ぽえむん「なぜか泣きたいときに」
2011年07月01日
なぜか無性に泣きたいときがある
この胸につまるものを
すべて誰かにぶつけたくなる
くだらないあさましい自己憐憫だと
わかっている
わかっている
頭の芯まで高笑いをしたあとに
怒りにかえて拳をいためたあとに
喉が潰れるほど叫んだあとに
ああ
でも
大事な人には言えないものです
だから
銀のナイフで自分の胸をえぐりぬいて
なま暖かい心臓をこの手でつかんで
耳を澄ましてきいてみたいんです
「あなたの本音はどこですか?」
てのひらをのぞきこむと
あのときの約束が
死ぬな
前だけを見ろ と
私を諭します
てのひらに
すこしばかりの悲しみを落として
その手を合わせ
また一日を刻む
この胸につまるものを
すべて誰かにぶつけたくなる
くだらないあさましい自己憐憫だと
わかっている
わかっている
頭の芯まで高笑いをしたあとに
怒りにかえて拳をいためたあとに
喉が潰れるほど叫んだあとに
ああ
でも
大事な人には言えないものです
だから
銀のナイフで自分の胸をえぐりぬいて
なま暖かい心臓をこの手でつかんで
耳を澄ましてきいてみたいんです
「あなたの本音はどこですか?」
てのひらをのぞきこむと
あのときの約束が
死ぬな
前だけを見ろ と
私を諭します
てのひらに
すこしばかりの悲しみを落として
その手を合わせ
また一日を刻む
Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 11:23│Comments(1)
│ぽえむん
この記事へのコメント
さざなみは幾重にも流れていく
風は川上へと吹いている
川は海へと流れているのに
波が反対方向へと流れていくので
わたしは川が海へと流れていることを
忘れて川上に向かって流れていると
ひたすらに思い込んでいる
風は川上へと吹いている
川は海へと流れているのに
波が反対方向へと流れていくので
わたしは川が海へと流れていることを
忘れて川上に向かって流れていると
ひたすらに思い込んでいる
Posted by まっちゃん at 2011年07月01日 13:29
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