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米軍と自衛隊 相互運用能力高めよ(転載)

2012年08月18日

第3次「アーミテージ報告書」               産経新聞


【ワシントン=佐々木類】

アーミテージ元米国務副長官ら超党派の外交・安全保障専門家グループは15日、日米同盟に関する 新たな報告書を発表した。

中国の台頭などをふまえ、日本は一流国家であり続けたいのか、二流国家で満足するのか、「重大な転機」にあると評した。

また、自 衛隊による将来の集団的自衛権 行使容認を念頭に、米軍との共同対処を含めた日本の新たな役割の検討と任務の見直しを求めている。

 今回の報告は、2000年と07年に続く第3弾。来年1月に発足する米新政権が民主、共和両党のどちらになろうと、日米同盟に関する一貫した政策の遂行を求める目的でまとめられた。

 報告は序論で、日米両国は、中国の台頭と、そのパートナーで核武装した北朝鮮の脅威に直面しているとの認識を表明した。

 また、日韓の緊張緩和のために米国 として外交努力をすべきだとした上で、日本に対しても韓国 との歴史問題に向き合うよう求めるなど、日米韓の関係強化が不可欠だとしている。

 「新たな同盟戦略」という項目では、日本列島と台湾 、フィリピン を結ぶ第1列島線を越え、米空母打撃群の「接近阻止・領域拒否(A2AD)」戦略を進める中国 海軍に対し、

米軍の「統合エアシーバトル(空海戦闘、ASB)」と自衛隊の「動的防衛力」構想で対抗すべきだとした。

特に日本は、近隣諸国から差し迫った脅威を受けており、尖閣諸島を事実上の「核心的利益」と位置付け、海軍を増強している中国軍との偶発的な衝突に備え、米軍と自衛隊の相互運用能力を高めるべきだと強調した。

 また、原油の多くを中東に依存する日本はアラビア海の海賊対策を続け、シーレーン防衛と南シナ海での航行の自由の確保を目指すべきだと強調した。

 東日本大震災後の“トモダチ作戦”では共同作戦が奏功したが、日本は依然として有事に集団的自衛権 を行使できず、共同対処の大きな障害となっているとした。

 米軍普天間飛行場 (沖縄県宜野湾市)移設問題では、時間と政治エネルギーを浪費したと指摘。過去にとらわれず、将来の安全保障を考えることで打開策を見つけるべきだとした。

 報告には、アーミテージ氏やナイ元国防次官補、グリーン元国家安全保障会議 (NSC )アジア上級部長らが参加した。

 ■アーミテージ報告書要旨
 日米同盟に関する報告書の要旨は次の通り。

・日本は一流国家であり続けたいのか、二流国家で満足するのか決断を迫られており、重大な転機にある。

・原子力発電 の再開は日本にとって正しく責任ある一歩。

・地域の安定と繁栄には日米韓の強い同盟関係が重要。日本は韓国 との歴史問題に正面から取り組むべきだ。

・日米は中国の台頭に対応する能力と政策をつくり上げる必要がある。中国 が力をどう行使するかが不明確で、懸念が増大している。

・日本は自国防衛に加えて責任を拡大し、米国 とともに地域の緊急事態に対応すべきだ。

・日米は米軍普天間飛行場 問題に時間と政治力を費やし過ぎた。

(ワシントン 共同)









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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 13:44│Comments(1)政治
この記事へのコメント
中国は、中原に鹿を追う伝統的な覇者の国。
だから、中国人に覇権主義は避けられない。
力を示したものが覇者となる。
漢民族が、東夷 (とうい)・西戎 (せいじゅう)・南蛮 (なんばん)・北狄 (ほくてき)に対して種々の要求をする。
議論を好まない。覇者はただその力を示す。
口実は、その後からついてくる。

中国語には、時制がない。
中国人は、現実しか語らない。
聖人と呼ばれる孔子でさえそうであった。
宗教の内容など、彼らにとってどうでもよいことである。宗教は、何でもあり・何でもなしである。
自分の都合が悪くなれば、覇者は書を燃やし儒者を坑する(儒者を生き埋めにする)。
このやりかたは、今日に至るまで変わることがない。

力は正義である。(Might is right).
自分の考えている「あるべき姿」の内容を相手に穏やかに話し、手には棍棒を持っているのが上策である。さすれば、正義は我が方に来る。
日本の武士の子孫は、余念のない刀の手入れを怠っているのではないか。
力不足であっては、実効支配もままならない。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812
Posted by noga at 2012年08月19日 13:44
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