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ぽえむん「罪と恩を知れ」

2011年06月28日

どうせ感謝などわからないなら

愛という言葉がどうしても受け入れられないなら



自らの驕りを恥じて

頭を垂れろ



お前が泣きながら歩いた道は

名も知らぬ人が花を植えた道だ


お前がてめぇの痛みに声をふりしぼったとき

お前の母はその30年前にそれ以上の声をふりしぼったのだ



てめぇの痛みなどどうせたいしたことがないと思っていても

支えた者の痛みがはるかに重いことなどもどうせわからないのなら



口が裂けても自分が正しいなどと言うな思うな

誰かを抱く手は温かいかい

お前が誰かを抱きしめた自己満足の手は

狂ったお前を泣きながら抱きしめてくれた父親の手よりも温かいのかい

お前が自分のために下げる頭は

お前の母親がお前のために土下座した頭よりも重いのかい



お前の正しさなどドブに投げ捨てろ

どうせ愛も感謝もわからないのなら

せめて せめて この罪を背負って

報いたいと 両手を合わせて




支える痛み 想う痛み

いとおしむ想いには

親への恩に 周りへの恩に

泣きながら 手を合わせても



私のチンケな「正しさ」など

はるか及ばない






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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 17:56│Comments(2)ぽえむん
この記事へのコメント
今回の“ぽえむん”、グサッときましたよ。
おのれの心のうちに穿ちいった経験が、一度でもあれば、この詩の奥にあるモノを感じ取れると思います。
久々に「原点に還れ」といさめられた思いです。
ありがとう
Posted by ガミちゃん at 2011年06月28日 21:17
山深くなり故郷の河

青田をたたえたりあらぎの島

我城山に登りて西方を望むれば

遠方に見渡す二本松の峰

行雲世情を忘れて谷間に彷徨えば

流水絶え間なく瀬音虚心に消える

いたどりは夏を盛りと茂りて

線上の赤なるを残し飛び去るは蜻蛉か
Posted by まっちゃん at 2011年06月29日 09:01
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