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特別取材:信者さんXさん(元修験僧)のお話 ある一家からの相談 

2018年02月17日



先日の記事



【ブログ読者Aさんより】ある霊障の理由 (心霊注意)追記アリ


を読まれた幸福の科学信者さん・X氏から、お電話をいただきました。

Xさんは某支部男性。元修験者。

私のブログを以前から読んでおられ、興味を持ってくださっていたとのこと。

(Xさんのご希望により、Xさんの現在の身元はすべて伏せさせていただきます。
ちなみに、所属支部の方々は、Xさんが元修験者であることは全く知らないそうです)

Xさん、この度は、非常に稀有なエピソードをお話くださり、まことにありがとうございました。

・・・・・・なんか、修験系のお話が集まってきてるんですけど・・・・・・

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル



集まる時は集まるんですね!

(*・ω・人・ω・)ネー











あまりにすごく複雑なお話だったので、合計5時間越えのお電話取材となりました。

Xさんいわく

「ほとんどの人は、霊の世界を単純なものと思い込んでいる。
野崎さんが書かれる内容を通じて、
少しでも実際の世界を知ってほしい」

Xさん、まことにありがとうございます!

(´;ω;`)












数十年前のこと。

当時Xさんは、所属する某お寺から依頼されては、相談を寄せられた檀家さん宅のお祓いなどをされていたという。

(九州だけじゃなく、全国どこでもそういうことってあるんですね!それすら知りませんでした)

ある時、2つほど県を跨いだ遠方の地域からお寺に相談が寄せられた。

どうやらその地域のお寺のお坊さんが、出家僧同士の口コミで、Xさんが所属されるお寺の霊障相談の実績を聞きつけたらしく、紹介されたとのこと。

Xさんは普段は赴かない県に招かれたことにわずかな胸騒ぎを覚えつつ●●県入りしたという。









そのお宅・・・・山田家(仮名)は、とある町外れ、◎◎村の一角にあった。畑に囲まれたのどかな風景。

山田家は祖父の世代にここ◎◎村に移住してきたという。

山田家主人
「あの畑の隅に、昔から水子塚らしきものがあったんです。
でももういいかなと思って、半年前に壊して畑を拡張したら、それから家人が病気になるわ怪我をするわで・・・・
壊してしまった水子塚が祟ってしまってるのではないかと心配になりまして・・・・・」

しかしXさんが視たところ、その石は何も宿っていない、ただの空っぽな石だった。

昔からの人には馴染みがあるかもしれないが、昔の田んぼや畑には、端の方に石積みをしてある場所も多い。

そのごく普通の石積みの一部を、この地域に元々あった水子塚ではないかと勘違いしていたらしい。

勘違いや誤解や思い込みで、偶然起きた災難を霊障のせいにする。

よくあるパターンだった。


・・・・・・と、表面的にはそう思えるだろう。


しかし。

Xさんが気になったのは、その畑のものではない、まったく別の畑の石積みのなかの一つ。

その石は、置かれてからゆうに百年は経っているであろうと思われる。

その石には、若い女性の霊が憑いていた。

若い女性霊は無表情に山田家宅を見つめている。

この女性霊の念は静かで、しかし、いつ牙を向くかもしれない妙な存在感も秘めていた。

“何故こんな石がここに・・・・?”

Xさんはそう思いながらも、山田家の家祓いを終了した。








数日後。

「あれからまたケガ人が出ました!どうなってるんでしょうか?」

山田家から再びお寺に電話がきた。

通常、家祓いしたあとの、まったくの偶然の事故や怪我を、勝手に脳内で結びつけて「まだ霊がいる!」と憶測で騒ぐ人は珍しくない。

でもXさんはその連絡の背後に、複数の霊の存在をたしかに直感で感じた。

普通の霊能者は感じないかもしれないわずかな気配・・・・・・・・

しかしXさんの長年の経験での研ぎ澄まされた嗅覚は、そのわずかな気配を逃さなかった。

家祓いでは祓えなかった霊が出てきたのだ。


“でも何故?”

“自分は何を見落とした?”


Xさんは向かう道中で、はじめに感じた胸騒ぎが間違っていなかったことを確かめていた。

それからXさんは、計1年近くにわたり、山田家に通い続けることになる。






「・・・・・正体は何だったんですか?」

Xさん
「たくさんの関係者(霊)の意識です。それがとても複雑に入り組んでいました」


「水子塚もどきは関係なかったけど、結果的に偶然、その時期に霊障が発動したということですか?」

Xさん
「いえ、正確には、ずっと前から山田家はご家族の病気や怪我や不幸不運が続いていたんです。
霊障はとっくに起きていたんです。
ただそれを偶然のこととして気付かなかっただけでした
水子塚を壊したという勘違いがなければ、気づくのはもっと遅れていたのかもしれません。
その点では山田家にとってその勘違いは幸運でした。
もしかしたら、その勘違い自体、山田家のご先祖達が導いたものかもしれませんけどね」


「その複雑な霊的状況を、どうやって解いて行ったのですか?」

Xさん
「難しいの案件の場合、霊の方はまずこちらを信用していませんので、
霊能者が来たら祓われたフリをして気配を隠しています。
ですからこの時点で普通の霊能者は、気配が無くなったから祓えたと勘違いするんです。
しかしここで騙されては元も子もありません。しばらくしたらまた繰り返します。
いや、むしろ「あんな邪魔なヤツを寄越しやがって!ふざけるな!」と、もっとご家族への霊障がひどくなる場合もある。
だからこの件では、時間をかけて少しずつアプローチしていきました」


「具体的には?」

Xさん
「最終的には、大勢でそれぞれがワーワー必死に自分の言い分を叫んでいる霊達を、
一体ずつ降霊して、少しずつ言い分を聞き出していきました。
それぞれが、藁にもすがる思いで全力でくる霊達、
計十数体の、山田家に関わる霊達から、時間をかけてそれぞれの言い分と背景を聞き出していきました。
当会で言うところの霊言現象です。
私は行者ですからその作法は心得ておりました」


「うひゃ~!!!!」

Xさん
「霊査において下手な推測や憶測は絶対に入れてはいけません。
あくまで事実のみを結びつけていきます。
霊であっても人間ですから、自分の言い分を優先します。
だから、霊が語ることが100%の事実とは限らないのです。
生前の意識は大体そのままになってることが多いですから、
誤解もありますし、被害妄想もありますし、中には自分の保身で嘘をつく霊だっている。
「それは嘘ですよね?悪かったのはあなたの方ですよね?」と指摘したら消える(逃げる)霊も普通にいます。
だから、いろんな霊の語る本人主観の断片情報から、
事実が重なる部分のみを根気強く拾い集め、
さらに、過去の出来事を実際に調べて整合性をとる作業が必要なんです」


「・・・・・と、途方もない作業ですね・・・・」

Xさん
「それが霊査です。根拠のない情報にはなるべく裏取りをしていく。その作業がなければ成り立ちません」


「だから霊能者と呼ばれる方々は、土地の問題の時には霊査と同時並行して必ず土地の歴史を調べるのですね」

Xさん
「ええ。それは裏取り作業なんです。大体は霊査で見えていても、それを鵜呑みにしていてはどこで騙されるか分かりませんから」






このような途方もない作業をしていくにつれ、

やがて山田家に関わる霊障の背景の、その全貌が見えてきた。

それは壮絶なものだったという。







時代は明治初期にまで遡る。

◎◎村の前身・△△村において、村全体を揺るがす悲惨な事件が起きた。

鈴木家(仮名)の長男が発狂し、村人を老若男女問わず4人惨殺したのだ。

殺されたのは

小林家長女(50歳・仮名)
松本家次男(37歳・仮名)
加藤家長男(22歳・仮名)
田村家長女(17歳・仮名)

すぐに鈴木家長男は捕縛され、死刑判決が下った。数年後、長男は処刑台の露となったという。

しかし、無差別に何の罪もない4人を殺された家族を中心とする村人達の怒りは消えない。

村人達は鈴木家長男の残された両親に凄まじい村八分を加えた。

あまりの迫害に耐えかね、鈴木家の両親マタゾウ(仮名)とヨネ(仮名)は、とうとう村外れの森で並んで縊死した。

隣県に奉公に出ていた鈴木家の、ただ1人残された長女イネ(仮名)は、当時12歳。両親が死んだという事のみを知らされたという。

兄がしでかした大変悲惨な連続殺人事件も、両親が自死であったことも知らされなかったらしい。

兄はどこに行ったのか、両親はどうして死ななければならなかったのか、それも知る術もないまま、鈴木イネは孤児となった。

その後、身寄りのなくなった鈴木イネは縁あって小作農・山田次郎(仮名)と結婚。

長男山田タケシ(仮名)長女山田イク(仮名)の一男一女に恵まれたという。







しかし悲劇はここで終わらなかった。







ある日、山田(旧姓・鈴木)イネが無残に殺されているのが発見された。

まだ幼い子供たちを残して逝くのはさぞかし無念であったろうと町の人々は悲しんだ。

まもなくして犯人が捕らえられた。

その犯人はなんと、鈴木家長男によって殺された4人のうちの一人、田村家長女(一人娘・享年17歳)の老いた両親だった。

鈴木家長男によって惨殺された一人娘の復讐にと、鈴木家の生き残りの長女をわざわざ十数年かけて探し出し、殺めたのだ。

田村家両親はその後素直に捕縛され収監。2人ともすでに高齢だったため、その数年後、獄中で相次いで病死した。

幼い兄妹には、母が殺された事実のみが伝えられ、父の元で大変な苦労をして育ったという。

やがて兄・山田タケシは家庭を持ち、そのタケシの一族はやがてささやかな財と共に静かな村に転居した。

転居した先の村は、なんの因果であろうか、かつて△△村であった、現在◎◎村。

その山田タケシの孫にあたるのが、今回の相談者だった。






「凄まじいですね・・・・・言葉がないです・・・・」

Xさん
「驚くべきことはまだありました。
最初に私が気になった、女性霊の憑いていた石、覚えていますか?」


「はい」

Xさん
「なんとあの石の女性霊こそ、最初に鈴木家長男に殺された4人のうちの一人、田村家の17歳の一人娘だったんです」


「えええええええええええええええええ!!!!!!
なんでですか?!」

Xさん
「どういう理由でかは分かりませんが、一人娘を殺された田村家の老いた両親は、
△△村で、毎日、あの石に娘の鎮魂と復讐を祈っていたようです。
そのせいで、娘さんのお墓にではなく、あの石に娘さんの荒御魂が憑いてしまったようですね。
そして、その石がある畑を、数世代後に、
加害者側の鈴木家の末裔でもあり、田村家両親によって母を殺された山田家の末裔である山田さん一家が、
何も知らないまま買い取った。
本当に、事実というものは、小説よりもはるかに奇妙奇怪なものなんですよ」


「・・・・・・言葉がないですね・・・・」

Xさん
「どうしてそのことがなかなか分からなかったかといいますと、
実はその△△村は、鈴木家両親が縊死したあと、しばらくしてから、一度災害と疫病によって村自体が絶えています。
一度廃村になったので、村名がその後◎◎村に変わっているんです。
だから、そのあと◎◎村に移住した人たちには、かつての△△村であった出来事がほとんど分からなかったんです」


「もしやそれも・・・?」

Xさん
「はい。
どうもそれには、村八分にされて縊死した鈴木家の両親の深い恨みが関係していますね。
それに、鈴木家に殺された田村家の一人娘・・・石に憑いた霊ですね。その両方の作用で、村が絶えたようです。
他にも色々なものが重なってはいましたが、
直接的な要因は、長男がした無差別殺人が原因であったとはいえ、ひどい村八分にされ死に追いやられた鈴木家両親の、
村自体への深い恨みだったようです」


「被害者霊と加害者縁者霊がその時だけ共通の目的のために力を合わせるってことがあるんですか!」

Xさん
「なんと説明したらいいのか分かりませんが、立場が全く違う霊の、望んだ結果が同じということはそんなに珍しいことではありません」


「あの・・・・縊死した鈴木家両親はどうなったんでしょうか?」

Xさん
「村を絶やしたあと気が済んだみたいですね。静かになっていました」


「・・・・・・絶句です・・・・・・」









1年近く、2県を跨いで山田家へ通い続けたXさん。

かなりの時間をかけて、山田家にかかる霊障に関係する、すべての霊の言い分を聞いていった。



鈴木家長男によって殺された、石に憑く田村家一人娘の深い悲しみ。

鈴木家長男によって殺されたその他三人の霊の悲しみと恨み。

自分達を死においやるまでの激しい迫害を加えた村を恨み、村を絶やすまでに村を呪った鈴木家両親の霊。

突然殺された鈴木家長女・山田イネの霊の悲しみ。

溺愛していた一人娘を殺され、鈴木家への恨みで鈴木家唯一の生き残りである山田イネを十数年かけて探し出し、惨殺した田村家両親の深い悲しみと憎しみ。

突然母・妻を殺された山田家のそれぞれの当事者達の悲しみとその後の苦しみ。

そして、すべての元凶である、4人を惨殺し死刑になった後もなお、△△村=◎◎村と山田家に厄災を振りまきつづけた、憎しみと恨みの塊となった鈴木家長男の怨霊。




Xさんはすべての霊の言い分からある程度霊査をしたあと、村の歴史をある程度調べあげ、事件の全貌を掴み、

その後一人ずつ、それぞれの霊の言い分や性質に合わせて、鎮魂供養をしていったという。

(あまりに細かい作業になるのでこれも途方もない)

石に憑いていた田村家の一人娘の霊は、やや怨霊になりかけていたものの、その後神仏からの導きもあり成仏できたとのこと。

すべての元凶となった鈴木家長男の、邪悪としか表現できない禍々しい怨霊は、

Xさんはあまり深く語られなかったが、言葉少なに『神仏の力を借りて地獄に封じた』という。










「本当に怖いお話ですね・・・・」

Xさん
「このお話の本当の怖さは、
実はこの話はこれで完結していないということです」


「!?工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!?」

Xさん
「私の霊査で遡れたのは明治期まででしたが、
どうも・・・・おそらく・・・・・・
もっと昔から似たような出来事が繰り返されている・・・・・
そんな気がしてなりませんでした。
鈴木家と△△村、鈴木家と田村家の関係のように、
憎しみと恨みと復讐の連鎖をその地域で繰り返している。
それを意図している黒幕が誰なのか、どんな背景なのかまでは視えませんでした。
しかし確実に言えることは、
〈相当昔から、似たような状況が繰り返されている〉
ということです」


「((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」

Xさん
「そしてもう一つ。
私が鎮めることができたのは、
『田村家両親に殺された山田(旧姓鈴木)イネの長男・山田タケシの一族の家のみ』
ということです。
因縁でいけば、ほぼ確実に山田タケシの妹である
『殺された山田(旧姓鈴木)イネの長女・山田イクの一族』
にも何らかの霊障が及んでいると思われます。
でも、、
『殺された山田(旧姓鈴木)イネの長女山田イク』のその後の消息がどうしても掴めませんでした。
おそらくどこかで家庭を持っていると思われますが・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・」

Xさん
「私は◎◎村の山田家のみなさんに、最後に
「もしも親戚縁者でその後も障りが起きたら遠慮なく寺まで連絡をください」
と言い残しましたが、
その後の連絡はないので、おそらくはすべて鎮まったのだと思います。
ただ、山田イクの一族の方々のことが気がかりですね。
私はそこまで想定して動かねばならない世界の人間でしたから・・・・・」


「・・・・もう・・・・なんと申してよいやらです・・・・・・」

Xさん
「ですから、私がお伝えしたいのは、
霊であっても生きてる人間であっても、
入り組んだ人間模様は本当に複雑になるということです。
だから、お経唱えたらそれで終わりなんてものは表面上の不成仏霊に過ぎません。
時間を経れば経るほどに、問題は絡み合い、それぞれの主観が交差し合う。
霊の世界は単純ではありません。
それは人間の心だからです。
だから、愛と理解が大切だし、
自分の我を張らずに譲り合う心が大事だと思うのです。
素直で、人の話をよく聞いて、譲り合える人は、絶対に怨霊にはなりません。
どんなにひどい目にあっても、どこかで供養と共にスムーズに成仏してくれます。
人の意見を聞かずに自分の我や主張を通したがる人が、死んだあと不成仏霊になって家族や親族や地域に迷惑をかけ続けているんです。
もちろん本人は自分の性格や言い分が、結果的に周りに霊障を与えているなんて自覚していませんけどね。
だから、その事実を野崎さんのブログを読んでいる皆さんに知っていただきたくて、このお話をさせていただきました。
大変長い話を聞いていただき、ありがとうございました」


「いえ、こちらこそです!!!」










Xさん、この度は本当にありがとうございました。

どんな心霊本にも載っていない、

生々しい、本物のお話でした。

このお話を通じて、

一人でも多くの方が、霊的世界にこそ大切な、正しい生き方に目覚めることができますように。

感謝・合掌。












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