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天皇を恨むな2010年02月10日

2012年02月28日

(再掲載)

師匠の元に勤めていたころのこと。

店にある富豪のお客様がきていた。

その方はかなりご高齢で、いくつもの会社を経営している。

なんでも、平家の本筋の末裔なのだとか。

私の田舎も平家伝説があるので「へー」と思い、師匠に話すと、師匠がこう言われた。

「アマちゃんは南国の人というより、お公家さんみたいな雰囲気なのは、もしかしたらその筋があるのかもしれないわね。」

ああ、よく平安美人といわれますが、そのことですか?

「あのお客様はね、今までに本当にたくさん大病をしてるの。

その手術跡は、たくさんあってね。

まるで刀傷なのよ。

アマちゃん、あの方の足湯をしなさい。そしてたくさんの刀傷を拝ませていただいて、奄美大島の平家の魂にちゃんと報告しなさい。

殿にお会いできました。殿は我らの分まで刀傷をいまもたくさん背負っておられました。」

なんだかよくわからんかったが、その夜母から電話があったので、冗談半分にあらすじをそのまま伝えた。

母は、泣いていた。

「なんでかな、あんたからそれ聞いたら、涙がとまらんよ。」

母も不思議がっていた。

平家のために流された血と悲しみによって、今も続く系譜。その長は、その歴史を、今も背負いつづけている。




大君のために流された血よ、大君を恨むな。

新しい都は海の底にではなく、あなた方の心にこそ創れ。

天皇のために流された血は、天皇の背にある。

天皇を恨むな。天を恨むな。

過去のかなしみは、本人のこころが変えるしかないのだ。








Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 10:16│Comments(2)
この記事へのコメント
諸事情で、少しコメを控えさせて頂いております。
然しながら、本記事にはコメ致します。

アマミさん。
再掲載ありがとうございます。

小生は直接お会いして、
お父様、お母様は大変立派な方とお見受けしました。
お二方への卑下は、よくありませんよ。
また、アマミさんは、ご自身に気高い雰囲気がある分、
誤解を招きやすいとも思いますよ。

平家の歴史を歪曲せずに、きちんと知る事が
必要であることは、論を俟たないですね。
Posted by 愛知県人 at 2012年02月28日 11:07
(大変難しいと思いますが)前世で平家または源氏に深い縁を持つ人たちは、今世において過去の両家(または同家)の確執や憎悪を乗り越え協力し合い、未曾有の国難から日本を救い再生から最強国家日本を実現していきましょう。
Posted by 一般人 at 2012年02月28日 22:13
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天皇を恨むな2010年02月10日
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