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台湾国防部 中国による米軍沖縄基地への「真珠湾攻撃」警告

2012年01月11日

ハンドルネーム・ウォッチャーさん、情報提供ありがとうございました!!!!

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http://www.news-postseven.com/archives/20110923_31331.htmlより転載


台湾国防部 中国による米軍沖縄基地への「真珠湾攻撃」警告
2011.09.23 16:00



 尖閣諸島、竹島と、日本は領土問題に晒されているが、では、この時代に自衛隊が果たすべき役割とは何なのか。大前研一氏は、いまこそ日本の自衛隊に、新たなミッションを与えるべきだと指摘する。

 * * *
 自衛隊の新しいミッションは「領海侵犯」への対処だ。日本近海では北朝鮮の工作船とみられる不審船が頻繁に出没し、中国漁船の違法操業も後を絶たない。

 しかし、今の日本の法律では、まず領海侵犯に対処するのは自衛隊ではなく、海上保安庁の役割である。たとえば、2001年12月に発生した九州南西海域工作船事件や2010年9月に尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件で、最前線で対処したのは海上保安庁の巡視船だ。どちらの事件でも海上自衛隊も出動はしているが、よほどのことがない限り、海上自衛隊に事実上の実戦命令(治安出動)である「海上警備行動」は発令されないのである。

 だが、北朝鮮の工作船はもとより、今後は中国の武装した艦隊が尖閣諸島に接近してきたりする可能性も否定できないので、領海侵犯については海上警備行動の発令なしに海上自衛隊が対処できるようにすべきではないだろうか。要するに日本の国民と国土を守ることは、基本的に自衛隊のミッションとすべきというのが私の考えである。

 そして、その要となるのが「沖縄」だ。あまり注目されていないが、台湾の国防部(国防省)は7月に発表した2011年版の『国防白書』で、中国軍は「2020年までに、台湾海峡有事に対する外国軍の介入を防いだ上で、台湾統一に向けた大規模作戦を実行する能力を持つ」ことを最重要目標にして軍備を急ピッチで増強していると分析し、新たに就航した空母ワリヤーグをはじめとする海軍力のほか、米空母が有事の際に台湾海峡に近づくことを防ぐ対艦弾道ミサイル「東風21D」の量産・配備も2010年から始まった、としている。
 
これはどういうことか? 「2020年までに、外国軍の介入を防いだ上で、台湾統一に向けた大規模作戦を実行する能力を持つ」ということは、つまり中国が10年以内に台湾から500kmほど北の沖縄に駐留している米軍を無力化できるようになる、ということである。言い換えれば、米軍の嘉手納基地や普天間飛行場への「中国による真珠湾攻撃」がなされる可能性もある、という報告書なのだ。

 この分析は、日本にとって非常に重いと思う。台湾の国防部は親中路線の馬英九政権下で予算を削られているので、中国脅威論を煽っているという側面もあるだろうが、中国軍の動向を世界で最も知悉しているのは彼らだから、決して絵空事ではない。

 日本政府はその信憑性を真剣に分析した上で、もし中国が沖縄の米軍を壊滅状態にして台湾海峡を封鎖した時に日本はどうするのか? 沖縄の米軍基地が攻撃されれば沖縄県民に被害者が出ることも避けられないと予想されるが、それでも専守防衛で手をこまぬいているのか? 沖縄を守る決意があるのか? という議論を、ただちに始めるべきだと思うのである。

※SAPIO2011年10月5日号


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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 23:50│Comments(3)政治
この記事へのコメント
まさに、今そこにある危機ですね。
Posted by いっけい at 2012年01月12日 05:17
米国基地を攻撃しても中国には利がない。
一斉に経済制裁を発動するであろうから中国が孤立する。
威嚇、挑発するが最後の大きなラインは踏み越えない。
ちょっと踏み込み、相手が反応しめせば騒ぎ、示さなければだんまり、次第に範囲を拡大してゆき、既成事実を積み重ねる。
米国と中国の利害が一致すれば無血でありえそうだが、アメリカの立場上
見せ掛けで少しは攻撃させるかもしれない。
その時の言い訳
『日本が米国の要求通り基地の整備に協力しなかったので力を発揮できなかった』

どちらにしても、両国にとって日本介在は面倒なだけ。
日本不在の方が動きやすい。

逆を言えば日本国はそう簡単に動かぬ様もっと面倒になれば良い。

面倒になる・・・とは 防衛省から国防省へ、自衛隊から軍へ。
Posted by アイリッシュシャーマン at 2012年01月12日 10:08
まあ、中国が、米軍基地を攻撃というのは
ありえないでしょうね。

共産党本部に、その様なオプティミストはいないでしょう。

日本の有事における対応は、
法律により
”領海侵犯に対処するのは自衛隊ではなく、海上保安庁の役割である。”
とされているのは記事の通りであり、
現状では、議論を俟たない。

しかし、自衛隊が専守防衛しかできないのは、
自衛隊発足時の実情を鑑みたものであり、
当時と現在で周辺国状況が
時代と共に変化しているのは当然であり。
法改正も視野に入れた議論があってしかるべきでしょう。


>台湾の国防部は親中路線の馬英九政権下で予算を削られているので、中国脅威論を煽っているという側面もあるだろうが、中国軍の動向を世界で最も知悉しているのは彼らだから

上記はさうでしょう。(爆)
Posted by 愛知県人 at 2012年01月12日 12:35
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