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奄美への個人的雑感

2010年09月30日

はいはい、ウゼー自分がたりですっちゃ。
(・∀・)












私は奄美大島で生まれ育った。

奄美の歴史を知り、鹿児島を憎み、沖縄を恨んだ。

奄美への激しい郷土愛は、愛する存在を傷付けた対象への負の感情を燃え上がらせた。

失われた歴史を探し続け、奄美を蹂躙した者たちをいつか同じように食い殺してやると誓った。

思春期の多感な時期。目をつぶると、あちこちから悲鳴が聞こえた。・・・たすけて。たすけて。たすけて。

奄美に吹く風は、悲しみを封じた古びた墓碑の上に吹く風と同じようにみえた。






数年前のある日。

沖縄出身の宗派の職員さんがきてくださった。

その方は霊感があったらしく、ホテルに泊まった翌日、目を腫らしていた。

「・・・・一晩中、あちこちから助けを求める声がするんです・・・・」

彼の表情は、ずっと固いままだった。





師匠がきてくださったときも、同じ事を言っていた。

師匠は涙をためながら言われた。

「アマちゃん、奄美をかならず伝道しなさい。

あちこちから、助けを求める声がするの。夜になると、ずっと・・・・・。

仏の光にすがりたくて、集まってくるのよ。

奄美は一度文化が滅んでいる。過去になにがあったの?

迷っている魂たちを救うには、生きている人たちに正しい生き方を広める以外にないのですよ」







師匠は夢を見たという。

古代の白い着物?のような装束をつけた師匠が、大きくなり、奄美大島を抱えてだきあげる夢だったという。

奄美の最高位の神は女神だと伝えると、納得しておられた。

「あれが奄美の女神様の想いなのね・・・・」

と、こぼしておられた。






最近、隊長と子房さんに過去世を見ていただいた。

やはり、過去世は、奄美を蹂躙した側だった。

薩摩の侍。たぶん大島奉行かその側近。

奄美に妾をもっていたという。


私は虐げた側の為政者だった。





なんという因果だろうか?

奄美を愛した私が、憎み恨んだ対象は、過去の私だったとは。



いや、過去の私のしてきたことの償いが、

まさしく因果として今の私になったのだ。


虐げられた者の痛みをリアルに知り、過去の自分の知らなかった痛みを知る。

虐げられた者の怒り憎しみは、まさしく過去の自分への戒めになり罰になる。

ここには書かないが、面白いことに、

実家の因果もまさしくそうなのだ。




カルマというものはどうやら確実にあるらしい。

カルマという大げさな言葉じゃなくても、「因縁果報」でもいい。

隊長がいった言葉が忘れられない。


「沖縄の今の苦しみも、奄美の過去の虐げられた苦しみも、すべては因果だ。

それを忘れちゃいけない。」





この世界というものは、かならずどこかでつながっている。

自分のしたことは、かならず自分に還る。

だからもう、誰かを恨むのはやめよう。

その原因は、私にあったのかもしれないのだから。




鹿児島への恨みは捨てた。神道の神々は薩摩も奄美も同じく愛しているからだ。

沖縄へのわだかまりも、もうすぐなくなるかもしれない。

琉球の女神アマミコ(アマミキョ)は、きっと奄美も沖縄も等しく愛しているだろう。



大いなる愛によって、時空をこえた因縁果報を照らし、真実を知り、

自分の分を知り、自分もその愛と共に生きたい。




私が許せないのは、本当は私自身なのだろう。



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Posted by アマミちゃん(野崎りの) at 18:23│Comments(8)自分がたり
この記事へのコメント
こんばんは。

以前ね、他人を愛するのと同じように
(試しに)自分も愛してみようと
(ふと思って)やってみました。

とても温かくて涙が出ました。

一度、アマミキョさんもやってみて。
愛ってこんなにすごいんだって思うよ。
Posted by 怜 at 2010年09月30日 19:07
自分を許せなくなっていると感じた時は、

「主が私を愛してくださるように、私も自分自身を愛します」と心の中で静かに念じるようにしています。
Posted by ピアニスト健太郎 at 2010年09月30日 19:31
何も分からないで言っていい事じゃないかもしれません。
過去世を知る機会を得たのは、きっとそれを知る事に意味があるから。
凹むのはすごく分かるけど、今ご自分を責めてもどうにもならないことだと思います。
過去世の自分を、過去の自分を許すというのは、
過去を受け入れて、同じことを繰り返さないことだったり、
今のご自分と過去世のご自分とのギャップをどう埋めて行くかなんじゃないのかな。
日々生きていく上で失敗だらけの私が言う事じゃないけど;
責めるのと反省するのは、似てるようで違う事だと思います。

奄美の神様達はアマミキョさんを愛してる。愛してるよ。
Posted by もーむ at 2010年09月30日 20:17
自分の過去世の過ちが分かって良かったね

これも アマミキョさんの徳の部分なんやろね
(^_^)




しかし、最近 毎日のように聞く殺人事件

そのニュースを聞く度に その人達の死後の世界や未来世に起こるだろう悲劇を思うと やるせない気持ちに襲われるのと 今世も正しい信仰に たどり着けて良かったなって思いにかられます


俺達が小さい頃は 殺人事件ってホントに大事件だったのに 今は毎日のようにあることが恐ろしいよね


それどころか 親が子供を殺したり 子供が親を殺したりする親族殺人の多いことにビックリする


ホントの信仰があって 肉の目に見えない広大無辺な世界のことを知って 何度もあの世とこの世を転生していることを知り カルマの法則を知れば絶対に殺人や自殺なんて恐ろしくて出来ないんだけどね


信仰って メッチャメチャ素晴らしいのに、美しくて カッコイイのに ホントの信仰を知らないからなんだろうなぁ

人から聞いたイメージや自分で作ってるイメージが オドロオドロしくて 怖かったり かっこ悪かったりするんやろなぁ


人間の肉の目に見える世界って小さいよ

モンシロ蝶は人間の見えない紫外線が見えるんだって


人間の耳に聞こえる世界しか信じられない?

犬は人間の聞こえない犬笛の周波数が聞こえるよ


人間の鼻に嗅げる匂いしか信じられない?

ウナギは人間の嗅覚の6千倍の世界に住んでるんだってさ


人の見えない世界が見える人もいるんだよ
Posted by 宮崎 県太郎 at 2010年10月01日 22:23
>2010年09月30日 19:07
>怜さん
ありがとうございます。
自分へ愛を向ける。
精舎研修ではたまにできるんですけどね(笑)
Posted by アマミキョ at 2010年10月02日 12:00
>2010年09月30日 19:31
>ピアニスト健太郎さん
主は私を愛してくださってますね。
そうなんですよね。
Posted by アマミキョ at 2010年10月02日 12:33
>2010年09月30日 20:17
>もーむさん
ありがとうございます。
責めることは、本当は真実と向き合うことから逃げてるんですよね。
奄美の神様、ありがたうー!
(;_;)/
Posted by アマミキョ at 2010年10月02日 12:34
>2010年10月01日 22:23
>宮崎 県太郎さん
はい、わかって良かったと思います。
過去世を知るとあの世と来世がいかに公平であるか、それを知らないことがいかに恐ろしいことか、よくわかります。

これを伝えたいですね。真実の世界を。
Posted by アマミキョ at 2010年10月02日 12:39
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