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アマミちゃん的「次第説法」のススメ

2011年08月07日

昨夜チャットで翁さんと「因果」の話でもりあがったので。

私のブログで「正見」と繰り返しでてくるけど、正見?わかんねーよ!という方にアマミちゃん式「正見」をレクチャーしてしんぜよう。

幸福の科学の根本経典・『正心法語』をひらきたまへ。

いつも「一番光が強いらしい正心法語しか詠んでない」というそこのキミ、すでにアウトでござるよ。

因果を見抜くために大事なのは「次第説法」と「八正道」ですからね。

自慢だがアマミちゃんは『正心法語』はすべてそらんじている。師匠のところにいるときに全部詠むのが義務づけられてたからだ。毎日全部詠んでたらそのうち覚えます。それでも半年かかりましたけどね。

なんでかとゆーと、暗唱できてるといざとゆーときに霊的な護りにもなるからだ。

最近やっと師匠の意図がわかる。もしも私が悪霊なら、「正心法語」は正直よくわかんねーけど、「次第説法」とか「八正道」唱えてるヤツに絶対関わりたくないモン!(笑)

あんな反省と道理のカタマリのお経、唱えるヤツやば!と思う。(笑)

つまり、そーゆーお経なわけです。

どうでもいい話題だが、数ヶ月前に鹿児島の支部長がこられたときに、最初の祈りのときに前説明なしで『正心法語』全7経文すべて詠まれたことがあった。フツー「正心法語」だけじゃね?と思いつつ、自分の『正心法語』を忘れてきた母ちゃんに貸してた私はかなりドキドキしてときどき微妙に間違えてカミカミになりがら必死に記憶をたどりました。(笑)

ここでドキドキするなんてまだまだだよなー。サラッとそらんじられるようにならんとあきませんね。

いまでも「八正道」が一番怖い。(笑) 調子悪いとすぐ間違える。(笑)


そんなわけで、私の一番のオススメは「次第説法」です。

これは会員の超基本にして、超わかりやすく悟りの段階が説いてます。

内容をあまり書けないのでチラッとね。


魂が目覚めるとき、まず最初に破るのは「邪見」とでてますね。

では「邪見」とはなんでしょう。

「善因善果・悪因悪果を知らぬこと」

なんです。つまり「因果の理法」ですね。今風にいうと「原因・結果の法則」ですね。

超わかりやすくいうと、「すべての物事には原因がある。今あんたが不幸なのは昔てめーで不幸の種をまいたんだよ。自分がまいた毒麦の種がなんなのかわかれよ。でもってさっさとその結果実った毒麦を刈り取れ。二度と毒麦の種まくんじゃねー。そして今からいい麦の種まけや」ということですね。

つまり因果の理法とは「現在にいたった過去とは何だったのか、また未来のために現在から何をすればいいのか」という見方なんですね。

これを自分で知ることができるというのがすごいことですよね。

しかし同時に冷徹な事実は、「自分の因果を知らなければまだ邪見のなかである」ということですね。

わかります?修行者にとって超厳しいご指摘なんですよね、ここ。

次第説法では「善因善果・悪因悪果」がなんであるかも説いてますが、ここで大事なのは
「善因善果のために必要なもの」まで書いてるんですね。それが「布施」と「戒」です。
(非常に重要なのは、「布施」が先にきてることです。ここはものすごく重要です。)

いまから外に「布施行」、自分に「戒」をなせば、未来の善果につながる善因となるということですね。

で、ここだけでフツーはゼーゼー言うんですが、大事なのはこのあと!ここをクリアしてはじめて「我見」を離れろと言ってるんです。

つまり、因果しらねーと我見なんてわかるわけないということなんですね。(そりゃそうだ。因果知らないと因果の元になった我もわかんないですから。でもこうして書くとなんてシビアなんだ次第説法)

うちの師匠が「我」を捨てなさい、「我」から離れなさいとさんざん言ってたのがまさしくここで、ここが「正思」にも通じます。

つまりこの次第説法は『「正見」「正思」講義』でもあるんですね。へー。

次第説法の我見がものすごく大事なのは、「自分の言い分(我)が、逆に苦しみをつかむことになる」と明確にしていることですね。

「自分がという心から離れなさい、自分のものという心から離れなさい」とサラッと書いてますが、人間関係の葛藤でまさしくひっかかるのは最後はここなんですよね。(ここが下座行に通じる)

正しいと思ってる自分(我見)、正当に評価されるべきと思ってる自分の努力・実績(我欲)、そういったものからすら離れろと、書いてるわけです。厳しい!なんて厳しいんだろう!

さらに「離欲の功徳を信じろ」と重ねておっしゃってる!この言葉は私には重く響きますね。

ここが「無我観」の入り口なんでしょうね。しかしね、因果しらないままこれをされると狂いますよ~。(笑)耐えられないもん(笑)

でもすべては因果ですから、自分の言い分さえ手離して、受け入れることなんですよね。

でもって、「邪見」と「我見」を二つ見抜いたうえで、さらにその先があります。(この時点でもう瀕死)

それが「四諦」とそこにいたるための「八正道」です。

まー、でもここから先は邪見と我見おさえたら自然にわかりますので説明は省略。


「次第説法」スゲーぞ!というお話でした。

ゼーゼー・・・・・・。


さらにこれと次の経文「八正道」おさえたらもー因果なんてラララララ~

ちなみに八正道は「因果のチェック」でもあります。この八つの基準にてらして過去や現在をみれば、おのずと自分の善因善果・悪因悪果が見えるという仕組みでもあるんですね。

マジ仏教ハンパねー! (((( ;゚Д゚)))ガクブル


つーかこれだけの内容をこれだけわかりやすい言葉でお経にしちゃってる主ってハンパねー!!!!!

アヒャヒャヒャヒャ ヘ(゚∀゚ヘ)(ノ゚∀゚)ノ ヒャヒャヒャヒャ










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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 12:35│Comments(15)幸福の科学
この記事へのコメント
個人的な私見です。

幸福の科学の三帰誓願者に授与される仏説正心法語。
仏の悟りの段階論で構成されています。
詳しくお知りになりたい方は是非三宝帰依をお勧めします。
全七章の経文で。
一番最初に仏の悟りの全体像がストレートに示されます。
二番目に信仰論。ここの信仰論がその後の経文全ての基礎になります。
三番目が霊的人生観の確立。仏教用語で言う諸行無常の悟りで。次元構造論でいう四次元世界の悟り。
四番目が善因善果悪因悪果の悟り。仏教用語で言う諸法無我の悟り。天国善人界に帰る教え。五次元霊界の悟りです。
五番目が八正道の悟りで。アラハンになる為の悟り。菩薩への登竜門。仏教用語で言う所の涅槃寂静の教え。六次元の法門です。
六番目が菩薩になる為の法門で。伝道の精神が貫かれています。光明荘厳の教えで。七次元の悟りです。
信仰論の後に続く経文で。諸行無常・諸法無我・涅槃寂静の仏教三法印に続き光明荘厳の仏の四法印に連なります。
そしてそれは。
四次元・五次元・六次元・七次元へと仏の境地に魂が向上する形で引き上げられます。
そして最後の七番目が降魔の教え。
ここは二番目の信仰論に対してのアンチテーゼです。
二番目の経文で信仰心を確立し。六番目の経文で菩薩の心境になり、その悟りで降魔をしなさいという教え。
悟り即伝道・伝道即降魔の関係です。

詳しくは三帰誓願をして仏説・正心法語の拝受を心よりお勧めします。
仏の四法印や次元構造論は是非・幸福の科学の経典をお読みくださいませ。
太陽の法に特に詳しいです。

この解釈はどこにも出ていませんので。
一般会員の解釈ではこう考えられるです。

何かの参考に。

m(_ _)m
Posted by 千葉優 at 2011年08月07日 15:05
>千葉優さん

>個人的な私見です。

↑非常に分かりやすく、ご解説下さり、誠に有難うございました。
Posted by ゆかりん at 2011年08月07日 16:08
私は千葉優さんの見解とは異なります。
一番最初は、エル・カンターレの根本部分から出された経文であり、幸福の科学の根本的な教えです。大変な功徳と光に溢れているものです。この経文の力と意味を知っている人は、幸福の科学の会員の中にどれだけいるでしょうか。解っている人はどれだけいるでしょうか。
二番目は信仰論も含みますが、修行論でもあります。
三番目は幸福の科学の中心的存在であるゴーダマ・ブッダ、釈迦牟尼仏の悟りについてです。
無我、空の悟りについて触れていますので、4次元的な悟りではありません。阿羅漢の悟り、菩薩の悟り、7次元以上の悟りについ触れています。お釈迦様の教えを解りやすく端的に説いています。
四番目の次第説法は、一般の人に対して、どのように説法すればよいかを教えています。布施の大切さ、戒を守ること、という解りやすい教えから、我見、我欲を絶ちなさいという、中くらいの教え、八正道というプロの人が学ぶ教えまで網羅しています。一般の人々に法を説く場合は、このように、いきなり、難しい話しをするのではなく、聞いている人の心境に合わせて、だんだんと法を説きなさい、このように法を説きなさいと教えて下さっているのです。
五番目は、幸福の科学の三帰請願者、菩薩を目指す人々に対して、反省のあり方を説いています。この反省が完成するということは、菩薩を越えて、如来の悟りを得たということになります。
六番目は、伝道について、あえて経文を頂いたものです。
仏弟子の本来の勤めは伝道にある、と格調高い経文となっています。
七番目は、降魔についての経文ですが、降魔即伝道、伝道即降魔ということであります。
私の拙い解釈です。
Posted by まっちゃん at 2011年08月08日 09:50
まっちゃんの指摘 なかなか鋭いと思います

千葉さんの話も面白いなぁ なるほどと読ませて頂きましたが まっちゃんから指摘を受けた部分は千葉さんの言葉足らずで四次元を入り口として五次元 六次元…へと進む悟り
五次元を入り口として六次元 七次元…へと進む悟り

と言うことかなと思います

かく言う私も 一般会員の末端会員で教えて戴いた悟りを下から想像しながら追いかけながら仰ぎ見る立場ですから 全くの私見ですが

しかし、お二方のおかげで 新たな観点が加わりました
Posted by 宮崎 県太郎 at 2011年08月09日 01:58
すいません。
議論になるのは避けたかったので。
言葉のつけ足しはしませんでした。
智恵の言葉。三番目の経文を四次元と言った事には明確な理由がありまして。
一番最初の悟りとして。この世の中は仮の世界という悟りです。現代の日本の常識では、この世のみで、あの世の世界はない。死んだらそこで終了という霊的世界の否定の常識があります。
そこで。仏教の生老病死の4つの苦しみを出し。
こういう4つの苦しみがある世界は本当の世界ではなく。
実はこの苦しみの世界の裏には本当の世界。実在世界があるんだという一番最初の真理から始まります。
空の心から。肉体は我ならず。
無我の心から霊的世界の実在を証明しております。
この世界の苦しみの否定を通して、あの世の世界がある。
実在世界があるという事が悟りの第一歩。
四次元という表現をしましたが。
四次元の悟りは、四次元以降の霊界世界があるという悟りで。四次元だけの悟りではなく、四次元以降の全ての霊界の存在を認める悟りだと思います。
この世しかない。
あの世の世界はないと言いはる方々に生老病死の四苦を通して。諸行無常の悟りを通して。この目に見えている世界は本当の世界ではなく。
この世界にある苦しみを否定した先に。
仏の造られた、四次元以降の霊界世界が存在する。無我や空の世界がある。
その次第説法の一番最初の真理の霊界世界の肯定という意味で四次元の悟りと記載しました。
実際は四次元以降の霊界世界の肯定という真理が正確だと思います。
言葉足らずでごめんなさい。
m(_ _)m
あまり、議論になったりは避けたかったのと。
総裁先生の講師に対しての教えで、あくまであなた方は法の解説者であり、創造者になるなと言われています。
なので。議論になるのを避けました。
正心法語の解釈は。
八万四千の法門の様に。会員一人一人の心境に合わせて。最後は仏に繋がる仏性によります。
ですので。仏弟子一人一人の心境に合わせて。段階段階に応じて真理が開示されるが正解だと思います。
ですので。正心法語は色々な見方がありえますので。信仰心の段階に応じるという事でよろしくお願いします。

m(_ _)m
Posted by 千葉優 at 2011年08月09日 08:33
千葉優さんが、そのような認識をしておられるのなら、それでよいと思います、私は、私の認識はこうだ、というものを表現してみました。
仏説・正心法語の素晴らしさ、功徳について語る、という点では、同じであります。
光の輪を拡げていこうとする点は、いっしょです。
私達は法の創造者にはなれないかもしれませんが、詩の創造者にはなれます。
自由を発揮して、この世界をユートピアとするような創造行為はすることができます。そういう意味で、創造者となれると思います。
こころとは、創造にほかならないのですから。
Posted by まっちゃん at 2011年08月09日 09:02
更に付け足しを。
三番目の、智恵の言葉だけですと霊界世界全ての肯定になってしまいます。
ですので次に来る帰るべき世界。天国の世界はいかにあるかで。
ここで、施論・戒論・生天論が来ます。
心の法則が示されていて。
善なる布施をし戒律を守る修行をした方は天国善人界に帰り。奪う愛の心境で生きた方は、餓鬼や畜生の世界に行く。
天台チギ様の一念三千論に通じます。
天国への心の針を向ける為の。施論・戒論・生天論のすすめです。
智恵の言葉は、四苦の苦しみ。この世界は何一つとして留める事は出来ない真理。諸行無常で。総裁先生的に言う。時間縁起。
目覚めの言葉は。心の法則に対しての教えで。天台チギ様の一念三千論の様に、念いの針によって霊界世界のいかなる世界にも通じる。善因善果・悪因悪果の法則。諸法無我の悟りの空間縁起です。
そして目覚めの言葉の最後が八正道のすすめです。
解脱の言葉の八正道。
諸行無常の時間縁起。諸法無我の空間縁起の横軸と縦軸がまじわる中間。
この世界は何一つ留める事の出来ない諸行無常の教えと。心のあるべき姿において、来世の行くべき世界が違う、諸法無我の世界にあり。
今世生まれて来た事の意味を悟る解脱の教え。清らかな天上界と同じ心境で生きる八正道の方法を教えています。
ここが涅槃寂静です。
そして、智恵の言葉と、目覚めの言葉と、解脱の言葉は全て連関した繋がりを持った教えになっています。
最後の無限の言葉は。四弘誓願の誓いです。
この世の苦しみを否定した心境。霊界世界、空や無我の心境を得・善因善果・悪因悪果の心の法則をマスターし。
その世界の中で今世地上に生まれ変わる意味を八正道の真理を通して悟り。
そしてその方法を伝える行為が伝道行為そのもの。
自らが悟りを求めつつ、その悟りを伝道する。四弘誓願、上求菩提・下化衆生の誓いが菩薩の誓願です。仏の四法印の最後の光明荘厳です。

一番最初に四次元・五次元・六次元・七次元と記載しましたが。それぞれの世界の真理の中に他の世界の真理が含まれており。全ては仏へと向かう修行方法が示されている。全ては仏が仏弟子を導く悟りであり。エルカンターレ本仏の悟りであり。根本経典は仏の悟りそのもの。
そういう私の考え方でありました。
言葉足らずの表現で、大変失礼いたしました。

m(_ _)m
Posted by 千葉優 at 2011年08月09日 09:08
まっちゃんさんありがとうございます。

総裁先生は戒律の元の自由論を説かれています。
実は、根本経典や祈願文は総裁先生から与えられた戒律そのもの。
弟子の方で色々と戒律は出来上がるんですが。

根本経典に基づいた教えに則る限り。
あなた方は仏弟子であり。
根本経典を元に、魂に与えられた自由を発揮しなさいという事でもあると思います。

まっちゃんさんの詩人の魂を是非発揮してください。
根本経典に基づいた魂の自由論。
詩人の魂の自由論は大切だと思います。

m(_ _)m
Posted by 千葉優 at 2011年08月09日 10:16
千葉優さんの解説は難しいですね。
わたしには、なんのことをいっておられるのか、さっぱり、ちんぷんかんぷんです。
私のような、頭の悪いものもいるので、千葉優さんには、難しいことでも、簡単なことばで、解りやすく説明していただけるとありがたいです。
Posted by まっちゃん at 2011年08月10日 08:55
まっちゃんさん。
大変失礼いたしました。
m(_ _)m

正心法語の功徳は。
簡単に言いますと。
産まれる前の赤ちゃんが、母のお腹の中でへその緒で繋がっている様な。
母と赤ちゃんを結んでいる、大切な絆。

総裁先生と、当会の信者は。正心法語を通じて、いつも一緒にいられる。大切なもの。
こういう感じでしょうか?

難しい解説になって。大変失礼いたしました。

m(_ _)m
Posted by 千葉優 at 2011年08月10日 11:27
千葉優さんの今度の解説は、「まっちゃんでも解る」解説ですね。
支部でも、こういうような法理論を論じることはまずないので、面白いです。
実は、こういう、法について、ああだ、こうだ、と論じるのは大好きです。
千葉優さんの、付け足しで解説された内容は、実に難解で、簡単に理解はできませんでした。
この説を理解できる人は本当にいるのでしょうか。

私なりに、千葉優さんの説を考察して見たいと思います。

総論ですが、まず「更に付け足しを。」で始まるこの解説を初めて目にしたとき、私が感じたことは、貪・瞋・癡の貪があるのではないかということです。
この解説は、いったい誰に対して行われたものか、ということです。
わたしの直感では、このブログを見ている人に、正心法語の素晴らしさを理解してもらおう、という意図よりは、自分がいかに、仏法真理に詳しいか、それを見せたいという意図が多いように感じました。
誰の為に、といえば、自分の為のものではないか、そう感じるものがありました。つまり、自分が仏法真理に詳しいことを理解してもらうためのものであって、他の人に、仏法真理を理解してもらうためのものでなないのではないか。そう感じるものはありました。
これは、貪りのこころがあったのではないかということです。
実際に難しい内容でしたし、他の人の幸福を願っていたならば、あのような文になったであろうか、他の人の仏法真理の理解に役立つものであっただろうか、と疑問に感じました。
言いたいことの論点と、実際の正心法語の解説としての相応しさ、を考えると、どうも違うなと感じたのです。
また、慢はなかったか。
仏法真理に詳しいのはよく解りますが、自説に溺れすぎてはいないか。無理やりなこじつけをし、法を作り出そうとしていないか。法の解説ではなく、新たに、自作の法を作ろうとしているようにも見えました。これは慢心ではないか。

ただ、千葉優さんは、母と赤ちゃんのたとえで、解りやすく解説してくださいましたので、今は、貪も、慢も感じません。
難解な、解説文も、よく読めば、それなりに正当なことを述べられており、なるほど、と思う点もあります。
しかし、正心法語のまだ、私が理解できていないところを教えていただいた、勉強になった、という感じにはならないですね。
それよりは、かえって混乱し、何のことか解らなくなった、という感じの方が多いです。
以下各論です。

「三番目の、智恵の言葉だけですと霊界世界全ての肯定になってしまいます。」
この部分に思いましたことは、天台智顗大師の説かれた、空諦、仮諦、中諦の三諦円融、この世は仮のものであって、あの世こそ本当のものであるという空諦、しかし、あの世にだけに目がいっていたのでは、この世での修行がおろそかになる、この世も大切という仮諦、しかし、ほんとうは、そのどちらにもとらわれない中諦こそ真実、そのような中道の理論です。
自分は仏教徒である、として、霊的なものは信じない、そのような世界を信じると、人は霊的世界に憧れて、自殺へと走る。この世の苦しみのなかで、悩みながら、生きていくことだ大事だ、といっている評論家がいるのですが、この三諦円融の仏教の教えからして、それは、仏教の理解不足であることがわかります。
このような、中道の話しへと理論の展開があるのかと思いきや、施論・戒論・生天論、一念三千論へと展開していきます。ちょっとこの展開は理論展開としてどうかなと思いました。
「智恵の言葉だけですと霊界世界全ての肯定になってしまいます」という部分をあえてだした意味が解らなくなってしまうように思います。

「智恵の言葉は、四苦の苦しみ。この世界は何一つとして留める事は出来ない真理。諸行無常で。総裁先生的に言う。時間縁起。」
知恵の言葉は、時間縁起だけでなく、空間縁起にまで触れる内容であると思われるので、時間縁起だけを取り上げるのは不十分と思います。

「目覚めの言葉は。心の法則に対しての教えで。天台チギ様の一念三千論の様に、念いの針によって霊界世界のいかなる世界にも通じる。善因善果・悪因悪果の法則。諸法無我の悟りの空間縁起です。」
目覚めの言葉を諸法無我の悟りと言ってしまうのは、問題がありますね。知恵の言葉を時間縁起としたので、目覚めの言葉を空間縁起としたのでしょうが、目覚めの言葉は、そもそも、在家の人に、いかに教えと説くかという説法論なので、これに諸法無我をあてるのは不適切と考えます。諸法無我は縁起の法であり、次第説法に充てるのは無理があります。次第説法の中の、苦集滅道の部分に、法としてのふくらみを持たせるために使うのであれば、理解できますが、いきなり、次第説法を諸法無我というと、訳が解らなくなってしまうと思います。

「解脱の言葉の八正道。
諸行無常の時間縁起。諸法無我の空間縁起の横軸と縦軸がまじわる中間。
この世界は何一つ留める事の出来ない諸行無常の教えと。心のあるべき姿において、来世の行くべき世界が違う、諸法無我の世界にあり。」
この中の、「来世の行くべき世界が違う、諸法無我の世界にあり」の部分は特に難解ですが、八正道にむりやり諸法無我をねじ込んだという感はいなめないと思います。ここは理解不能です。

「自らが悟りを求めつつ、その悟りを伝道する。四弘誓願、上求菩提・下化衆生の誓いが菩薩の誓願です。仏の四法印の最後の光明荘厳です。」
無限の言葉について説明されていますが、菩薩の誓願に対して光明荘厳をあてています。しかし、光明荘厳はなんとなく、如来の雰囲気を感じますし、どうかなとは思います。
伝道経自体が光明荘厳という感じはします。詩としてはよいでしょうが、仏教理論としては、どうかなと思います。やはり、無理やり当てはめたな、という感じはします。

こうして、いろいろ考えてみますと、ほんとうに千葉優さんのおっしゃっていることは難しい。
時間縁起、空間縁起、諸法無我、こういうことをほんとうに理解されているのだろうか、ほんとうに理解されて言っているのだろうか、そう聞いて見たい気はします。
ちなみに、わたしは、これらについては、よく解りません。

わたしのように、理屈をこねている人よりは、実際に伝道されている人というのは立派に見えます。
理屈はどうあれ、千葉優さんはやはり、りっぱな方だと思っております。
Posted by まっちゃん at 2011年08月10日 17:45
ぶっちゃけ、ノータリンの私にはまっちゃんさんのお話の方がむずかしい!
難しいよー。でもこーゆー議論は大好き!(笑)
好きなだけぶつかってくれたまへ。
Posted by アマミキョアマミキョ at 2011年08月10日 17:52
まっちゃんさんありがとうございます。
まっちゃんさんのご指摘、大切に受けとめさせて頂きます。

m(_ _)m
Posted by 千葉優 at 2011年08月10日 18:14
千葉優さん、
失礼な言葉の数々、
どうかお許しください。
Posted by まっちゃん at 2011年08月11日 08:46
まっちゃんさんありがとうございます。

沢山参考になりました。

m(_ _)m
Posted by 千葉優 at 2011年08月11日 10:14
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