にそうですね。
それには「贖罪」ではなく「感謝」なのだと思うんです。
だから、私は奄美を護りたい。それが、日本を愛し、日本のために命をささげた皆様へのせめてもの感謝だと思っています。
Posted by アマミキョアマミキョ at 2010年12月11日 20:48
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