師匠との日々2(師匠話限定復活)
2011年07月31日
師匠の元で働いていたとき、師匠が言っていたことがありました。
いわく、「女性は寂しさから恋愛をする人が多い。でもそれは、幸福な恋愛ではない」
お客様にはそこまで言いませんでしたが、師匠は色情イコール世俗的煩悩というものに非常に厳しい方でした。
(金銭欲・名誉欲・肉欲・嫉妬・執着・身勝手な怒り・理性的でない感情・道を外れた生活など)
結婚を前提としたお付き合いはものすごく祝福してくださいますが、寂しさを埋めるための一時的な恋愛や肉欲の延長線での交際などは、スタッフにおいては厳禁でした。
ある日、師匠とお話していて、オバケの話になりました。
「アマちゃん、一番厄介なオバケはなんだと思う?」
えーと、先祖系ですか?
師匠はニッコリと笑って
「あなた自身ですよ」
え?!私ですか?どうしてですか????
「オバケはね、あなたの感情に入るんです。そして知らず知らず、人生をずらせていくんです。
だから、自分の感情のままに動いてはいけません。かならず立ち止まりなさい。
いまの自分は道を外れてはいないか。自分が正しいと思っていることは、周りも正しいと認めるものであるか。
一番の魔は、あなたの中の我(エゴ)なんですよ。」
師匠、その通りでございます。
でゆーか、なんでこの方はこんな難しい話をこんなわかりやすく言えるんだ?
それから私は、自分の荒ぶる感情を鵜呑みにせず、つねに自分の感情から一線おくこと、尊敬できる目上の方のアドバイスに則った指針で生きることをなるべくこころがけるようにしました。
それによって縁をきった人間関係や、断ち切った恋愛感情(あとで考えたら完全にただの色情や惑わし)がありましたが、それができていなかったら、そのままその道にかかわっていたら、いまの私はどうなっていたかと思うと、ものすごく恐ろしいものがあります。
感情を信じず、理性を信じること。つねに道を点検すること。
なぜかいま、思い出されます。
Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 18:02│Comments(0)
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