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奄美のお盆のオカルト話

2010年08月25日

昨日は送り盆でしたね。

親戚のおじさんや知人のおじさんたちと、オカルトな話題で盛り上がりました。

Iおじさん「○○の○○でケンムンみたど!仕事がおして、夜に荷物置き場にいったら、子供みたいな背丈のヤツが三人くらいワイワイ遊んでるわけ!真っ暗でよくみえんかったのがよかったのか、そこら辺の子供かいっち思って怒鳴りつけたら、あわててザザザザ~ッち三人とも近くの竹の上にのぼっていくがな!その瞬間にもうダッシュで逃げたど!次の日はそこら辺一体に塩まけるだけまいたよ!(笑)」

このIおじさんは霊は一切信じないのにケンムンは信じるというとても不思議な人である。(笑)

実証主義者というか、自分が体験したもの以外は一切信じない。ただし、神道(カミミチ)などのまつりごとの禁忌は決しておろそかにしない。

このIおじさんは30年以上前、古仁屋にいく手前で「ミンキラウヮ」(首無し豚)に遭遇したこともある。(笑)

夜どうしても徒歩で古仁屋にいかねばならず、地元の人が止めるのもきかずに古仁屋にむかったという。

神社の鳥居のあるところで「犬?みたいなのがたくさん足下にまとわりついてきた」

本人は大の犬嫌いだったので見もせずに蹴飛ばしながら(よくきいたらそれはそれでひどい)歩いたが、あまりにまとわりついてくるのでよく見たら「首の無い子豚だった」という。

あとは猛ダッシュでひたすら蹴飛ばしながらすすんで、峠をこえたら消えたらしい。

「よかったですね~。そいつに股くぐられたらよくて高熱、最悪死んでましたよ」

と私が言ったら絶句してたな、昔(笑)

古仁屋についたら旅館の人が「あんたあそこを通ってきたの!」とビックリしてたらしい(笑)

もう30年以上の話だ。もう時効でしょ?(笑)

私は隊長に「キミには男性の奄美の神様がいる。それはお母さんびきだろう」と言われた話、Y先輩が「うちの裏山で山いっぱいのデカい顔をした山神さまを見た話」を披露。

さすがIおじさん、山神さまがお母さんびきと言われたいう話のときにすかさず

「キミのお母さんのお祖父ちゃんはできた樵だったからな。だぶん山神様の加護が強いんだろう」

で、言わんでもいいのに

「キミの今住んでるところはかなり土地的に古いからな。良くも悪くもたくさんいると思うぞ。たぶんそのデカい顔の山神様がそこら一帯を治めてるんだろう」

Iおじさん、あんた本当に霊を信じてないんかい!(笑)

あー霊感なくてよかったー (  ゚Д゚)


それにのっかって母ちゃんが「大工道具に足を向けて昼寝してしまい、山の神様に叱られた話」と「樵だった祖父も山小屋で山神様を見た」話、祖父と畑仕事にいったときにケンムンの足跡を見た話を披露。

しかし今回はいい収穫ができた。○○の○○はケンムンがでやすい・・・と。ふーん。

そのあとなぜか話が「ずいぶん昔、工事現場から人骨がでてきた話」になる。

知人のおじさんがある町の個人宅の土地の整備で機械で現場を掘り返したら、掘り返した土のなかからしゃれこうべが見えたらしい。

すぐに当時の現場責任者だったIおじさんを呼ぶと、Iおじさんは骨をすべて集めさせ、すぐ土地の主と共にユタの元にいき供養してもらい、数時間で工事続行(笑)

「・・・あのー、それ、かぎりなく犯罪のニオイがしません?」

「いや、そーゆーのはめずらしくないよ。○○町の○○も昔墓地だったからあそこ掘り返したらすぐ骨でてくるしね。ほら、今公園になってるだろ?あそこ。」

「いや・・・墓地とそこはまた違うような・・・」

「ま、詳しいことはあまり詮索せんことだよ。ボクはそういう経験はめずらしくないんだ。○○町の○○だってよーく見たら、あちこちに人骨がころがってるよ。素人は人骨だとわからなかもしれないけどね。」

「へー!何回もいってますが気付きませんでした!」

「○○町は多いんだよ。たぶん、昔はやり病かなんかあったんだろうね。工事でなんでもない土もりをほりかえしたら人骨がごろごろでてきたことも数回じゃきかない。だから人骨にかまってるときりがないんだよ。土地の人にきいてもわからない。ほとんどは子孫にうち捨てられてたか、時代がかわると墓の場所さえわからなくなっちゃったのかもなぁ~」

「うーむ。」

一番のオカルト話はたぶん「仕事場で人骨がでてきても眉1つ動かさないIおじさんの肝の太さ」だと思います。(笑)

Iおじさん、半年ぶりに会って開口一番「あげー!あんた太りすぎじゃが!歩け!やせろ!」と言ったあなたの言葉を私は忘れません。

むきー。 (笑)





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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 20:28│Comments(5)奄美スピリチュアル・オカルトエピソード
この記事へのコメント
やっぱり自然が濃いところだから、神様や妖怪の類はいるのが当たり前なんですね。
ご先祖供養をしっかりされていると人間の霊がうろうろしてるなんて信じないのかもしれませんw
TVでみた岩手の遠野の方々がそんな感じでした。
農家をやっている伯父も年中行事は大事にしています。
神棚へのお参りも欠かさなかったし、お仏壇に手を合わせるのも当たり前だったし、
早く亡くなったので推測ですがおじいちゃんもきっと信心深かったんでしょうね。
井戸とかもあったし(もう使っていませんが)、小さな祠も3つくらいあっておばあちゃんがお世話をしてた記憶があるのですが、
いかんせんちゃんと覚えてないんですよね;
だれかがちゃんと引き継ぐんだったなあと思っています;
Posted by もーむ at 2010年08月26日 02:21
>もーむさん
やはり「継承されてきたもの」には意味があるんだと思います。
きちんと引き継ぐことは時代の節目として難しい部分もあるでしょうが、せめてそういった「目に見えないものへの敬意」を、大事にしていきたいですね。
Posted by アマミキョアマミキョ at 2010年08月27日 01:30
>アマミキヨさん

よくブログを拝見させていただいています。思うところがあって名前を変えてコメントさせていただきます。というか質問なのですが…

昨年私の「交際相手の近い親戚」がなくなりました。自殺でした。
今年が初盆で、送り盆の日の夜、どういうわけか私の枕元にその親戚の霊がたっていました。何かをいいたそうに私を見つめていたので「どうかしましたか?なんですか?」と話しかけたのですが何もこたえてもらえませんでした。

この話はまだ交際相手にはしていません。なんとなくしないほうがいいような気がしたのです。

そのまま朝になったのでただの夢だろうとは思いますが、現在も少し気になっています。霊はしゃべれないんですかね?私に言うか言うまいか迷っているような表情にも見えました。ブログを読む限り、アマミキヨさんは霊などに詳しそうな感じがしました。

こういった話をどこかで聞いたことはありますか?
変な質問ですいません。
アマミキヨさんが暇なときにでもコメントをいただけるとありがたいです。
Posted by ご質問よろしいでしょうか at 2010年08月29日 14:32
>ご質問よろしいでしょうか さん
いただいた情報から考察すると、
方法は3つあります。

1、しばらく様子を見てみる
2、「私には何もできません」と拒みつづける
3、故人仏壇やお墓などに「この前あなたの姿を見ましたが、お声を聴くことができませんでした。何か言いたいのでしたらどうか教えてください」とこちらからアクションをおこしてみる

以上は隊長とやりとりしての総合的意見です。

もしかすると、これはあくまで憶測ですが、あなた様の交際相手の方は自殺されたご親戚と自殺前になんらかの関わりがあるのではないでしょうか。

お役に立てましたら幸いです。
Posted by アマミキョアマミキョ at 2010年08月30日 15:33
アマミキヨさん

わざわざありがとうございました。
③を実行してみます。

特定されたくないので、詳しく申し上げられずすいません。交際相手と亡くなった方は2等親以内の近い間がらです。毎日会っていたとは思います。
どうもありがとうございました
Posted by ご質問よろしいでしょうか at 2010年08月30日 16:53
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