ぽえむん「飲み下す」
2011年06月27日
酒を飲むと思い出す
あのときの孤独を
泣いても泣いても
胸から血のようににじみ出して
凍えるように冷たく
耐えるしかなかった孤独を
すぐ近くに暖かさがあっても
まじわれぬ孤独を
さびしいさびしいさびしいと
喉を灼いた痛みを
酒は感傷的にさせる
酒を飲むときくらいは無口でいい
孤独を耐えた私を慰めよう
感傷的な夜には
風があたたかいものだ
想いを飲み下して
まばたきさえも忘れて
あのときの孤独を
泣いても泣いても
胸から血のようににじみ出して
凍えるように冷たく
耐えるしかなかった孤独を
すぐ近くに暖かさがあっても
まじわれぬ孤独を
さびしいさびしいさびしいと
喉を灼いた痛みを
酒は感傷的にさせる
酒を飲むときくらいは無口でいい
孤独を耐えた私を慰めよう
感傷的な夜には
風があたたかいものだ
想いを飲み下して
まばたきさえも忘れて
Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 15:36│Comments(3)
│ぽえむん
この記事へのコメント
さけくれい
Posted by 風小僧 at 2011年06月27日 16:49
おはようございます。
隊長さんの書籍、受け取りました。
郵便局に取りに行ったため、遅くなりました。
改めて少しずつ読ませていただきます。
コメント欄に失礼しました。
隊長さんの書籍、受け取りました。
郵便局に取りに行ったため、遅くなりました。
改めて少しずつ読ませていただきます。
コメント欄に失礼しました。
Posted by ほうおう at 2011年06月28日 07:37
川はその手前の橋から南へと流れ、やがて、北へと大きくカーブ
を切っていた。その扇型になった小高い山の上には、木々に隠れて
視界に隠れてはいるものの、私が小学校の二年から六年までを過ご
した学校があった。流れを受け返している斜面の遥か向こうには、
ニ本松と呼ばれる尾根がそびえ、雲はその尾根から湧きい出しては
また湧き出し、まるで絶える事がないように流れていった。
敏子、再び君とその山間の町を訪ねたのは、7月の長い休みが始
まったばかりの頃だった。白い帽子のよく似合う君は、谷間から吹い
てくる風に、その長い髪をなびかせるがままにしていた。敏子、君
と過ごしたその夏が、僕達にとってどれだけかけがえのない時間だっ
たことだろうか。
を切っていた。その扇型になった小高い山の上には、木々に隠れて
視界に隠れてはいるものの、私が小学校の二年から六年までを過ご
した学校があった。流れを受け返している斜面の遥か向こうには、
ニ本松と呼ばれる尾根がそびえ、雲はその尾根から湧きい出しては
また湧き出し、まるで絶える事がないように流れていった。
敏子、再び君とその山間の町を訪ねたのは、7月の長い休みが始
まったばかりの頃だった。白い帽子のよく似合う君は、谷間から吹い
てくる風に、その長い髪をなびかせるがままにしていた。敏子、君
と過ごしたその夏が、僕達にとってどれだけかけがえのない時間だっ
たことだろうか。
Posted by まっちゃん at 2011年06月28日 09:51
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。